花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

旭川へ行って来た

2015年05月05日 | 「北海道内旅行」登別・定山渓・洞爺・函館・道東・三笠・旭川・道北・奥尻島他

昨日朝、6時前のJRに乗り、娘が車で待つ駅で降りて合流して旭川に向かった。早朝で車もすいていて順調に普通道路を走った。
2時間で目当ての「旭川美術館」に到着した。9時半開館なのに既に数台の車が駐車場前に列を作っていた。皆ゴールデンウイークなので、出足が早い。
入り口の傍に建つ大きな銅像は「雄弁」という像で、フランス人「エミール・アントワーヌ・フールデル」の1923年の作品だそうだ。
気になったのでネットで調べたら、彼は32歳から15年間、「ロダン」の助手をしていたそうだが、やがて独自の考え方をするようになって独立した彫刻家だそうだ。そんな人の作品がどういう経緯でここにあるのか気になる。



時間があったので、美術館前と目の前の「常盤公園」にある銅像を見て歩いた。
中に1970年に北海道開拓記念碑として造られた「本郷新」制作の「風雪の群像」があった。
和人の青年男女が伸びやかに立っているのに比べて、アイヌの老人が切り株に座っているのだ。この像の制作に当たっては、アイヌの老人も立たせるべきではないかという論争もあったらしい。



また1989年に「三木俊治」が制作した「行列」という大きな作品(3m×6m×1.5m)もあった。
どんな人達が行列しているのか姿を良く見たかったが、3mもの高い位置なので残念だった。      



            

美術館で開催されていたのは「古代エジプト美術の世界展」で、スイスの「ガンドゥール美術財団」が所蔵管理している文物が展示されていた。
小規模なものだったが公開は日本初で、展示品一点々々に作品の見所などの詳しい説明が付いていたため分り易かった。

私がエジプトに行って、実際にその国の様々な風景の中で見て来た古代エジプトの貴重な遺跡文物は勿論素晴らしいものだったが、ISの脅威によって中東やアフリカなどへ安心して行けなくなった今、身近な国内でこうした展示が開かれ、多くの人が古代エジプトの美術作品に触れて鑑賞できるのは、貴重だし嬉しいことだと思った。



フロアーに「ファラオの衣装」が自由に着られる様に置いてあったので、傍の人と声を掛け合って着用し、写真を撮りあったが、良い思い出になった。

             

美術館を出た後、東旭川にあるスリランカカレー店「スタンサ・キッチン」を目指した。
「旭山動物園」に通じる道路の途中にあるので、間も無くひどく渋滞し出した。暫く掛かったが目指す店を見つけて入った。
気さくなスリランカ人の店主スタンサに聞くと、普通の民家を借りてカレー屋を始めてから7年になるという。
頼んだ「ポークカレー」が辛かったが、気配り上手なスタンサが「野菜カレー」のルーを足してくれたら辛さが弱まった。
2年前に「スリランカ」に行って来たことを話すと、「『シーギリヤロック』に登ったか。」と聞かれた。「33度の気温の日でおまけに体調も悪かったが、頂上まで頑張って上ったよ。」と言うと、「綺麗だったでしょう。」と嬉しそうだった。
店内に売られていた香辛料やヒヨコマメが懐かしかった。
大きな珍しい色をした毛足が長い猫がいた。聞くと「箱に入れられて捨てられていたのを、拾って育てた猫だ。」と教えてくれた。
猫は桜の花びらが風に吹かれて散って来る外をじっと見つめていて、どうしてもこちらを見ようとしてくれない。やっと1枚撮ったのがこれだ。

 

カレー店からさらに「菓子店」と「深川道の駅」に寄って、帰宅した。「深川道の駅」ではほうれん草を買った。
札幌に着く頃には、予報どおり雨が降りだしたが、娘と話をしながらドライブできた楽しい一日だった。


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする