花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「北部ベトナムの旅」(6)

2016年12月08日 | 海外旅行「東南アジアⅡ」ヴェトナム、カンボジャ

≪ルンオン村で昼食に「ベトナム料理」≫

17世紀に建てられたという官僚のコの字型家で「ベトナム料理」の昼食を食べた。
入り口には植物のつるが暖簾の様に垂れていて、イチジクの木には実がなっていた。中庭には大きな味噌ダルが置いてあった。
写真右方の食堂に通されると、テーブルの上に徳利に似た壷が置いてあり、アルコール度数が35度もある食前酒が入っていた。私は酒は飲まないが、その壷に興味が湧き、どこかで売っているなら買いたいと思ったが、出会えなかった。

 



この日の昼食は、比較的美味しかった。縦切りにしてあるキューリには、甘酢っぱいタレをつけて食べた。

 

その後、「ソンタイ城」を見学した。
ここはフランス人「ソンタイ」が、フランス統治下の1802年に建てた軍事的な城だという。
高さ5mで一片が400mもある四方形の壁には、四方に門が造られている。壁は「ラテライト」という特殊な石で造られていた。
私達が行った門の前には、大砲が2つ置かれていた。中には入らなかった。



                

今度は高速道路に1時間半乗り、「ハノイ」に戻った。料金所のボックスで働いている人は女性が大半だった。夏場の高温の時期にここで料金を受け取る仕事は、かなりハードだろうと思った。
「ハノイ」は相変わらず車とバイクで混雑していた。
左右を見ると家の建て方に特徴があり、道路に面した家の間口が狭く、奥行きが長いのだ。聞くと、間口の長さで税金が違うので、こんな建て方が多いのだという。
建築中の高層ビル、道路もあり、ベトナムは今、経済成長しつつあるらしかった。

 

          



 

ガイドの話では、「次第に車が増えて来ているが、トヨタカローラは現地の製造で320万円、日本製なら460万円で、しかも車の消費税は60%もするので、普通の収入(昨年の平均年収は30万円だった)の人は買えない。ハノイのマンションは1000万円もする。貧富の差が大きい。」といって嘆いていた。


「北部ベトナムの旅」(5)

2016年12月08日 | 海外旅行「東南アジアⅡ」ヴェトナム、カンボジャ

≪3日目は「朝市」見学後、「ホアビン」の町へ≫

3日目の朝、「マイチャウ」のホテルを出て町の朝市に行き、短時間散策した。
近郊の村で採れる野菜や山菜、豚肉、生きたニワトリなど多様な食品が、地べたに敷いた麻布やビニールの上に並べられて売られていた。
豚肉は爪がついたままの足や毛が生えたままの尻尾も売っていた。生姜は泥だらけだった。朝市から家庭の台所を覗く事ができた。
数軒、防寒着やトレーナーを売っている店もあった。
 



        


夕食に出た「竹の葉に包んだもち米」も売られていた。
              

その後「マイチャウ」から「ホアビン」に向けてバスで2時間走った。途中、石灰岩質の山が聳え、砂糖キビ、トウモロコシを植えてある田園風景は素敵だった。


          



「ホアビン」の郊外にあったのは、東南アジア最大規模の「ロシア式ダム」だった。
国境の向こうの中国の山間地を上流とする「ホン川」の55%の水量を利用するこのダムは、1994年に建造されたが、工事中198人が事故で犠牲になったという。犠牲者を悼む寺もあった。