≪1日目の旅と2日目の「民俗学博物館」見学≫
1日目は、羽田空港発16;35の「ベトナム航空」に搭乗し、6時間後の20;35に「ハノイ」国際空港に着いた。
日本との時差は-2時間なので、時計を現地時刻に合わせた。
今回は添乗員無しの旅で、その分、旅費が安かった。
スーツケースを受け取ってから出口を出たところで、初めて現地ガイドのHさんに会った。またそこで同じ飛行機で来た他のツアー参加者とも初顔合わせをした。参加人数が少なかったので、待機していたのは中型バス。それに乗って「ハノイ」の南方まで1時間走り、その日のホテルに着く。
ベトナムの水道水は飲めないが、ホテルの部屋に毎日無料のミネラルウオーターの小ペットボトルが1本置かれている。歯磨きにもそれを使った。
2日目は6時にモーニングコールが来て、着替え、洗面後、レストランに行く。
食事はバイキング方式だが、メニューが豊富だった。「オムレツ」と「フォー」(ベトナムの米麺。塩味の鶏肉スープ仕立て)「果物」などを食べた。「フォー」が美味しかった。
8時に中型バスで出発。最初に「ハノイ」市内の「民俗学博物館」を見学した。全部で15000点の展示品だという。
54の民族が生活しているという写真が掲示されていた。北部地域では「ターイ族」が最も多いらしい。
今でも民族の昔からの生活習慣を受け継いでいる民族も沢山居る。
南部の「高床式住居」や海辺のきつい傾斜の屋根を葺いた「舟形の住居」など、住居のモデルが置かれていた。
木材が豊富な山岳地域では、木彫りの技術が受け継がれているという。精緻に彫られた木彫りが、家の入り口の軒下や屋根、室内の中心部分に魔除けとして飾られた。日本の古い木造の寺社や城などにある木彫りにそっくりだった。
三人の女性「三婆」が神として家々に祭られている民族もあるという。その他沢山の展示品があった。
≪ベトナムに行って来た≫
今回の「北部ベトナムの旅」は、全ての庭仕事や農園の片付け、漬物作りを済ませた先月25日に羽田を出発し、29日に帰国する5日間の旅だった。
ベトナムは今回で3回目の訪問で、国の事情もある程度分かっていたし、観光は中3日間だけだったので大した事前の準備をせずに出かけた。
ただ「地球の歩き方」最新版を見ると「治安が悪化」していると書いてあったので、安全面には特に神経を使い、貴重品の管理に注意した。
結果的に「ハノイ」で夜、ホテルからスーパーまで2回往復したが、車やオートバイがバンバン走る信号機が無い横断歩道を横切るのに神経を使った以外、問題はなかった。
観光地で勝手に人の写真を写して、帰りにプリントしたのを売りつけられた以外は、売り子にしつこく付きまとわれる事もなかった。(写真は勿論、断固として断った)
気候的にこの時期の「ハノイ」は、最低16度~最高25度。雨もほとんど降らず、快適な旅ができた。
この地域では米は2期作だそうだが、2期作目の収穫が10月に済んだ田んぼには水が残してあり、地上から25cm程刈り残した稲の茎が立ち並んでいた。このまま腐らせて堆肥にするらしい。
田んぼで鴨やアヒルが遊び、タニシの卵が稲の茎に産み付けられていたのを見ると、化学農薬はあまり使われていない様子だった。
道路沿いに砂糖キビやトウモロコシが育っていた。
食事には経験上、期待していなかった。田舎のベトナム料理の中には、油が古くて胸焼けした揚げ物があったが、全体としては80点をつけても良い程美味しかった。
主な観光地は「ハノイ」からバスで2~4時間かかる郡部「ホアルー」「マイチャウ」「チャンアン」の町の世界遺産が中心だったので、バスに乗っている時間が長く、のんびりゆったりした旅だった。
次回からもかいつまんで今回の旅の様子をお知らせしたい。