伯母の認定段階が1月に「要介護1」から「要支援2」に下がったことで、それまで居た施設にいられなくなり、我が家に越して来たことを、過日、書いた。
しかし、私はその結果に納得が行かず、2月に「見直し調査」を市役所に申請していた。
申請後間も無く調査員が我が家に来て、色々と調査をして行った。同時に、2月から掛かる様になった新しい伯母の主治医の見解も合わせて、担当部署で再度審議がされたという。
その結果が昨日送られて来た。「要介護1」という結果だった。
これでまた伯母は、介護保険の援助を受けて、各種の介護保険施設へ入所する事ができるようになった訳だ。良かった。
もしも「見直しの調査」を申請しなければ「要支援2」のままになった訳で、一体、前回の本調査は何だったのかと思ってしまう。
しかし、伯母に聞くと、「施設には戻りたくない。」のだそうだ。
大所帯の施設は、個々人の状況に合わせた介護がなかなかできないのだろうと思うと、伯母の気持ちが分からぬでもない。
私と暮らせば、伯母中心の生活だ。
食べること一つ取っても、施設のミキサーにかけたどろどろ食ではない。
手間は掛かるが、伯母の希望や状況に合わせ、食材が目で見て分かる刻み食を、調理したてで供するのだから美味しいのだと思う。
伯母の話では、我が家に来てからは施設にいた時の倍の量を食べているという。
確かに今はすっかり痩せてしまって、筋力も落ちてしまっている。
我が家で肉や魚、卵、大豆製品、乳製品をしっかり食べてもらって、元気になって欲しいと思っている。
(昨夜は買って来たカレー用の牛肉を、玉葱、じゃが芋、人参、ニンニク、生姜と共に圧力鍋で45分間煮て、バター、トマトケチャップで味付けをした「牛肉スープ」を作った。肉はほろほろとほぐれて柔らかいので、伯母は牛肉を80g位は食べた。
また、今朝は「バナナホットケーキ」を焼いた。ホットケーキミックスだけなら甘すぎるので、薄力粉を1/4加えたのを鶏卵、牛乳で解く。
フライパンに生地を流しいれ、弱火で裏を焼きながら薄くカットしたバナナを表に並べる。適当な頃合を見て裏返し、数分焼いて完成する。それに手作りの「苺ジャム」と「ポテトサラダ」を添える。
この「ホットケーキ」は、市販のパンと違って生地がバサバサせずにしっとりとしているので、歯がない伯母にも食べ易いようだ。また、焼きバナナの酸味が味に深みを付けてくれるので、私は好きだ)
そんな訳で、認定段階は前に戻ったのだが、私の力で面倒を見る事ができる内は、もう暫くの間、伯母の介護を続けようと思っている。