花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

友人たちの事

2016年12月27日 | 高齢期の生活全般

とうとう12月27日、年末になってしまった。早いものだ。

年に2~3回電話が来て、1回に30分前後も私と「電話会談」をする旧友から、昨夕、半年振りの電話が来た。
彼女の年齢は80歳。20数年前に胃がんになり、手術で胃の大半を除去したというが、その後、肝臓やすい臓に転移し、命の極限を生きて来た人だ。
私には何でも話しやすいらしく、なかなか他人には言えないような愚痴も話してくれていた。

所がである。昨夕の電話は明らかにおかしかった。
「今日は何をしていたの?」と、同じことを何度も聞く。
我が家に来て一泊した事があるのを忘れていて、「あなたの家は、マンションなの?」と聞く。
私も一度、JRの特急電車で札幌から3時間程かかる彼女の家にお邪魔した事があり、彼女の周囲の環境は知っているのだが、「家の隣には総合病院があるし、向かいは大型スーパーなの。」と、私の記憶とは随分違うことを言う。
「寂しいから、遊びに来てよ。」と誘われたが、そう簡単には行ける距離ではない。
それにしても、彼女が半年で認知症に似た症状を来たしてしまったのには驚いたが、この1~2年の寝たり起きたりの闘病生活と年齢を考えると、無理もないかも知れないとも思った。
私と同じ「癌サバイバー」(癌の診断を受けて存命している人)としての彼女には、可能な限り元気で長生きしてもらいたいと願っているのだが…。

次の友人は、前にも記事に書いた私と同年齢の人だ。
マンションで1人暮らしを続けて来た彼女は、先月末に札幌の「介護付き有料高齢者住宅」に入居した筈だ。
64歳位で認知症になって以来、飲み薬と貼り薬を併用して来たらしいが、それが功を奏して、診断からここまで認知症の進行がゆっくりだったのだと思う。
しかし、彼女とももう、かっての様に札幌の町で会食するなどは全くできなくなってしまった。

親しくして来た友人たちが、このように自由に会って、他愛のない事をお喋りしたり、笑いあったりできなくなって行く事が、本当に寂しく思われる。
私自身も、いつ体調がおかしくなっても不思議ではない年齢に入っているので、今の一日一日を感謝しながら過したいと思っているが、取りあえず5日目には元気で新年を迎えられそうで嬉しい。

                                    

コメント (8)
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