≪「バラトン湖」湖畔の町「ティハニ」散策≫
前日は「ヘーヴィーズ」という温泉リゾートのヘルススパホテルに泊まった。
部屋が4階の角部屋だったので特に見晴らしが良かった。朝6時過ぎの日の出と共に徐々に明るくなって来たら、鬱蒼とした深い森、そこにたなびく白い霧の光景が実に幻想的だった。
ところで「ハンガリー」の西部中央に細長い大きな湖がある。ヨーロッパ最大の湖「バラトン湖」で、77km×170kmあり、面積300k㎡もあるので「ハンガリーの海」とも言われる。
その湖にイボの様に突き出た半島にある町が「ティハニ」だ。「ヘーヴィーズ」からバスで1時間45分で着いた。
駐車場でバスから降りると細めの上り坂の道があった。途中には「ラベンダー」の乾燥した花で作った土産物や、名産「パプリカ」の粉などを売っていた。下の方に日本で6年間生活した事があるという女性の店もあった。
私の庭にも「ラベンダー」が植えてある。今までは花が終ったら切って捨てていたが、これからはその花殻を摘んで布の袋に入れ、「ラベンダー」の香りを楽しもうかなと思った。
その「バッチャーニ通り」には独特な藁葺き屋根の家が数軒あったので、写真を写した。
今までもあちこちの国で同じ様なデザインの茅葺き屋根を見てきた。この窓は藁葺き屋根の内部の換気口として造られたものだ。換気口の窓が、まるで眼のようにも見える面白いデザインだ。
さらに坂を上って行くと、頂上に「修道院教会」があった。教会の前の広場から右手下方に瓦斯に霞む「バラトン湖」と船着場が見えた。
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