『白い家の少女(THE LITTLE GIRL WHO LIVES DOWN THE LANE)』 (1976)
原作: レアード・コーニッグ
監督: ニコラス・ジェスネール
出演:
リン・ジェイコブス - ジョディ・フォスター
フランク・ハレット - マーティン・シーン
ハレット夫人 - アレクシス・スミス
マリオ・ポデスタ - スコット・ジャコビー
ロン・ミリオリティ - モルト・シューマン
ほか
※「ジョディ・フォスター出演作まとめ」に追加
「天才子役」と呼ばれたジョディ・フォスター主演の初期作は
レンタル屋のビデオテープ時代でも
デジタル配信時代になってもなかなか観られず
とうとうamazonでレンタル落ちDVDを購入v
ウィキをチラ見したら、吹き替え版のジョディ役は仙道敦子さん!驚
私はてっきりジョン・ハートとの共演作だと思っていたが勘違いだった!
でも、マーティン・シーンも大好きな俳優の一人v
買ってから、ずっと棚に飾りっぱなしで
ゆっくり観ようと思っていたら、だいぶ経ってしまった/汗
私はそういう妙なクセがある
【内容抜粋メモ】
自分でケーキにろうそくを立て
鏡に向かって「ハッピーバースデー」というリン
隣人フランク・ハレットがハロウィンで訪ねてきて
タバコの煙を部屋にまく
マーティン・シーン若い!
見回りをしているとづかづか家に入る
イギリスから越してきてハロウィンを知らない
母は亡くなり
父は詩人で書斎にいると言う
ゴードンというハムスターを飼っている
ケーキを振る舞うと手を触って口説くフランク
嫌がると「冗談だ 俺には息子が2人いる」と
逃げるように去る
リンが家から出ると
クルマで送ろうと待っているフランクを無視する
貸金庫からトラベラーズチェックを取り出してサインする
13歳の少女に不信感を持つ事務員に向かって
リン:父は口座を持っています
父に家を貸しているコーラ・ハレット(フランクの母)が訪ねてくる
家具やラグを少しでも動かしたことを気にして勝手に元に戻す
「村で見かけないけど買い物をしないの?」といろいろ聞いてくる
ハレット:もしお父様が留守の時に訪ねてきたら入れないで
リン:
美しい髪だと言われました
息子さんから聞きました?
急に落ち着きをなくして
ハレット:倉庫の瓶を取りに来ただけなの
リン:
ここは私の家です
先週は勝手にブドウをとって
今日はリンゴを奪った
家にまで押入るつもりなの?
ハレット:
あなたの家じゃない
まだ13歳でしょ?
学校は?
リン:家で勉強してます
ハレット:私は教育委員会のメンバーだから報告するわ
バスで街に出かけ、教育委員会の会議はいつ行われるのか女性に聞くと
月に2回で、次は再来週の木曜日
ハレットがウソをついたことが分かる
(頭いいな
食事をしていたフランクがリンを見つけて車で家まで送ると言う
パトカーが来て「大丈夫ですか?」と声をかけると
慌ててレストランに戻るフランク
警官ミリオリティ(ロン)にも父のことを聞かれる
ロン:
村の人はよそ者に冷たい
長く住むほどひどくなる
ロンはイタリア出身で
家まで送ってくれる
ロン:お父さんと話したい
部屋に入ってきてお茶を飲んで待つが
リン:
仕事中はだめなの
ドアが閉まってると入れないの
フランクの話になる
リン:彼は変質者なの?
何も答えないロン
七面鳥が当たる話をして、リンが2階に行ったのを見計らい
父の書斎をチェックしようとするがリンがすぐ戻る
ハレットが雨の日にまた来る
(家を貸してるだけなのに
なんでこんなに訪ねてくるの?
プライバシーがなさすぎる
ハレット:
今朝、委員会であなたの話をしたの
イギリス育ちの子どもはもっと行儀がいいと思ってたけど
お父さんと話したいわ ここへ呼んで
ここに住んでも楽しくないでしょう
リン:3年分支払ったわ
ハレット:
契約は解消
お父様が条件を飲めば別だけど
書斎に調べに行こうとするのを止めるように
リン:
息子さんのことを父に言うわよ
ハロウィンの夜の出来事を
息子さんの正体は村中の人が知ってる
少女を誘惑しようとした
リンは平手打ちを食らい
勝手に床下の倉庫を開けるハレット
何かを見て叫び、床板が頭に当たって
そのまましまってしまう
しばらく考えて倉庫を開けてみると
頭から血を流して死んでいるハレット
外に出るとハレットの車がある
死体から車の鍵を取り
傘をソファーの裏に隠し
手袋をして車を運転しようとするが
なかなかエンジンがかからず焦っていると
それを聞きつけた青年が助けに来る
脚に障害があり、杖を持っている
マジシャンの格好して
マリオ:
週末は兄弟はフットボールで
僕はマジックショーだよ
ハレットのクルマだろ?
父さんが給油してるから知ってる
リン:マジックショーが終わったら助けてくれる?
マリオは母親に嘘の電話をしてリンの家に来てくれる
マリオ:
駅に車なんか置いたら逆に変に思われるよ
マジックと同じだ
シンプルなほうが怪しまれない
元の場所に戻すのさ
車は彼女のオフィスの前に停めた
車を移動させた理由を聞くが話をそらす
マリオ:
一人で住んでて怖くないの?
先週おばあさんがストッキングで殺された
車の秘密を教えたら僕も脚のことを話すよ
母さんが僕にだけ伝染病のワクチン接種を忘れたんだ
自分が消えるマジックを見せると言って3秒後に消える
ソファに隠してあったハレットの傘を見つける
ロンがまた来る マリオの叔父
ロン:リンの父親に会ったか?
マリオ:会ったよ 疲れてたみたい と嘘をついてくれる
ロン:フランクの母親が戻ってないらしい
マリオ:
フランクを少女の暴行容疑で追求したら
彼の母親が息子を子持ちの女と結婚させたんだ
誤魔化したんだよ
ロン:息子の話ではここに瓶を取りに来る予定だったとか
リン:ここにまだあるわよ
ロンは帰るが、今度はフランクが入って来て
マリオは隠れる
ゴードンを捕まえて父親はどこだ?と迫り
タバコの火を当てて、暖炉に投げて殺す
(今じゃ到底許されないシーンだな↓↓↓
マリオは叔父が警察官ですぐ戻るとウソをつく
マリオ:あんたの母親を探しに来た
フランク:
ママの車のお金がない
今日この家で何があったか洗いざらい話すんだ!
フランクはマリオに出ていけと誹謗中傷すると
隙を突いて長い刀みたいなものを首筋にあてて状況が逆転する
マリオ:
馬鹿にされるのはもうたくさんだ
さっさと出て行け!
マリオに倉庫の中を見せると
ショックを受けるマリオ
マリオ:
君のお母さんはいつ亡くなったの?
死体って普通は腐るもんじゃない?
リン:
防腐処理をしたのよ 図書館で調べたの
父は死期を知って家出した母に私は渡され
私はまた虐待されるとイギリスを離れた
この村に来たのは夏の終わり
父は3年暮らせそうならここに住もうと言って家賃を前払いした
父は元気そうに見えた
ある日曜の夕方この椅子に座ってこう言った
大人は個性的なお前を理解しない
都合のいい人間に変えようとするだろう
だが子どものうちは逆らえない
一人で生きろ
トラブルを避けるんだ
私たちは綿密に計画を練った
父の手紙を見せる
「大人に負けるな
必要なら戦い生き延びろ」
私にキスして森を降りていってそれっきり
トラベラーズチェックなら子どもでも使える
3年分のお金を銀行の貸金庫に預けてる
お母さんはここに訪ねてきた
図々しい女よ
地中海は汚いからここに住むと言った
父から白い粉を渡されてたの
母が来たら紅茶に入れればおとなしくなるって
症状から調べたら青酸カリだと分かった
(ハレットが見つけたのは、父じゃなく母の死体か
じゃあ、2人の死体があるってこと?
大人には負けない
自分らしく生きることが本当の人生だもの
学校の先生は価値観を押し付けるだけ
普通の父親だったら低俗になってた
マリオ:人を信じろよ
マリオにハレットの車の鍵を渡すと海に投げ捨てる
マリオは家の横に穴を掘っていると大雨が降ってくる
倉庫から死体を出して埋める
(こんなに近くって灯台下暗しってこと?
咳をしているマリオをお風呂に入れる
風邪ひくの早くない?
フランクから無言電話
警察が見張ってるわよと言って切る
冷え切ったマリオをソファーに寝かして
リン:私も一緒に寝てあげる
帰ろうとするマリオを引き止めるが
マリオ:
両親が知ったら君のことを根掘り葉掘り聞かれて隠し通せないよ
君のお父さんの言うとおり
子どもって窮屈だよね
ロンが夜中に来る
ロン:
夜の巡回なんだ
君の父親の話を信じていない
3回来たけれどもそのたびに誤魔化した
リン:
父は病気なの 昔と同じ
ポーは麻薬依存
トーマスはアルコホリック
父は書斎のドアに鍵をかける
仕方なく父を呼ぶと降りてくる
詩集にロンへとサインして渡すと安心して帰るロン
マリオの変装がSFX並みの凝りよう!
この年齢で服を脱ぐヌードシーンが
とても自然なのは、天才少女ならでは
マリオ:何でも分かち合おう 君を愛してるから
リン:本当は一人は嫌なの 離れないで
雪の日に、またロンが来る
ロン:
マリオが肺炎で入院してる
危うく死にかけた
うなされて君のこと話してた
愛してるって
すぐにパトカーに乗って駆けつける
ここでも鼻から管↓↓↓
リン:
マリオ 愛してる
父が決めたの 生き方も行動も
でももうだめ 側にいて 一人は嫌
夜中に一人でバスに乗って家に帰ると
なぜかテーブルが脇に寄せられ
倉庫の扉が開くとマリオのマジシャンの扮装をしたフランク
ロン:
倉庫で変なものを見つけた ヘアピンだ
ママに贈った香水の匂いがする
もう一つ、折れた真っ赤な爪
ママは使わない
警察が調べればすぐわかる
車の鍵はどこだ?
リンは紅茶を淹れに行く
やっぱり青酸カリ入り?
ロンから電話があり
七面鳥が当たったと言われるが今はいいと断る
フランク:僕と友達になれ
リン:マリオはすべてを知ってるわ
フランク:やつは死ぬさ やつも共犯だろ?
リン:奥さんにはどう話すの?
カップを凝視しているリンを疑い
フランク:ミルクが多いから交換してくれ
クスリ入れたのは模様が入ったカップか
どこまでも賢いな クリスティのお蔭?
フランク:分け合いの精神だよ レディ・ファーストだ
リンが飲むと安心して自分も飲む
話しながら咳き込んでもう一口飲む
フランク:アーモンドの味がする
リン:クッキーのせいよ
母親と同じ会話なのが悲しい
激しく咳き込み、その様子を冷静に見てるリン
死の間際になってまで少女の髪を褒めるって
性犯罪はどうやっても変えられないんだな
瞬きひとつせずにフランクの死を見つめる表情もものすごい演技
ここでエンドロールが出る
ソフトタッチなサスペンスホラー映画
今ならもっと数百倍スプラッターに暴力的に描くはず
逆にこういう描き方のほうがリアルだ
当時はヒッチコック風に
精神的に怖がらせる手法があったんだよね
今のホラー映画は観ていて不快を超えて胸が悪くなる
静かに見つめながらも
本当はこんなことをしたくなかったんだという
後悔の念も痛いほど伝わってくるジョディの哀しい目のロングショット
虐待をしていたという母親も
こんな風に殺したくはなかっただろう
母親を殺すアイデアを父親から教えられるってヘヴィな話
エンドロールが流れている間中ずっとカメラが回っている
この間、マーティン・シーンは
もう場所を離れているんだろうか?
リンはフランクも防腐剤で倉庫に隠すつもりか?
マリオが死んでしまうかもしれないし
それは死体に口なしでリンには好都合でもあるけど
3年経ったらお金が尽きて
また引っ越さなきゃならないのかな
その時、彼女はまだ16歳
それより3人も目の前で殺したという罪悪感は
バレないとしても一生背負わなければならない
最後に
「本作に登場する人物名はすべて架空のもので
実在の人物とは一切関係ありません」
という少し古臭いテロップが流れる
DVD には翻訳を選ぶ項目が出るだけで
他にメイキング映像などの特典はなく
とてもシンプルなのがイイ
90分と時間もちょうどいいしv
原作: レアード・コーニッグ
監督: ニコラス・ジェスネール
出演:
リン・ジェイコブス - ジョディ・フォスター
フランク・ハレット - マーティン・シーン
ハレット夫人 - アレクシス・スミス
マリオ・ポデスタ - スコット・ジャコビー
ロン・ミリオリティ - モルト・シューマン
ほか
※「ジョディ・フォスター出演作まとめ」に追加
「天才子役」と呼ばれたジョディ・フォスター主演の初期作は
レンタル屋のビデオテープ時代でも
デジタル配信時代になってもなかなか観られず
とうとうamazonでレンタル落ちDVDを購入v
ウィキをチラ見したら、吹き替え版のジョディ役は仙道敦子さん!驚
私はてっきりジョン・ハートとの共演作だと思っていたが勘違いだった!
でも、マーティン・シーンも大好きな俳優の一人v
買ってから、ずっと棚に飾りっぱなしで
ゆっくり観ようと思っていたら、だいぶ経ってしまった/汗
私はそういう妙なクセがある
【内容抜粋メモ】
自分でケーキにろうそくを立て
鏡に向かって「ハッピーバースデー」というリン
隣人フランク・ハレットがハロウィンで訪ねてきて
タバコの煙を部屋にまく
マーティン・シーン若い!
見回りをしているとづかづか家に入る
イギリスから越してきてハロウィンを知らない
母は亡くなり
父は詩人で書斎にいると言う
ゴードンというハムスターを飼っている
ケーキを振る舞うと手を触って口説くフランク
嫌がると「冗談だ 俺には息子が2人いる」と
逃げるように去る
リンが家から出ると
クルマで送ろうと待っているフランクを無視する
貸金庫からトラベラーズチェックを取り出してサインする
13歳の少女に不信感を持つ事務員に向かって
リン:父は口座を持っています
父に家を貸しているコーラ・ハレット(フランクの母)が訪ねてくる
家具やラグを少しでも動かしたことを気にして勝手に元に戻す
「村で見かけないけど買い物をしないの?」といろいろ聞いてくる
ハレット:もしお父様が留守の時に訪ねてきたら入れないで
リン:
美しい髪だと言われました
息子さんから聞きました?
急に落ち着きをなくして
ハレット:倉庫の瓶を取りに来ただけなの
リン:
ここは私の家です
先週は勝手にブドウをとって
今日はリンゴを奪った
家にまで押入るつもりなの?
ハレット:
あなたの家じゃない
まだ13歳でしょ?
学校は?
リン:家で勉強してます
ハレット:私は教育委員会のメンバーだから報告するわ
バスで街に出かけ、教育委員会の会議はいつ行われるのか女性に聞くと
月に2回で、次は再来週の木曜日
ハレットがウソをついたことが分かる
(頭いいな
食事をしていたフランクがリンを見つけて車で家まで送ると言う
パトカーが来て「大丈夫ですか?」と声をかけると
慌ててレストランに戻るフランク
警官ミリオリティ(ロン)にも父のことを聞かれる
ロン:
村の人はよそ者に冷たい
長く住むほどひどくなる
ロンはイタリア出身で
家まで送ってくれる
ロン:お父さんと話したい
部屋に入ってきてお茶を飲んで待つが
リン:
仕事中はだめなの
ドアが閉まってると入れないの
フランクの話になる
リン:彼は変質者なの?
何も答えないロン
七面鳥が当たる話をして、リンが2階に行ったのを見計らい
父の書斎をチェックしようとするがリンがすぐ戻る
ハレットが雨の日にまた来る
(家を貸してるだけなのに
なんでこんなに訪ねてくるの?
プライバシーがなさすぎる
ハレット:
今朝、委員会であなたの話をしたの
イギリス育ちの子どもはもっと行儀がいいと思ってたけど
お父さんと話したいわ ここへ呼んで
ここに住んでも楽しくないでしょう
リン:3年分支払ったわ
ハレット:
契約は解消
お父様が条件を飲めば別だけど
書斎に調べに行こうとするのを止めるように
リン:
息子さんのことを父に言うわよ
ハロウィンの夜の出来事を
息子さんの正体は村中の人が知ってる
少女を誘惑しようとした
リンは平手打ちを食らい
勝手に床下の倉庫を開けるハレット
何かを見て叫び、床板が頭に当たって
そのまましまってしまう
しばらく考えて倉庫を開けてみると
頭から血を流して死んでいるハレット
外に出るとハレットの車がある
死体から車の鍵を取り
傘をソファーの裏に隠し
手袋をして車を運転しようとするが
なかなかエンジンがかからず焦っていると
それを聞きつけた青年が助けに来る
脚に障害があり、杖を持っている
マジシャンの格好して
マリオ:
週末は兄弟はフットボールで
僕はマジックショーだよ
ハレットのクルマだろ?
父さんが給油してるから知ってる
リン:マジックショーが終わったら助けてくれる?
マリオは母親に嘘の電話をしてリンの家に来てくれる
マリオ:
駅に車なんか置いたら逆に変に思われるよ
マジックと同じだ
シンプルなほうが怪しまれない
元の場所に戻すのさ
車は彼女のオフィスの前に停めた
車を移動させた理由を聞くが話をそらす
マリオ:
一人で住んでて怖くないの?
先週おばあさんがストッキングで殺された
車の秘密を教えたら僕も脚のことを話すよ
母さんが僕にだけ伝染病のワクチン接種を忘れたんだ
自分が消えるマジックを見せると言って3秒後に消える
ソファに隠してあったハレットの傘を見つける
ロンがまた来る マリオの叔父
ロン:リンの父親に会ったか?
マリオ:会ったよ 疲れてたみたい と嘘をついてくれる
ロン:フランクの母親が戻ってないらしい
マリオ:
フランクを少女の暴行容疑で追求したら
彼の母親が息子を子持ちの女と結婚させたんだ
誤魔化したんだよ
ロン:息子の話ではここに瓶を取りに来る予定だったとか
リン:ここにまだあるわよ
ロンは帰るが、今度はフランクが入って来て
マリオは隠れる
ゴードンを捕まえて父親はどこだ?と迫り
タバコの火を当てて、暖炉に投げて殺す
(今じゃ到底許されないシーンだな↓↓↓
マリオは叔父が警察官ですぐ戻るとウソをつく
マリオ:あんたの母親を探しに来た
フランク:
ママの車のお金がない
今日この家で何があったか洗いざらい話すんだ!
フランクはマリオに出ていけと誹謗中傷すると
隙を突いて長い刀みたいなものを首筋にあてて状況が逆転する
マリオ:
馬鹿にされるのはもうたくさんだ
さっさと出て行け!
マリオに倉庫の中を見せると
ショックを受けるマリオ
マリオ:
君のお母さんはいつ亡くなったの?
死体って普通は腐るもんじゃない?
リン:
防腐処理をしたのよ 図書館で調べたの
父は死期を知って家出した母に私は渡され
私はまた虐待されるとイギリスを離れた
この村に来たのは夏の終わり
父は3年暮らせそうならここに住もうと言って家賃を前払いした
父は元気そうに見えた
ある日曜の夕方この椅子に座ってこう言った
大人は個性的なお前を理解しない
都合のいい人間に変えようとするだろう
だが子どものうちは逆らえない
一人で生きろ
トラブルを避けるんだ
私たちは綿密に計画を練った
父の手紙を見せる
「大人に負けるな
必要なら戦い生き延びろ」
私にキスして森を降りていってそれっきり
トラベラーズチェックなら子どもでも使える
3年分のお金を銀行の貸金庫に預けてる
お母さんはここに訪ねてきた
図々しい女よ
地中海は汚いからここに住むと言った
父から白い粉を渡されてたの
母が来たら紅茶に入れればおとなしくなるって
症状から調べたら青酸カリだと分かった
(ハレットが見つけたのは、父じゃなく母の死体か
じゃあ、2人の死体があるってこと?
大人には負けない
自分らしく生きることが本当の人生だもの
学校の先生は価値観を押し付けるだけ
普通の父親だったら低俗になってた
マリオ:人を信じろよ
マリオにハレットの車の鍵を渡すと海に投げ捨てる
マリオは家の横に穴を掘っていると大雨が降ってくる
倉庫から死体を出して埋める
(こんなに近くって灯台下暗しってこと?
咳をしているマリオをお風呂に入れる
風邪ひくの早くない?
フランクから無言電話
警察が見張ってるわよと言って切る
冷え切ったマリオをソファーに寝かして
リン:私も一緒に寝てあげる
帰ろうとするマリオを引き止めるが
マリオ:
両親が知ったら君のことを根掘り葉掘り聞かれて隠し通せないよ
君のお父さんの言うとおり
子どもって窮屈だよね
ロンが夜中に来る
ロン:
夜の巡回なんだ
君の父親の話を信じていない
3回来たけれどもそのたびに誤魔化した
リン:
父は病気なの 昔と同じ
ポーは麻薬依存
トーマスはアルコホリック
父は書斎のドアに鍵をかける
仕方なく父を呼ぶと降りてくる
詩集にロンへとサインして渡すと安心して帰るロン
マリオの変装がSFX並みの凝りよう!
この年齢で服を脱ぐヌードシーンが
とても自然なのは、天才少女ならでは
マリオ:何でも分かち合おう 君を愛してるから
リン:本当は一人は嫌なの 離れないで
雪の日に、またロンが来る
ロン:
マリオが肺炎で入院してる
危うく死にかけた
うなされて君のこと話してた
愛してるって
すぐにパトカーに乗って駆けつける
ここでも鼻から管↓↓↓
リン:
マリオ 愛してる
父が決めたの 生き方も行動も
でももうだめ 側にいて 一人は嫌
夜中に一人でバスに乗って家に帰ると
なぜかテーブルが脇に寄せられ
倉庫の扉が開くとマリオのマジシャンの扮装をしたフランク
ロン:
倉庫で変なものを見つけた ヘアピンだ
ママに贈った香水の匂いがする
もう一つ、折れた真っ赤な爪
ママは使わない
警察が調べればすぐわかる
車の鍵はどこだ?
リンは紅茶を淹れに行く
やっぱり青酸カリ入り?
ロンから電話があり
七面鳥が当たったと言われるが今はいいと断る
フランク:僕と友達になれ
リン:マリオはすべてを知ってるわ
フランク:やつは死ぬさ やつも共犯だろ?
リン:奥さんにはどう話すの?
カップを凝視しているリンを疑い
フランク:ミルクが多いから交換してくれ
クスリ入れたのは模様が入ったカップか
どこまでも賢いな クリスティのお蔭?
フランク:分け合いの精神だよ レディ・ファーストだ
リンが飲むと安心して自分も飲む
話しながら咳き込んでもう一口飲む
フランク:アーモンドの味がする
リン:クッキーのせいよ
母親と同じ会話なのが悲しい
激しく咳き込み、その様子を冷静に見てるリン
死の間際になってまで少女の髪を褒めるって
性犯罪はどうやっても変えられないんだな
瞬きひとつせずにフランクの死を見つめる表情もものすごい演技
ここでエンドロールが出る
ソフトタッチなサスペンスホラー映画
今ならもっと数百倍スプラッターに暴力的に描くはず
逆にこういう描き方のほうがリアルだ
当時はヒッチコック風に
精神的に怖がらせる手法があったんだよね
今のホラー映画は観ていて不快を超えて胸が悪くなる
静かに見つめながらも
本当はこんなことをしたくなかったんだという
後悔の念も痛いほど伝わってくるジョディの哀しい目のロングショット
虐待をしていたという母親も
こんな風に殺したくはなかっただろう
母親を殺すアイデアを父親から教えられるってヘヴィな話
エンドロールが流れている間中ずっとカメラが回っている
この間、マーティン・シーンは
もう場所を離れているんだろうか?
リンはフランクも防腐剤で倉庫に隠すつもりか?
マリオが死んでしまうかもしれないし
それは死体に口なしでリンには好都合でもあるけど
3年経ったらお金が尽きて
また引っ越さなきゃならないのかな
その時、彼女はまだ16歳
それより3人も目の前で殺したという罪悪感は
バレないとしても一生背負わなければならない
最後に
「本作に登場する人物名はすべて架空のもので
実在の人物とは一切関係ありません」
という少し古臭いテロップが流れる
DVD には翻訳を選ぶ項目が出るだけで
他にメイキング映像などの特典はなく
とてもシンプルなのがイイ
90分と時間もちょうどいいしv