昨日、誕生日が来て、すごく嬉しかった。
乳がんを自分で発見したのが4年前の台風の夜だったから、これで4年たったのだ。
病院に行って検査を受けた結果、「癌でした。」と医者に言われてからは絶望感に襲われ、暫くは先の人生が消えてしまったように感じ、数日間本当に落ち込んだ。
けれど、それから1月後に手術を受け、続いて放射線、抗がん剤と経験して行く内に、少しずつだけれど、覚悟と言うか、開き直りと言うか、「それなら残された人生を、精一杯生きるぞ!」という気持ちが芽生えて来て、したいこと、できることを命がある間にやろうという気持ちが起きて来たのだ。
それでも、いざとなると一番悩んだのが、大金を要する家を建てるという事だった。
でも「その家に5年住めるなら、それで良しとしよう。」と考えて、その2年前に買っておいた土地に、定年時の退職金をつぎ込み、自分で平面図を書いて業者に建築を依頼し、家を建てたのだった。
その家ができて、引越しをして、石ころだらけだった庭土を掘り返して石を取り除き、やっと花を植えたり、野菜の種を蒔いたりしている内に2年半が経った。
今では毎朝、新しい植物の姿に出会い、成長に感動し、収穫に喜び、ここへ越して来て、私の夢だった生活ができるようになって本当に良かったと思っている。
庭仕事や畑仕事を通して新しい人間関係もできた。これからもそんな人々との交流を大切にしながら、まだ当分は元気で生きられるかもしれない日々を、前向きに暮らしたいと思う。
だからこれからも、1年毎に迎える誕生日は、若かった頃の何倍もおめでたい日になる筈だ。
さあ、また1つ年を重ねた新しい1年に向かって、スタートすることにしたい。
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