≪「ザンクト・オルフガング」という町≫
この町は、「ザルツブルグ」からバスで1時間40分程のところにある人口2800人の小さな町だ。
「オーストリアの旅」(7)に書いたように「ヴォルフガング湖」の湖畔にあって、標高1783mの「シャーフベルク」山に登る登山鉄道が出ている。
今回は、5日目と6日目にこの町で連泊したが、町の散策は出発する7日目の朝に、各自で1時間ほどしただけだった。こじんまりとした町だったが、とても美しかった。
まず出発の準備をしてから「地区教会」に行った。15世紀に書かれたという祭壇画が重厚な雰囲気を醸し出していた。
次に小さな船着場に降りて見た。船着場の傍にはホテルやレストランがあり、花で素敵に飾られていた。この辺りが映画の撮影舞台として使われたことがあるそうだ。
≪チロルの伝統的な木造建築のある町≫
5日目に立ち寄った町「ハル」「アルプバッハ」には、歩道の面白い絵や花で美しく飾られた家々、「牛祭り」の行列、湖畔に立ち並ぶ風光明媚な町があり、見るだけで心が癒された。
日本では敷地も家も塀や生垣などで囲って、外部の人には見えない様にすることが多い。
ヨーロッパを旅行すると、いつも行きずりの人を意識して住まいを表現する。「おもてなし」とは何かを教えられるのだ。
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