メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

ドラマ『勇者ヨシヒコと導かれし七人』(2016 第7~最終話)

2017-01-08 10:57:01 | ドラマ
ドラマ『勇者ヨシヒコと導かれし七人』(2016 第7~最終話)(ネタバレ注意
監督・脚本:福田雄一  主題歌:♪きみがいるなら/7!!

出演:
ヨシヒコ - 山田孝之
ムラサキ - 木南晴夏
メレブ - ムロツヨシ
仏 - 佐藤二朗
ダンジョー - 宅麻伸
ほか

ドラマ『勇者ヨシヒコと導かれし七人』(2016 第1~6話)(ネタバレ注意

「ドラマのマイベスト」に追加しました。






第7話「ミュジコ村の旋律…芸術の神に守られし村の秘密!?」
ゲスト:大地真央さん ほか

南国に行く前に時間ギリで戦いを挑んできた盗賊
置き引きを怖れてカートが手放せず、すごい当たって痛い
妻と子が来て、マカダミアナッツのお土産を頼むヨシヒコ



仏のお告げが事務的だから変だと思ったら、不倫疑惑で囲み取材受けてる
「フラッシュの点滅にご注意ください」てw



事実と認め、すごい汗拭いたり、咳払いひどいし
「仏を辞職する覚悟 辞職じゃなく育児休暇 ニューアルバムを出そうと思います」


<ミュジクの村>

みんな踊ってる
パン屋さんに入ると、無性にフランスパンに引き寄せられ盗むヨシヒコ
気づくと牢屋に入っている ミュージカル風に迎えにくる男



司教も歌いながらセリフを言う 上手い!
『レ・ミゼラブル』のパロだった ヨシヒコも歌う 上手い!
銀の皿が欲しくなり盗み、また牢屋に戻される

メレブの強力な呪文 “サバーハ”は、なんでもサバを読みたくなる


なんとも妙なハイエナが出てきて、ヌーの大群に追われる少年
 
これは何のパロ?

『ベルバラ』に巻き込まれてるムラサキ 濃いメイク
ムラサキも歌&ダンス上手い



『美女と野獣』に巻き込まれるダンジョー

「私は逞しい(たくましん)だー」

歌でだいぶ時間とっちゃったから、だいぶはしょって玉を見つけたが、探しているのは玉人のほう
空に投げると召還できる リーダーは大地真央さん!
豪華すぎる ていうか出演料は大丈夫? この番組のファンとか?
このメイク、ユーミンぽい



ついにムロさんまで歌ってます 1フレーズだけソロパート
みんなで一緒に歌っている 劇団四季の皆さん?



ほんとは魔法をかけられたヒトミさんて名前の大阪のおばちゃん

バッグからアメちゃん出して「んなアホなー」てw

ヒサはコブクロに! みんなこのドラマ愛してるのねv

「これでアニさまの仲間になれる」「お前テレビ出すぎじゃね?」
 



第8話「バボルの村で勇者交代…ダーマで転職ミスの危機!!」
ゲスト:川久保拓司、柳楽優弥、山下真司さん ほか

タカビーな女優風な盗賊「美人だから食料ちょうだい」
戦いになると、ナギナタの指導がつくが、ヨシヒコも一緒に教える
「基本ラヴストーリー中心だからムリかも」とみたらし団子の差し入れを逆に置いて帰る
ダ「女優と結婚するとマジ大変だよ」

玉はあと1つ 仏の代わりに違う人出てきて、ヨシヒコにも見える
仏4号はとある事情で謹慎中で 今日で謹慎解けたはいいが
ネットや嫁に叩かれて寝てない 復帰できて涙
今度は、大学卒業名簿に名前がなく「通信教育だったもので」と「学歴詐称」も発覚して、また囲み取材

 


<ダーマ神社>


上級職を望み、メレブは賢者になる
ムラサキは魔法使い、ダンジョーはバトルマスター
筆がないから先に拇印押してと言われるヨシヒコ
パラディンと書こうとして剣を盗まれ、書き損じた字を「犬」だと思われる(いいじゃん♪

 
かあいい! なんかソフトバンクのかほりがするけどw

ゆとり育ちだから鬼退治に行きたくない桃太郎
犬「桃から生まれるわけないでしょ」
桃太郎「やっぱ、じいさんと、ばあさんに騙されてんのかな」

 
この顔なに! かわいすぎる

サルもゆるーく現れて・・・って柳楽くん! キャリアに響かないかい、この着ぐるみ

犬「本能がゆってます こいつとだいぶ仲悪いですよ」(わんこがすごい吠えてセリフゆってるw

雉はみたらし団子じゃなくてテンション下がるが
きび団子もらって食べてしまい、鬼退治に行く桃太郎についていく



<バボルの村>

前出たポンジェがスターになって「PJって呼んでもらっていいっすか」とチャラさ倍増


「漢祭り」

漢の中の漢を決める祭り 「制したらオーブを与えよう!」

1回戦「関白ウォーク」亭主関白を主張しながら歩く「飯、風呂、寝る!」
女たちから石を全力投球されてダンジョー倒れる

2回戦「キツネつまみ」
やっぱりこの音楽流れて『スクール☆ウォーズ』の流れに
「歯を食いしばれ!」と殴られる


呪文 “ヒャダ” 週末に会えるアイドルの楽曲提供ができる上
漫画家のおばさんと、深夜番組を任される(誰だろう???

最終の儀 「漢に金棒」
東の山に棲む鬼の金棒を持ち帰る
PJがシード選手として任される

ここでヨシヒコが加わり


メ「2つの会社が混じってるー “お父さん”て呼ばないでくれる?」

「このまま犬として自由に生きたい!」と叫ぶわんこ(うん、分かる

簡単に玉が揃った
一度、償還してみようと玉を投げるとニセモノ?

ヒサはタモさんに「裏かぶりだいじょぶ?」




第9話「キャパス村で勇者覚醒!! ピュアな玉人と恋」
ゲスト:蛭子能収、川栄李奈、小関裕太 ほか(ついにAKBまで出ちゃいますかあ!

仏:
ガセネタ ほんとアイムソーリー
でも、そんなに早く集まっちゃったら、
12話、総集編とかやらなくちゃならなくよ、うえっ!
(魔法の大神殿の長い説明セリフでまた詰まる
魔王の力がムキムキになってるんだ

メ:今の長ゼリフはとても大切なのに、なんでちゃんと覚えてこないかね

最後の玉人がいる村の長に聞けってことが言いたかった


<キャパス村>(学校みたい てか学校利用したね

蛭子さん(校長):

私も昔は仏で、今は天下りで村長やってて、4号とは昔から飲み友だちなんです
ソノカという生徒が玉を持っているが体内にある
心を射止めた男性だけが取り出せるけれども、なかなかの奥手で一度も出たことがない
(蛭子さんのセリフも危ないw

 

メレブ:
私がいこう
恋愛臭を一切感じさせない このフォルム 通称ゆるボディ
さらに一緒に飯に行こうが「あの人好き」と言おうが無害なこのポジション

しかれども、よく見れば、1つ1つがよくできている このフェイス(エコーかかった
そして、愛らしい このブラックホクル

いわゆる、いい人、面白い人を装いながら、いざという時は“ガッ!”と噛みつく
2人で飯に行って、終電を過ぎようもんなら“ガッ!”といく
(ムロさんのセリフ覚えカンペキv いろんなアドリブもたくさん加えてるっぽいしw

メレブの作戦で、ヨシヒコは転校生として来て、担任はダンジョー 席はソノカの隣り
 

少女マンガによく出てくる、ヒロインの中途半端なルックスの友だち役にムラサキw


そこに現れるライバルのハナザワ(なぜホクロ隠してる?爆
ムラサキに「ないない」言われて“恋のカギを握る掃除のおじさん”にww

 

階段から落ちたソノカを助ける本物のライバルキャラ

丸い目可愛い アルフレッド先輩って! ソノカは好きになりそう



ソノカの玉は好きになった相手の体にそのまま移動する
急に2年後に廃校の危機をつくる

ソノカ:私、アイドルグループ作ります! そしたら生徒数増えるから
ヨシヒコは♪ドンキの歌でグループに入ろうとするw

応募者ゼロ 2人で歌える♪待つわ をすすめるムラサキw
ヨシヒコは本気の応援団をつくって、ソノカは喜ぶ



そこに金持ちのアルフレッドが衣装を用意する(いちいち回転しながらセリフを言うのね

ソノカ:なんだろう、ドキドキする
ム:動悸だね 救心買ってこようか?

美味しい飲食店を見極め、入るとクーポン券1枚分の割引が受けられる呪文 “カオパス”

アルフレッドは魔物で玉を狙っている 校長に助けを求めると
「今のモテの鉄則は“ツンデレ”です アメ・ムチ・壁ドンですべてのJK(女子高生なのか)は落ちる」
と言い切り、Sにレバーを引いてS男にキャラ変するヨシヒコ

 
制服も声も変わって、ルージュに楽曲提供するというキャラ変しまくりなヨシヒコかっけー!

「じゃあさ、オレの犬になれっつってんの 3回回ってワン フリスビーとってこい
 昼休みにコロッケパンとコーヒー牛乳買ってこい」

アイドルフェスを金で買収して出場できることにした先輩の計画は失敗
「うるせえ、キノコヘッド」と仲間に対してもツンデレのヨシヒコ

言いなりにならないというソノカに、「鎖つけとかねえとな」て、オモチャみたいなネックレスつけて壁ドン


ヨシヒコはアルフレッドらにボコられて、告られ、作戦成功したが・・・


制御できずにどS怪獣になっちゃう


S心を止めるムラサキの言葉「私のこと好きにしていいのよー」で元に戻る

ヒサ「兄さま、私、決めました」



第10話「天空城の奇妙な案内人…試練の扉と絶望のループ!!」
ゲスト:小堺一機 ほか

仏はムラサキに罵倒され、分かりづらい泣き方に 今は8号に降格


ム:お前の弁明分の尺はねんだよ

仏:
お前は釈由美子かっ
大神殿は90度の壁、高さ5000m近いから飛ぶしかない
空を飛ぶ城は、とある事情で飛べない

ナビのおじさんも登場 この立派な建物はどこ?


管理人プサール「天空人は魔王のせいで地上に降ろされた」(ジブリ?


第一の間には司会カズーキ(これはサイコロだな


「史上最高に笑える話」をふられるヨシヒコ
“ゲラ”の呪文をかけるが、ヨシヒコにかかり失敗 欽ちゃんのモノマネで全滅
レヴェル上がってるとお金かかる 司教「メレブはタダでいいや」
たくさん魔物を倒して一気に復帰

また城に入る メレブが話すといって断られ「ごきげんよう」w
料理を手伝ってほしいと言われ、第二の間へ
マチャンキ? 一人芝居でもたせるってさすがです



ムラサキが鮭のムニエルを作れと言われる
鮭も分からず、フライパンにじかに乗せる
覚えたての魔法をかけると焼けただけ 星ゼロで全滅

3回目 第三の間 もう閉店だと言われる
まさかの『北の国から』爆 ♪ルル~ルルルルル~
ヨシヒコはどんぶりを片付けたくて仕方なくなる 片付けると
「まだ子どもが食ってる途中でしょーが!」全滅→復活

 

呪文“モスキテ”蚊が飛んでくる気がずっとする(絶対ヤダ!
「ムネタイラさんに100点」てw



4回目の訪問でサヨの変身だと分かる
サヨ「どうして兄さまだけがその役目を負わなくてはならないのですか?」
ヨ「私は必ず帰る」

7つの玉をおさめると城が飛び、永遠に命を葬るという魔王の城に着く
ヒサは兄を信じて城とともに飛び去る

 







第11話「魔王目前迷宮に眠る最強装備を入手せよ!!」
ゲスト:池谷のぶえ ほか

メ:わりと今まで、っぽくなかったじゃん なんか今回はちゃんといそう

仏:
パシフィコ~横浜~
ヨッ君、そのメガネ、いよいよハンズフリーの領域に達してる?(ほんとだ



最後の弱点を突くのはヨシヒコ
それには3つの宝を奪わなければならない
メ:ハリ~ポラ~

その役目はムラサキに
炎の刀はダンジョー
とどめの剣をヨシヒコが持ち、とどめを刺す
メレブのアイテムは、ない

仏:そのままのお前がいいよ
メ:ブラックダイアモンドはすでに持っている
仏:ならばお前はすでに無敵
メ:このホクロで一度も得したことねーよ まあ、ステキではあるけれども(サラっと流されてる

洞窟の地下みたいなところ ロケもちゃんとしてる
もう宝箱あった 命を奪うミミックの可能性もあるのに、賢者の石があり
ムラサキにはパワー入ったのに、メレブの手の上では割れて消えた



次は階段(なんだろ、ちゃんと創ってある違和感 CGか
のぼろうとすると外に出された 模様が矢印だと気づく



メ:これぞダンジョンの醍醐味ぞ
ヨ:ゴダイゴ
メ:モンキーマジック

ムラサキのおかげでいったんたどり着いたのに、ヨシヒコのせいでまた外へ

メ:ケアレス、ケアレス、ノー!

次の宝箱を見つけてすぐ飛びついたヨシヒコは火あぶりで死ぬ


ム「ザオリク」で甦る
ダ:オレは出来たての小籠包を食べられるんだ と挑んで死ぬ
メ:猫舌じゃないみたいな軽い気持ちで行かないで
ム:私のマジックポイントも無限にあるわけじゃないんだよ!

石が5個ある 龍も5個 口をふさぐ
メ:さすがにムリ トンある岩ぞ
ヨシヒコは動かせたが行き過ぎた

開けるとミミック


マジックポイントもう少ない
メ:ムラサキはダンジョンを脱出できるリレミトの呪文を持っているはず
(ゲームで、元ネタを知らないと厳しいな

マジックポイントを回復する宿屋発見


メ:メって名前にされるぅ~
おばさん:徹子っていう名前のただのおばさんだからね すごい儲かるからやってる
メ:隙間産業だ

て:
休む前に話をたっぷり聞くからね 入院とかした人は重点的に病気の話を聞くからね 用意しときな!
芸人には厳しいよ あんた芸人何年目だ

メ:僕は芸人さんじゃないです ぽいって言われますけど

宝箱発見 毒沼は紫色だからと油断したら


ヨ:今2歩歩きました あと1歩歩いたら死ぬ予感しますww


リレミトもルーラもダメでヨシヒコ死ぬが、炎の刀は手に入れた 棺おけを使って助走つけて取った


大詰めを思わせる呪文を思いつくメレブ


メレブ:
“アサダ”この呪文にかかるとジャンプする
3回転、3回転半、4回転 魔王だけに効く アサダだけに
魔王は、回転、回転、ステップ、フィニッシュ
もー段取りだらけで戦いどころではないですぞい
(勝てる 今までの中で一番効きそう!嬉 段取りってww

ヨシヒコにかけると
メ:きましたねえ シングルサルコウ シングルトゥーループ(全部シングル/爆

また宝箱の前に可愛いコがいる

メ:だが、我々は何度も痛い目に遭っている

いつもダンジョーがすぐひっかかる 動物大好き?w

キラーキャット「だるいにゃー チョコ棒食べたいにゃ ニャーKBのライヴが始まる」と去る

とどめの剣も揃った

ヨ:行きましょう魔王のもとへ

これは・・・低予算とは思えぬ展開に 予算、若干増やしてもらえたか?








最終話「死闘開始…最強の魔王降臨」
ゲスト:堤真一(ゲルゾーマの声だったんだ/驚

魔王ゲルゾーマの前で7人の助け人は消えた


ゲ:どしたの? 来ないの助け人 来なかったら勝てないよ私に 何待ち? じゃあ魔物生み出してるよ

仏に聞くと「スケジュールの都合」(だよね これまでの人たち急に全員はムリでしょう

仏:とにかく逃げろ スケジュールが合った時に戦え 私も他のドラマの撮影があるゆえ
ヨ:また来るぞ魔王!
ゲルゾーマにとどめの剣を溶かされてしまう

ここは逃げる

ヨ:諦めましょう! と提案
ム:最終回できたか~
ヨ:私は絶対死にたくない! 私の命のほうが大事だ!

ブラック仏:魔王を助けずとも、この冒険を終わらせる方法はあるぞ


<終わりの祠> 3色のうちのどれかで冒険を終わらせることができる


赤は雪の中でみんながヨシヒコを探している
『フランダースの犬』の終わり方もステキ


ヨ「違う!死んでるじゃないか!」

青は自由の世界 みんなから「おめでとう」と言われる

ヨ「意味がわからーーん うやむやすぎる!」

黄色 ダサいゲーマー出てきちゃった

「今回ボスキャラ強すぎるんだよ 遊ぼうぜ 笑笑で待ち合わせな」

amazonの宅配便だと仏が来る


仏:仏入りま~す
ヨ:なんか怪しい宗教とか?w
仏:うん、仏教w

仏:
なぜ止めた? やっぱボスキャラを倒して、エンドロールを見て、
最後に堀井雄二さんの名前を見ないとさ
ヘラ男は何をしようとしてんの?
そんなお前に、久しぶりだから みんなもご唱和して 仏ビーム


ヨシヒコに戻る

仏:
故郷のカボイの村を滅ぼさせてもいいのか?
仲間が待っている これに乗っていけ


(わあ! 『はてしない物語』のフッフールだあ 微妙によく出来てる♪
 映画『ネバーエンディング・ストーリー』のファルコンと言うべきか

第三の祠から声がする
村人「剣の話をすれば、あいつバカだからすぐ旅に出るぜ」
本物のトドメの剣といざないの剣をさしかえる



時空を超えて、最初の話に戻る
仏が魔王の前に連れていき、ゲルゾーマの真の姿に7つの玉を投げてトドメをさす
あれ、スケジュール合ったの、みんな? 魔王は怪獣に変化
メ:合成だよね?

 

炎の剣も効かず、3人は死ぬ
生き返るヨシヒコ 過去から自分をいっぱい集める



魔王は倒したが3人は死んだまま

仏:この記憶を消し去り、元いた時代に戻ってもらうぞ(ホログラムっぽい

ダンジョーと再会 記憶あるじゃん

ヨシヒコ:
仏のウッカリで最初に逆戻り また仲間とともに魔王ガリアスを倒す旅に出る
でも、時空の歪みがさらに強い魔王を生み出したことに、この時の私たちはまったく気づいていなかった

などと言っておくと、年末年始の時代劇6時間特番として戻ってこられるかもしれないので
とりあえず言ってみた私だ



今後も続ける気マンマンじゃない?w
ゲームって、相手を倒したり、宝をゲットしたり、また最初に戻ったり、そんなに楽しいものなのかねえ
やったことがないから、何時間も潰す意味が全然分からないけれども
結局「ヘラ男」が現実世界だものねぇ

まあ、仏さまから見たら、三蔵法師の旅みたく、すべては手の平の上のこと
この世も、いろいろ経験して楽しく遊ぶゲームってことか






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『恋をしつづける女たちへ 新しい男と女 愛の進化論』(徳間書店)

2017-01-08 10:56:01 | 
『恋をしつづける女たちへ 新しい男と女 愛の進化論』(徳間書店)
秋山さと子/著 初版1991年 1200円

※2001.5~のノートよりメモを抜粋しました。
「読書感想メモリスト2」カテゴリーに追加しました。

秋山さと子
1923年 東京生まれ
19歳で結婚(彼氏が事故死後、親のすすめた縁談だったが)28歳で離婚
ジャズ歌手、デザイナー、放送、映画の宣伝等を経た後、35歳で駒沢大で仏教を学ぶ
39歳で4年間、スイスでユング研究所で学んで帰国後、同大学の博士課程を卒業
現在、東京ユング研究所(ユングクリニック)主宰


【内容抜粋メモ】

女は、心を中心に楽しんだり、悲しんだりして暮らす一生のほうが自然
男女それぞれが自立して初めて共感、愛が生まれる
刺激ではなく、人生で本当に困っている時に助けてくれる男が見つけられた最高

子どもは「自由教育」

恋愛まで「画一化」したのは戦後の民主主義の平等が「皆同じならよし」と履き違えたから

頼れるのは自分だけ “周囲の人がいる”と考えること自体“夢見る”行為


その人が女である以上、何をやっても女らしい

「女らしさ」は、異性と関わる時に自然と発揮される
育て方というより「内から出る本質的なもの」
あえて母の時代遅れな「女らしさ」を押しつけない

力か頭かの「権力志向」という意味で、男はなにも変わっていない
本能と権力志向をやめないかぎり、戦いはやまず、「真の平和」は訪れない

日本はとくに「立身出世」が“男らしさ”の象徴だった
今は徹底した「自己中心主義」の生活志向の男がいる

「いい生活を」と思って、一生懸命働いて、ふと気づけば生活を犠牲にしている
そばに女がいれば、男を意識しても男らしさ、女らしさより、「人間らしさ」を追求


「リビドー」人の行動の基底となる根源的欲望
フロイトは、「エロス(性愛)
アドラーは、「優越欲求」+「権力(パワー)」=人の二大本能 と説いた

女が泣くのも、「擬態」を使ってでも最後には勝とうとするから



ユング
エロスと権力が統合、1つの個として、互いが理解しあうのが人のあり方で、文化形成の源

女の特性:感情、直感
男の特性:思考、感覚

4つの統合が人としての完成(男女とも足りない部分を補う)

男は、昼(パワー)+夜(エロス)がバラバラに存在して両極をつなぐ 心(感情)を忘れてしまった
女は、優しさ(心)で、頭と体(下半身)をつないで、男は自己を統合したものに感じてきた

男も心を育て、表現できれば、女をもっと理解できる


「カソリック」
ゲイ、堕胎、ピルは禁忌→将来、信者が増えないため

「ホモセクシュアル」
心とsexの世界+ナルシシズム、美の世界に生きている



二重労働(仕事+家事・育児)の結婚を嫌う女たち
女は、男同様に働けるよう教育されてきていない分、余計に疲れる 今が過渡期

既婚者(親など)の不満だらけの生活を見て、夢を見なくなったのも一因
相手を十分信頼できるなら結婚しない関係もOK


結婚しない関係の強敵は“寂しさ”
男女のライフスタイルを考えると“スープの冷めない距離”で別々にいるのは、よりよい関係のひとつ


保守的な女性群
今のOLは、親に代わる「依存相手」を待つ

依存すれば、たちまち支配される


結婚
女:誰かと関わり、交わることが大切
男:社会的役割、性衝動の上で必要

昔は、完全に「家と家」だったから、女は「モノ扱い」だった

結婚の一面は明らかに「束縛」
女が「楽したいだけ」と考えれば、男も昔同様「雑用をやってくれればいい」と考える


不倫より情事
夫婦愛は積み上げていくもので、意識的な読みがある分、恋愛と違う
自分に責任が持てれば恋もOK

旧来の「結婚制度」で不満だらけの日常よりずっといい
なにかに夢中な人は、いつも美しい


親は嫁より、娘夫婦に面倒をみてもらうほうが幸せ
家族1人1人の「自立」と「空間的な自立」は、大きく関係し、
現代の難問のすべて(父の権威、母の自立、子どもの教育)と関係している



秘密
男女が社会的に自立して、夫婦関係をもつというのは、秘密をもつということ
親から子が自立する時は、親に言えない秘密をもつこと
自分の秘密を、自分で処理すること=「自立」

お互いに自立して、好奇心をもって夫婦生活を楽しむのが、これからの結婚関係


女性が老いる時に大切なのは、意識して「優しさ」を獲得すること
政界も、会社も、日本では「大家族的家制度」に基づく考え方が蔓延している
日本の家族のありように社会全体の縮図がある
昔から、女が表象的に上位にあっても、世俗的なことはすべて男が仕切っていた権力構造 例:卑弥呼

一部の優れた女性だけが「パイオニア精神」を発揮するのではなく
すべての一般女性が各個性に応じて仕事を選び、力を発揮するのが重要


いろんな可能性を試してみる
本当に好きか、親や誰かの影響で思い込んでいるだけか、見極めが必要
自分がイヤでも、とにかく受け入れてみることから社会参加への第一歩が始まる

常に感情がともなうため、好きじゃなきゃ何もできない側面、
主体的であっても、狭い見方になる傾向がある
論理的構造に弱い

「感性」でひらめいたものを「悟性」「理性」にまで高めなければ
きちんと自分を表現することはできない



書くこと
自分の感情だけでなく、論理的な考えを書く
思ったこと、考えたことを「対象化」する作業
「客観視」する訓練が必要

「発想」→仕事に作り上げ→整理し→まとめる能力



「仕事」は社会に場をもつこと
やる気に満ちた女性が増えた一方で、自分で女性の能力の限界を勝手に設定している若い女性も多い
ちょこっと仕事して、旅行や洋服にすべて使い、本当の生活は「白馬の王子」に託している
待ち続けつつ、条件を高くして、結婚しない
「将来は豊かな生活」という幻想を追う

「夢の実現」は、カッコ悪くても、社会を這いずり回って1つ1つ積み上げていくもの


恋愛
自分の内の無意識の「男性性」を投げかけて夢を描くこと
「男性性」が徐々に昇華されて、男性が理解できる“優しい女”になれる

未熟なまま表出すると「オバサン」になる=未熟な「男性性」
→攻撃的 客観性がない 非論理的 権力

未熟な男性は「オヤジ」になる=未熟な「女性性」


未熟な心理学知識は、女性の自立の大きな問題となる
好みで覚えた部分のみ押しつける
相手への配慮がなく、感情と混ざる

「オバサン」
人として発展途上で、美しく歳をとった女性によみがえる前段階のあがき

自分の感情による自然な優しさではなく、
感情を乗り越えた、周りを見た上での意識した優しさをもつこと

本来の女性の「包容力」+男性の「決断力」「論理性」を兼ねた「統合的」な人間になること



「DINKS」double income が合理的で生きやすい
どっちが稼ぐと考えず、男女共稼ぎ、足りないほうを多いほうがとりあえず助けると考えると
補われる女は男に感謝するようになる
家事の負担の面で男は女に感謝すべき

1人より2人で暮らすほうがいろいろ便利で
一方を支配して利用する関係ではない

双方が生活のパートナーとして機能し、補い合い、感謝しあうというルールが必要
互いがシングルという発想で、シングルからダブルインカム

子どもがいようがいまいが、尊敬と感謝のパートナーシップで生活する


本来、仕事には男女の区別はない
総合職:男並みの職務と昇進を想定した
一般職:昔通り補助的な役割→社会で甘えた存在

産休・子どもを仕事場に連れてくる「アグネス・チャン論争」が「公私混同」だと言われた

能率重視の男社会に、女の情緒性を入れることで別の効果を生む

男も「自分たちの子ども」と考えるべき

プロの保育者のいる保育所がたくさんできて初めて男女共働きが可能となる


子どもは自立していく存在 「男性至上主義的傾向」
長い人生の中で4~5年は、ほんの数年と自覚し、父母ともに仕事をペースダウンして家庭で子育て

小学4年生くらいになった子どもは立派に自立すべきで、
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「レディーファースト」
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キーワード1:男の思いやり
自分も相手もしっかり見据えて、理解する 「妥協」とは違う
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キーワード2:女の優しさ
①女の卑屈さからくるもの=男が怖いから優しさを武器に誤魔化す
②強さからくるもの

力では弱く、自分を守る必然性から自縛 自己主張も控えていた
これまでの鬱積から、あれもこれもと行動し「やればできる」と
目下、逆に「混乱状態」にある

女性の本来もつ優しさをもって、過度な自己主張を控える

「優しさ」=「客観性」人の文化の発展と深く関わっている
女性だけでなく、本来、人のもつ、自分をこえて、広く大きくものを見ようとする人間性
他人のあり方を見て、改めて考えることが、関係をもつ基本的な立場


「パートナーシップ」思いやりの上に立った人の関係性のあり方
男女互いの意見を包み隠さず言うことで関係は成熟する
男は、優しさをもっていても、表に出すと変な目で見られる旧来の「陋習(ろうしゅう)」がある

国際関係にも「思いやり」が必要
強い者に優しく、弱い者に強くでるのは「軟弱」
今までの男は軟弱だった

強くなければ男じゃない思いやらなきゃ男じゃない
強くなければ女じゃない優しくなければ女じゃない

同じ志をもって、パートナーシップで世の中を平和にしていく時代





1行1行が「なるほど」の連続
感情に生きる同性でありながら、ここまで男女のあり方を
論理的かつ分かりやすい表現で提示してくれるのはありがたい
マニュアルなしじゃ生きられない今の私たちには、バイブルのごとし

しかも1991年当時、すでに御歳68歳なのに、この柔軟な考え方/驚
全然、古臭くなく、ちゃんと時代、時代の迷える男女の心中をとらえているのがスゴイ

そこには、たくさんの経験に基づいたものと、心理学の知識、仏教などの宗教はじめ
幅広く、深い知識が絶妙に融合しているのが分かるから説得力がある




2017年のメモ:
今読んでも「なるほどねえ」て思うのは、世の中が、1991年も、これを読んだ2001年も
それをメモっている2017年になっても、男女の格差が全然埋まっていないからじゃないのかな
なかなか埋まらないねぇ・・・まるで、こないだ見た「あさイチ」の悩みとまったく同じじゃん

「オンナ×働く」 モヤモヤ大特集@あさイチ

ずーーーーーーっと過渡期のまんまなのかねえ
なんだかなあ・・・



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『エマおばあちゃん』 バーバラ・クーニー(徳間書店)

2017-01-08 10:55:01 | 
『エマおばあちゃん』(徳間書店)
ウェンディ・ケッセルマン/文 バーバラ・クーニー/絵 もきかずこ/訳

「作家別」カテゴリーに追加しました。

ウェンディ・ケッセルマン
アメリカ生まれ
作家、作曲家、歌手、戯曲家
子どもの本を書き、子どものためのミュージカルも発表
今作は、インストラクター・マガジン誌で、1980年秋期4大優良図書の1つに選ばれた



これまで読んだクーニーの本の中で、この絵が一番好きかも
どの絵を観てもほっこり笑顔になる

毎日、夢中になって、時間も忘れて、
やりたいことに没頭できている人がどれだけいるだろうか?

クーニーも、この絵を描いた時、エマおばあちゃんと同じ年頃だったのでは?
クーニーも楽しみながら描いている様子が目に浮かんだ

私も70歳くらいになったら、こうして猫か犬を飼って
好きなことだけに没頭するおばあちゃんになりたいとずっと思っていた

太郎さんも「みんな絵を描けばいい ヘタならヘタでけっこうじゃないか」と言っている

高齢になってから何も勉強せずに描いて、世界中を喜ばせたグランマ・モーゼス
もとは日曜画家で、私も大好きなアンリ・ルソーもいることだし
皆それぞれにしか出せない自由な個性がイイんだ

絵じゃなくても、歌でも、なにか夢中になって、
誰かを喜ばせ、なにより自分を喜ばせるならなんでもいい


エマおばあちゃんが描いて飾った絵が、部屋の奥にあったり
同じ絵が正面を向けて飾ってあったり
クーニーの遊び心も入っている

最初にもらった、どんよりした暗い絵より
赤い屋根が可愛い絵のほうがよっぽどステキだ


あらすじ(ネタバレ注意

今日はエマおばあちゃんの72歳の誕生日

エマおばあちゃんには、4人の子ども、孫が7人、ひ孫が14人いて
みんなが来るのをなにより楽しみにしているけれども
いつもゆっくりすることなく帰ってしまい寂しいなと思うこともあった

ピンクの服可愛い



エマおばあちゃんの話し相手は、猫の“カボチャの種”しかいません
(食べ物の名前のついたペットは大好物だけど、“カボチャの種”て

エマおばあちゃんの好きなのは、飾らないことばかり
戸口に吹き寄せられた雪とか



そんなエマおばあちゃんを見て、家族は
「可哀相なおばあちゃん もうお年だものね」と影で笑いました




誕生日の贈り物にみんなは故郷の村の絵を贈りました
「とってもキレイだこと」とお礼を言いましたが、心の中では
「あたしが覚えている村とはまるで違うわ」と思いました


その絵を毎日観るたび、エマおばあちゃんのおでこのシワは日ごとに深くなり
とうとう、ある日、お店で絵の具と、筆、イーゼルを買い
覚えているとおりの故郷の村の絵を描きました



出来上がると、もらった絵をはずしてかけ、
子どもたちが来ると、もらった絵にかけかえます


ある日、かえるのを忘れて、孫が「僕らがあげた絵と違うよ!」と言いました
「あたしが描いたのよ」





もとの絵にかえようとすると、みんなが叫びました
「待って! いい絵だわ もっと描けばいいのに」


エマおばあちゃんは、それから毎日絵を描き続けました

戸口に吹き寄せられた雪の絵
リンゴの木を叩いているキツツキ
日向ぼっこをしている“カボチャの種”




そして、遠い遠い故郷の村の絵を何枚も何枚も描きました




やがて、その絵を観にあちこちからお客さんがやってきました
みんなが帰るとまた一人ぼっち

けれど、今はすることがあります
描いた絵は、もう何百枚にもなり、壁、押入れ、棚の上も絵でいっぱい


エマおばあちゃんは、もう寂しいとは思いません
懐かしい友だち、大好きな景色に囲まれているのですから






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