≪4日目は「ベトナム統一鉄道」で「ホアルー」へ≫
8時にホテルを出て「ハノイ駅」を目指した。通りは朝のラッシュ中だった。
ガイドが買ってくれた切符を受け取り、ホームの乗車車輌へ。車輌の入り口では、駅員が検札する。
私達の車両は「クーラー付き・軟座席」だ。日本なら極普通の車輌の席だが、ベトナムでは安い「扇風機付き・硬座席」もある。隣の車輌が「硬座席」だったので見に行った。椅子が硬い木製で、そこには庶民が沢山乗っていた。
連結部に給湯器があった。車内でカップラーメンなどを食べる人へのサービスなのだろう。
時々飲み物や菓子などを売り歩く人が通るのに懐かしさを感じた。
(駅入り口の上に「ハノイ駅」の標示)
(軟席車輌)
(硬席車輌)
私達は「ハノイ駅」から出発し、1時間の「フーリー駅」で降りた。
駅前で待っていた専用バスに乗って昼食を採る「ニンビン」を目指した。
「ニンビン」の西部にある「ホアルー」は、かって968年、丁朝が遷都して1010年まで都を置いた町だ。
10世紀の中頃、各地の「土豪」が覇権を争っていたが、「ディン・ティン・ホアン」が北部ベトナムを統一して、初めての独立王朝を「ホアルー」に建設した。現在のは一部を17世紀に再現したものだという。
(最初の皇帝「ディン・ティン・ホアン」の像)