花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「北部ベトナムの旅」(4)

2016年12月06日 | 海外旅行「東南アジアⅡ」ヴェトナム、カンボジャ

≪「マイチャウ」の少数民族村を散策≫

ホテルを出たら、そこは「ターイ族」の田んぼ。
10月に二期作目の稲刈りを済ませ、茎を20cm程残し、水もある田んぼだ。
少し行くと、田んぼに鴨3羽が泳いでいた。その隅には赤い色の「タニシの卵」が沢山産み付けられていた。このあたりでは化学農薬を使わない有機農業をしているらしかった。



              

田んぼの中の細い道を数台のバイクと徒歩の人が通って行った。ガイドに聞くと「集会所に行くのだろう。」という。
間も無く道路の傍に「小学校」があった。入り口からは入れなかったが、小さな庭に滑り台などが置いてあった。



 

              

さらに進むと集落だ。大半が「高床式」で建てられていて、昔は1階で家畜を飼育したり、農作業や炊事をしていたらしい。しかし今は、ささやかな観光客向けに品物を陳列して商売をする場としても使われていた。

 



 


大きな家では、その一部を田舎料理の食堂にし、別に小さな簡易コテージ風の住まいを建てて、観光客に貸していた。スイスから来て3日も泊まっていると言う中年女性に会い、一緒に写真を写した。祖父が孫を連れているすがたも見た。撮影を頼むと、村民は皆観光客に好意的だった。

 

         
観光客を乗せる車もあった。夕食は村の奥の食堂で食べた。紫色の色素が出る植物の汁に浸してから大きな葉に包んで蒸したもち米が美味しかった。水牛の肉や豚肉が出た。



           

夕食後、素朴な民族舞踊を楽しんでからホテルに帰った。

 


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「北部ベトナムの旅」(3)

2016年12月06日 | 海外旅行「東南アジアⅡ」ヴェトナム、カンボジャ

≪「マイチャウ」の少数民族村に向う≫

「ハノイ」から「マイチャウ」までは、バスで4時間かかる距離だ。
走行中ガイドは、「ハノイ」の人口は650万人だが、人口の2/3の人はバイクに乗るので、バイクが混雑するのだと話す。
おまけにバイクの法律上の定員は大人2人だが、14歳以下の子どもは何人乗せても良いのだそうだ。
バスから見ていると、夫婦2人が乗っている前後に子どもを2~3人乗せて走るバイクも見かけた。中にはヘルメットを被らずに運転している人や乗せて貰っている人が沢山いるのに驚いた。
また、大気が排気ガスで汚染されているので、マスクを装着している人は多かった。マスクの大半は、色や柄が入っていておしゃれに見えた。
信号機が余り無いので、歩行者はどこでも道路を横断する事ができる。私には道路に一歩踏み出すのは自殺行為に思ったが、急がずゆっくりと歩けば車もバイクも停まってくれた。


途中の「ホアビン」で昼食を食べるために伝統的な田舎料理を出すレストランに入った。私が以前食べた南部ベトナムの料理より油分が少なく、食べ易かった。
  

またバスで「チャンアン」を目指した。
ガイドの話が続いた。
「ベトナム」は社会主義国家なので、土地は国が所有していて、国民は国にお金を払って借りているのである。この点は中国と同じだった。
借用期間は長いので、お金を払える間は使えるが、国が貸し出すことを止めて別の用途に使おうとする時は、文句を言わずに明け渡さなければならない。この点で色々な国と住民のトラブルが起きるのだという。
また、公務員は住民の要望があってもなかなか腰を上げない。そんな所に住民から公務員に金品を贈る賄賂の習慣がはびこり易いのだという。

そうこうしている内に、田んぼの中に大きな看板が見えて来た。「農業開発銀行」お看板だった。
やがてバスは小高い「マイチャウ」の展望台についた.バスから降りて下を見た。周囲を山に囲まれた箱庭の様な「マイチャウ」が眼下に見渡せた。



            

今夜のホテルは田んぼの隣にあった。「ターイ族」の若い女性2人がフロント係りをしていた。
エレベーターが無いので、2~3階の部屋のスーツケースは運んで貰った。
荷物を置いた後、べランダに出て写真を写してから、ガイドの案内で揃って傍の村の散策に出た。

 

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