花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「オーストリア・ハンガリー・スロバキア3か国の旅」(12)

2018年07月17日 | 海外旅行「中央ヨーロッパⅠ」オーストリア、ハンガリー、スロバキア

暫くぶりで旅日記を続ける。

≪「ブタペスト」市内観光≫

この町は2回目の訪問だったが、何か新鮮に感じられた。現地ガイドは、中高生の時に東京に住み、公立の学校に通学した経験がある若い人で、日本語の違和感がほとんどなかった。

①「漁夫の砦」
首都「ブダペスト」は、南北に流れる「ドナウ川」を挟んで東が「ペスト地区」西が「ブダ地区」となっている。 
「漁夫の砦」はドナウ川沿いの小高い丘の上にあった中世の城壁に1899年から「ネオ・ロマネスク様式」で町の美化の為に壮大な砦が建設された。白い石灰石の建物が印象的で「ペスト地区」が眺望できるため、大勢の観光客で賑わっていた。


 (ドナウ川の向こう岸「ペスト地区」の写真中央に聳える尖塔がついた建物は、1902年に完成したネオ・ゴシックにルネッサンス様式を加えた「国会議事堂」

(広場に立つのは「聖イシュトバーン」の騎馬像だ。彼(969または975年~1038年)はマジャール人の大首長だったが、父の死後、「ハンガリー」の初代国王になった。国内に8つのカトリック教会の司教座を置き、修道院付属の学校を作り、カトリック教とラテン語を振興した。1000年12月25日にローマ教皇より冠を戴き、「エステルゴム」で戴冠式を行って、正式に「ハンガリー王国」が成立した。息子達は早くに死んだので、彼の死後、後継者を巡る争いが起きたが、11世紀末に混乱を収めた「ラスロー一世」によって、彼は聖人に加えられた。像の手に持つ十字架は二重のクロスだが、彼がキリスト教を広めたことと、国を統一したことの二つを意味するらしい)

②「マーチャーシュ教会」(聖処女マリア教会)
13世紀に建てられたカトリック教会だ。オスマントルコが侵略した後、モスクに改装されたが、第二次大戦後、教会に再建された。

  

③「三位一体広場」
「マーチャーシュ教会」の前の広場だ。
14mの高さの「三位一体像」は、ペストの収束を祈って18世紀に建造された。

                

④「くさり橋」
「ドナウ川」で分断されていた「ブダ地区」と「ペスト地区」を結んだブダペスト最古の橋で、第二次世界大戦で破壊されたが1949年に再建された。巨大な4頭の「ライオン」が橋の両端で通る人や車輌を見守る美しい橋だ。夜間はライトアップされる。



⑤「英雄広場」
ハンガリーの民族「マジャール族」の建国1000年に造られた記念モニュメント。「建国記念碑」は高さ35mあり、「マジャール族」の首長、歴代の王、貴族14体の像が並べられている。
私達が行った17時半頃、丁度トルコから来た人達が映画の撮影をしていたのに出くわした。



⑥「現代美術館」
「英雄広場」の近くにあり、傍には「西洋美術館」もある。「農業博物館」「交通博物館」もあった。

        

 
(バスから見た中の良い中年カップル)         (レストランの看板)

「ブタペスト」には、歴史に残る巨大モニュメントが沢山あった。


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