メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

ディーン・フジオカさん@徹子の部屋

2016-09-09 14:49:42 | テレビ・動画配信
ディーン・フジオカさん@徹子の部屋

【ブログ内関連記事】
プレミアムトーク ディーン・フジオカ@あさイチ
ディーン・フジオカ@スタジオパークからこんにちは
(けっこー話がダブるんじゃないかなあ・・・


登場からこれ以上ない爽やか笑顔
 

●経歴

テ「あら、可愛い」

福島出身 千葉の高校卒業後、アメリカ・シアトルの大学に留学 父の仕事の影響でIT関係に就職
将来はアメリカで会社を作りたいと思っていたが・・・

途中であれですけど、これ、何してるところですか?w


D「引越しで荷解きしているところですね」

9.11の影響でビザを取得できず、これからはアジアの時代だとバックパッカーとしてアジアの国々を巡る旅に出た
香港のクラブでファッション雑誌の編集者にモデルをやってみないかと誘われた



テ「いきなりモデルをやってみないかと言われた時どうでした?」
D「ビックリした 自分の中で考えたことがなかったので、逆に飛び込んじゃおうかなという感じで
  バックパッカーやってるとお金がどんどんなくなるので、生活資金を稼ぐつもりでやってみようと」

CM、映画につながり、活動の場を台湾に移し、ドラマや映画のオファーが次々ときて俳優として大活躍
インドネシアで音楽活動もスタート

 



D「音楽大好きです」

日本でのデビューは2012年の映画『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』で監督・主演をした
人気に火がついたのは去年の朝ドラ「あさが来た」の時



ちなみに、私生活は、みなさんちょっとガッカリなさるかもしれないですけど(w)
2012年に結婚し、男女の双子のパパ


テ「最初の留学の理由は花粉症だったって」
D「すごく酷くて、おクスリもほとんど効かないくらい重症で、花粉症にならない所に行くしかないなと思って」

テ「ディーンて名前は、留学の時の?」
D「ホストファーザーから移民ネームみたいに頂いて、学生の時は自分から意識して使ってなかったけれども、
  香港でキャリアを始めてから、外国人が競争していく中で名前を覚えてもらえるかどうかは大きな違いなので
  ユニヴァーサルな名前を率先して使うようになって、早15年になります」

テ「香港でラップをやったら、みんな感動したとか」

D「感動したかどうかは分からないですけどw、誰でもセッションで入っていい日だったので、
  当時ヒップホップがすごく好きで、自分で歌詞を書いたりしていたので
  その時は英語とちょっと日本語もあったかな」

テ「あなた、中国語もお出来になる?」
D「父親が中国の生まれで、インドネシア語は生活に困らない程度」

テ「ラップをちょっと今ここでやっていただけないってゆったらお困り?」(出た、徹子さんのムチャぶりw
「じゃあ、ビートボックスをやっていただいてもいいですか?」(まさかのムチャぶり返し!ww



やっぱりプスプスゆっちゃう徹子さんには、手拍子をしてもらって、「ダダダダダン」て何だろう?ww
英語で歌ってた

D「自分でCDつくって出してて、そのうちの1曲のラップの部分」(さすがに即興はムリか
テ「全然できなくてごめんなさい」
D「練習付き合います」

(CM明け

テ「バックパッカーの時は何カ国ぐらいお歩きになったの?」
「いろんな所行きましたね アジアだけで韓国、北朝鮮もちょっとだけ入って、中国、チベット、
  ベトナム、カンボジア、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシアとかそんな感じですかね」
(そんなに!?

テ「印象に残っている国ってあります?」
D「その国ごとにいい部分と、あまり自分が馴染めなかった部分と両方あるけれども、
  自分の妻の出身のインドネシアのジャカルタで過ごした日々は、今の自分にとって大きな変化というか・・・」

テ「奥様にお会いになったのはその時?」
D「妻とは台湾で 台北で出会いまして」

テ「朝ドラで五代さんをお演りになった時どうでした?」

D「お恥ずかしい話、五代さんを知らなかった 調べ始めて、知るほど感動的な生き方をした人だと分かった
  まだ日本が外に開いていない時代に、名前を変えて、密航って形で海外に行って(考えると生い立ち似てるね

  自分のコミュニティに少しでも何か持ち帰ろうと命を賭けて、船で何ヶ月もかけて、
  向こうに行ってもパスポートもないから、命の保障もない中でいろんなものを掴みとって帰ってきて

  今回、五代さんを演ることで歴史のことを学ぶことが出来たんですけど、
  明治時代って、それまでの体制を壊そうとした人はたくさんいたけど、
  その後、どういうものを作るのかって具体的なイメージを持っていた方ってそんなにいなかったと思う

  しっかりしたビジョンを持っていたんだな

  自分が今自由に旅行できるのも五代さんみたいな日本民族の先輩がいたから
  自分はこの権利を享受させてもらえてるって胸ふるえる思いでした」

テ「あなたがお出になったことで、おばあさまがお喜びになったんですって?」
D「そうですね。他の国の仕事が多かったので、元気にしてるのは伝わってたとは思うけど、
  実際、どこで何をしてるのか、テレビで見れるのか、ビデオで見れるのかみたいな感じだったんで、
  パッとテレビをつけてNHKで見れるっていうのは、実感として近くにいる」

テ「ご両親はいかがでした?」
D「安心したと思う 僕が花粉症で勝手に飛び出していっちゃった部分もあるんで
  息子がどうしてるんだろうって、そんなに干渉とかはなかったけど、心配は絶対してたと思うので」

「いきなりアレですけど、結婚なされて、どういう方ですか? みなさんの代表として伺ってるんですが」(ほんと、いきなりw
D「とっても優しい人ですね 人として惹かれた理由もそこにあって、弱い立場の人、苦しんでいる人に対して、
  必ず救いの手をさしのべようとする、行動に移して、自然にカジュアルに、そういう姿見て
  あ、こういう形で人を好きになることがあるんだなっていう」

テ「みなさん“おディーン様”てゆっていらして、拝見すると、鼻がすごく高くていらっしゃるし、
  女性週刊誌にもいっぱいあなたが出てて、ビックリしたんですけど」

 

D「“お”と“様”がつくと、なんかすごく大事に扱ってくれてるみたいで、有難いですね」w

(CM明け

テ「男女の双子さんの性格は?」
D「まったく違いますね 今1歳10ヶ月 男の子のほうは喋ります 数字数えたり、単語を叫んだりしますねw
  女の子のほうは、だいぶ動物的な叫び声ですね」

テ「ご家族はジャカルタでお暮らしなんですって?」
D「そうなんです、だから今は単身赴任で」
「みなさま、おディーン様は単身赴任でいらっしゃるそうでございます。大変」



テ「じゃあ、生活のことはご自分で? まあ、慣れてらっしゃるのね」
D「一人暮らしは慣れてるので」

テ「子どもたちに読んであげたい本はピーター・ラビット」(こっからが本題の宣伝か
D「どこの国に行っても世界的に親しまれているキャラクターだし、
  これだけ長い年月を経ても残るっていう物語の魅力や強さ
  そういうものを子どもたちにも伝えていけたらと思っていて」

隣りにいたんだw


ビアトリクス・ポター 生誕150周年 ピーターラビット展

テ「ディーン様が、ポターのいらしたイギリスの湖水地方に行ったりとか、
  オフィシャルサポーターでいらっしゃる 音声ガイドもやってらっしゃる」
D「ピーター・ラビットの魅力って年齢関係ないですよね 世代を超えた会話のきっかけになったらいいなと」

「彼女はイギリスの湖水地方にナショナルトラストで、お金を寄付したことで有名なんですけど、いい地方でした?」
D「大自然が素晴らしかったんですけど、たまたま天気が悪い時期だったので(イギリスは大体天気が悪いけどねw
  毎日雨で でもポターが残そうとした自然の素晴らしさや、彼女がどうしてこういう世界観を作ったのかっていう
  都会とは違う生活スタイル・・・」

(その時のVTRを紹介

ポターが生涯愛した村、作業場
 

 

原画もカワイイ!
 

あれ?この猫の絵、観たことあるって思ったら、ウチにあったどなたかからのもらいものと同じ!
ポターさんのだったんだ!と今ごろ分かった/驚

 

D「ほんと寒くて」(エアボクシング?で体を温めてるw
 

朗読風景


「なんか、徹子さんも、昔“ピーターうさぎ”の朗読されたレコードがあるってことを聞きましたが」

可愛いレコード! “ピーターうさぎ”ってゆってたんだ 1958年録音 なんでもやってるなあ、徹子さん!
すごい高い声で、いろんな声音を使って、役によって使い分けてる/驚

 




「5つの質問」

Q:弱点は何ですか?(だから、どれも同じ質問だってば そんなに落としたいのか?
D「僕、グルテンアレルギーで、小麦粉が食べられない 米粉とか十割そばとかしか食べれない」

Q:ゴキブリは退治できるか?(なぜ、それを?
D「できます」

「男の人で“キャッ!”て言う人がいるけど、私はああいう人信じない」(徹子さんのほうが面白いww
D「なるべく殺さずに、つかまえて、逃がそうとします」(仏?!

Q:生まれ変わったら何になりたい?
「僕、ピカチュウになりたいです」(急に爆弾発言w
テ「どうして?」

D「なんか、明るい気分になりません? いつも元気だなあと思って」
「ふーん、でも今もうピカチュウみたいなもんじゃないですか」(なんでこんなに面白いの!?
D「ハッハッハ!お墨付きを今頂きましたね ヤッター!」



Q:これからも日本で仕事を続ける?(急にシビアな問題に・・・
D「お仕事いただけるのであれば、ぜひやらせて頂きたい」

「よその国からもオファー来てます?」(よりツッコム
D「先に中華圏だったり、北米のほうでもあったりして、自分としても世界どこでも、
  縁があれば、作品を演らせてもらえたらと思っているんですけど、
  でも、今、こうして自分の祖国でやらせてもらえる機会をいただいているので、大切にしたいなと思います」

テ「では、みなさま次々と、日本の中でオファーして、よそにいらっしゃらないように押さえていきましょう」
D「よろしくお願いしますw」

「最後に、私のことはご存知でしたか?」
D「(間髪いれず)もちろん 僕、実は何度かスタジオ内ですれ違ったり、
  僕はご挨拶させてもらったんですけど、きっと覚えていらっしゃらないと思います」

テ「あら、どこでー?」
D「TMC砧で」

テ「あー失礼しました」
D「いえいえ、お会いできて光栄です」

テ「じゃあ、今度は“黒柳さん”て呼んでくれれば、“あら、おディーン様”と申しますので
  今日、このことは奥様にご報告されます?」
D「そうですね やっぱり彼女も知ってますし、すごくインターナショナルなので」

最後の最後まで丁寧で、爽やか、自然な態度で、ますますファンが増えるか?!



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US OPEN 2016 準決勝 錦織圭の対戦相手は、世界3位のワウリンカ

2016-09-09 14:35:50 | テニス
【放送時間】
現地時間 9. 9 15:00~
日本時間 9.10  4:00~

ミックスダブルスの決勝の後、男子シングルス準決勝が2試合
準々決勝と同じ、メインコート(アーサーアッシュ・スタジアム)屋根付き
(またハウるんじゃないの?

ワウリンカとの対戦成績は、錦織圭の2勝3敗

開催期間は、9.11までだけど、決勝は12日(月)ってことになるのか?
毎日、時間を確認してもなお、前の試合との兼ね合いで全然読めないのが辛い
時差13時間ていうけど、ネット配信でも時差が生じる仕組みが分からないし

でも、午前1時から放送されるより、4時のほうが早めに寝て、超早起きだと思えばラクかも?
第1試合か第2試合か 第2試合だと、ふつーに土曜の朝から楽しめるかもだし
いずれにせよまだまだ気は抜けない
マレーに比べたら、まだワウリンカのほうが苦手意識は低そうだけど


ジョコビッチ×ツォンガは、ツォンガが棄権したのか

ジョコ またも相手棄権で4強
“ツォンガが左膝の負傷により途中棄権を申し入れたため、思わぬ形で10年連続のベスト4進出となった。”

“ジョコビッチは1回戦でJ・ヤノヴィッツ(ポーランド)を下すも負傷していた左手首の怪我は完治しておらず
 試合中には右腕のマッサージをしてもらうなど不安を見せていた。

 しかし、2回戦で対戦予定だったJ・ヴェセリ(チェコ共和国)が左前腕の炎症を理由に試合前に棄権
 3回戦で対戦したM・ユーズニー(ロシア)も第1セットのゲームカウント4-2と
 ジョコビッチがリードした時点で左太ももを負傷し途中棄権
 そして今回のツォンガ戦と、ジョコビッチの対戦相手が次々と棄権する異例な事態となった。”


フシギなこともあるものだ・・・で、準決勝がモンフィスって面白すぎる

リオオリンピック2016 テニス 準々決勝 錦織圭×ガエル・モンフィース(フランス)

試合数が少ないと、体力温存できるメリットと、逆に感覚がつかめないまま強豪と戦うデメリットもある


1日中、ずっと錦織の快進撃のニュースが流れていて、記事を読むたび、本当に貴重な1勝だったと、噛み締めている

死闘を制した錦織圭 “現時点で最強”のマリーとの明暗を分けた「冷静さ」
“試合を通し「周りのことは、ほとんど気にならなかった」という高い集中力が、歓喜の瞬間にも顕著に表れていた。”

“「ミスが多すぎたので、減らすようにした。作戦も少し変えた」”

“ラリーの途中で会場内のマイクがハウリングを起こすハプニングが起き、コート外の出来事にもマリーは苛立ちを募らせていた。”
(ハウリングだったか。映像の臨場感を伝えようとして、邪魔する結果になっちゃったね

“「いらつく元気もなかった」と言い、同時に「疲れた時に限って、冷静にもなれる」

“リオ五輪制覇を含め最近の27試合で1敗しかしておらず、“現時点で最強の男”とも呼ばれるマリーを破った錦織
 悲願のグランドスラム制覇まで、あと2勝だ。”

錦織に敗れたマレー、敗因は会場のゴング音ではないと強調
“マレーは、大会審判のウェイン・マキューン(Wayne McKewen)氏を呼び、苦情を訴えていた。”

“「ウェインによれば、この試合中にスピーカーからあのような音が鳴り響いたのは4回だったらしい。
 でも僕に聞こえたのは、ほかに第2セットのセットポイントで鳴った1回だ。それだけだ」”
(私は3回くらい聞こえたけど

“「だけど、その後については音のせいじゃない。自分がリードしていた場面で、いくつかサーブをミスしてしまった」と敗因を分析した。”


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カント『永遠平和のために』(4)@100分de名著

2016-09-09 14:15:19 | テレビ・動画配信
カント『永遠平和のために』(4)@100分de名著

初見の番組。4回あったのか。その最終回しか見れなかった


【内容抜粋メモ】

前回は、ヒトの「悪」が逆に平和をもたらすということを学んだそう
カントは「そもそもヒトは自分勝手だが、長い目で見れば、より得だという考え方を持ち込めば、平和や秩序につながる」と説いた

今回のキーワードは「道徳と政治」



教授:
ヒトは昔から争いを避けるため、「国家」をつくり「法律」を定めたが、国家同士の争いは絶えない
18Cに活躍したドイツの哲学者カントは、「国家と国家の間にも平和のための法律が必要だ」と説いた
さらに、そこには「道徳」が必要と主張したが、その「道徳」の概念は私たちの考えるものとは違っていた

カントは、「道徳と政治の一致」について著書の半分ほどをさいているが、
政治が道徳的に営まれれば、永遠平和につながるということではない
各国が法を尊重して、法に基づいて紛争を解決する状態を実現すること


「公法の状態」=道徳と政治の一致
あらゆる国家が共通の法に従っていること
そのためには、法律が誰にでも例外なく公平であることが必要
公平にするためには、ベースとなる道徳自体が、
誰がどんな場合でも無条件に従うべきものでなければならない


著書:
公平の状態を実現することは義務であり、同時に根拠のある希望でもある
これが実現されるのが、たとえ無限に遠い将来のことであり、
その実現に向けてたえず進んでいくだけとしてもである
だから永遠平和は、単なる空虚な理念でもなく、実現すべき課題である


カントのいう道徳とは?「例:うそをついてはいけない」
ある女性が何年間も夫からDVを受けていたとする
彼女は耐えられず、あなたの家に逃げてきたので、あなたは友人をかくまう
夫から「私の妻はいないか?」と聞いてきた



道徳に沿えば、友人を正直に出さなければならないが、
カントは道徳を、「内容」ではなく、「形式」で考える

著書:
汝の主観的な原則が普遍的な法則となることを求める意志に従って行動せよ

「形式」で考えると、道徳は誰もが行ってもいいと思えることを、
どんな場合でも行わなくてはならない、という普遍的な法則となる
→友人をかくまうことが道徳の形式となる



教授:
「内容」で考えていると、いろんな矛盾が出てくる
カントは「我々が“道徳的”と考えることって一体何?」ということ
(なんか、陪審員裁判にも使える?

私がやろうとしていることが、誰もが行ってもいいと思えるような意志に従って行動することなんだ
ひと言で言えば、誰もがやってもいいと思えることだけをやってください、ということ
(ケースバイケースで、それも集団心理だと危なくないか?


●形式に注目=「公平性」を確保する
“自分だけはいい”という例外は認めない
その公平さを法の次元にも導入する

法を守ってもらうためには、法があらゆる国にとって「公平」でなければならない
ある国が守らないとか、例外を認めたりすると、みんな守るのがバカらしくなってしまう


法律を公平にするには?

カント:
邪悪な悪魔でも、知性さえ備えていれば、法律を作り、国家を作ることができる(政治屋のこと?

欲深い悪魔がどうすれば公平な法律をつくることができるのか?


例:美味しそうなケーキが悪魔たちの前にある→欲深いので取り合いになる


ルールのポイント
 

 

均等に切り分ければ、自分にとって一番得になる、という結論に至る→公平性が担保されている状態


教授:
利己心を認めた上で平和がもたらされる(なんだか低次元な平和だな
その都度ルールを決めていたらキリがないので、1回で済むルールを考えるとカタがつく=形式

2つ目のポイントは、誰がやっても同じようになること
「この人に任せれば大丈夫」と言うとウソをつく場合も出てくる
なので、誰がやっても同じようになる形式を定める=公平性の実現の可能性

アナ「私たちの法律も公平性が保たれている?」

カント「公平性を実現する過程には終わりがない。その中で少しずつ公平性を高めていくべき」

教授:
現在の法律も終わりがない 公平性を少しでも実現していくことが
法に対する尊敬、守ろうとする気持ちを高める


●法律の公平性を保つために必要なものとは?「公開性」


著書:
国家における国民と、国家間の関係に関して、経験によって与えられているさまざまな関係から
法学者がふつう想定するような公法のすべての内容を捨象してみよう

すると、残るのは公開性という形式である
いかなる法的な要求でも、公開しうるという可能性を含んでいる

公開性なしには、いかなる正義もありえないし、いかなる法もなくなるからだ
公開されないと、誰もその内容を知ることができず、従うこともできない



密室で行うと、ルールを破り、自分のケーキを大きく切って、他を均等に切って配り騙そうとする
ここで公開すると、ウソがバレて、奪い合いが始まる
みんなが見ていれば、不正に歯止めが効く


著書:
人間愛と人間の法にたいする尊敬は、どちらも義務として求められるものである
しかし、人間愛は、条件つきの義務にすぎないが、法に対する尊敬は無条件的な義務であり、端的に命令する義務である
(人間愛を完全否定? あんまりルール、義務っていうと窮屈だな


カント:
法にたいする尊敬の義務を決して踏みにじらないことを心から確信している人だけが
人間愛の営みにおいて慈善の甘美な環境に身をゆだねることが許されるのである

永遠平和の実現には、人間愛より法に対する尊厳が大切
人間の本質を善ととらえる「理想論」は、平和を構築するためには無力だった
平和のためには、理想を超えた哲学が不可欠


教授:
公開性=すべての人の眼差しに耐えうる
最終的には、他人にも同じことを認めざるをえない。みんなの検証に耐えうること

国家と国家の関係で一番重要なのは、法律を強制する機関がない中で
各国に法律を守ってもらうことが一番大事
そのためには、法律を各国が尊重しなければいけない
(いろんな価値観、お国柄の事情があるから、1つにまとめるのは大変だ

でも、国際的な関係では、貿易や交渉でも、強国が自分の都合のいいように国際ルールを定めることが多い
だからこそ、公平性の実現性にカントは考えをめぐらせた

「核拡散防止条約」も核保有国を認めている上で、他の国は持ってはいけないと言っているので「強国の論理」
最終的には核を減らすことを目的にしているから、あらゆる国が核をなくすことが公平だということになる

カントは、公平性の実現には時間がかかるかもしれないけれども、方向性は明確でしょ、といっている


永遠平和は、努力目標みたいなもの
欲望や利己心を抑えてではなく、それを活用する方法を考えて、実現しようという努力目標
(悪魔も知性の高さで騙しちゃおうみたいな?

人間が利己心に満ちて行動している中にも、平和に向かっていく要素が実は隠れている
それを上手く活用すれば、少しでもいい世界に進める


(相当時間がかかりそうだなあ
 「悪魔」だって、もともとは神さまだったっていうのも聞いたことがあるし
 戦争を起こしているヒトたちは、それぞれの自分の哲学をもって意識的にやっているからタチが悪いのでは?



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