明け方近く TVで放映してたので見ていた。
読んだことが無い重松清という直木賞作家の作品が原作
岡山県の干拓地の設定かな?
秀一が進学校の試験でカンニングしたのがバレテから情緒不安定になってしまう。
秀一は放火犯として逮捕される。父が家から居なくなり、借金を背負ったまま母も家から居なくなる。
弟の秀二(手越祐也)は陸上部で干拓地を走っている。
同級生に、無理心中で亡くなった両親から逃げて、親戚に育てられている恵利(韓英恵)がいて、秀二は彼女に思いを寄せている15歳。
小学生の頃、中谷美紀演じる関西弁を喋る女性に出会う。秀二は干拓地に高層建築物を建てようとする業者が立ち退きを求めたり、陰で放火をしてでも立ち退きをさせようとしているのではないかと思わせる事件が続く中、交渉を続ける黒塗りの外車に乗っている中谷美紀に再会する。
干拓地で立ち退きに応じない豊川悦司演じる神父の元に恵利は心の平安を求めてやってくる。
秀二も恵利に誘われて、神父のところに通い、聖書を読むようになる。
その神父にも辛い過去がある。弟の彼女と家族ぐるみで付き合っていたが、神父が学生の頃、弟の彼女と性関係を持つ。それは、男に犯されるという構図よりも、彼女は兄を求めていたということにおいて、弟には残酷な結末に。彼女も彼女の両親も兄を非難するが、弟の矛先は、兄を殺すと両親に苦しみを与えることを考えて、彼女と彼女の両親に。刺し殺すという結末を迎える。
恵利は干拓地を走っている時にトラックから落ちた石に足をやられて走れない身体になってしまう。業者は立ち退き金額を水増しして、親戚はその条件に納得して恵利を連れて東京に引っ越すことになる。
神父は弟が死刑判決を受ける前に秀二に会わしたいと拘置所へ。面会した時に、弟は秀二に「お前はオレと同じだ。同じようになる。」と言われて吐き気を催す。
行き場を無くした秀二は、再会した時に渡されていた中谷美紀の電話番号をコールする。建設業者と絡んだ時田(大杉漣)の妻であったが、秀二の初体験を相手となる。飲んでいる所に時田が現れ、秀二は暴行を受け続ける。気がつくと、時田が囲っている東京から出てきた見知らぬ女の子とホテルの部屋に。時田はハードなサディストで、二人を暴力で痛めつけようとしていた。
その女の子の提案で時田を殺さないと、自分達は逃げられないと。秀二はバスローブの紐で後ろから首を絞めたが、中谷美紀が止めをさす。三人は時田から逃れようとするが、女の子は腐乱死体で奈良県の山で発見され、中谷は警察に逮捕され、秀二は東京に逃げて、恵利と再会する。
恵利は叔父に性的関係を強要されていることを告白し、偶然街中で出会った叔父を秀二は刺してしまう。逃走する二人。田舎に戻った二人は、秀二の荒れ果てた誰も居ない家に放火し、家を出ると、叔父を刺した件で追跡してきたと思われるパトカーに挟まれる。ナイフで恵利を人質にするふりをして、ナイフを翳してパトカーに走り寄る。ポケットで鳴った携帯に気を取られて姿勢が変わった瞬間に拳銃で撃たれて倒れる秀二は、携帯に出ると、恵利が「誰か私を殺して 携帯番号090-・・・」と書いてあった東京の某店舗のシャッターに秀二が「誰か僕と生きて 携帯番号・・・」と落書きしたのを見て電話してきた女性であることを確認している最中に死ぬ。
神父のところには、秀二が中谷と初体験した時に出来た子供と、恵利が一緒に暮らしていて、もうすぐ中谷が出所してくる
というシーンで終わる。
エグイ内容が積み重なり、残酷でやり場の無い想いが行ったり来たりするが、最後は何故か少しスッキリとした感じがするのは、一体ナンなんだろう?人はつまらない拘りに取り付かれて逃げられなかったり、死んだら終わりだ。という印象が強く残る作品だ。
読んだことが無い重松清という直木賞作家の作品が原作
岡山県の干拓地の設定かな?
秀一が進学校の試験でカンニングしたのがバレテから情緒不安定になってしまう。
秀一は放火犯として逮捕される。父が家から居なくなり、借金を背負ったまま母も家から居なくなる。
弟の秀二(手越祐也)は陸上部で干拓地を走っている。
同級生に、無理心中で亡くなった両親から逃げて、親戚に育てられている恵利(韓英恵)がいて、秀二は彼女に思いを寄せている15歳。
小学生の頃、中谷美紀演じる関西弁を喋る女性に出会う。秀二は干拓地に高層建築物を建てようとする業者が立ち退きを求めたり、陰で放火をしてでも立ち退きをさせようとしているのではないかと思わせる事件が続く中、交渉を続ける黒塗りの外車に乗っている中谷美紀に再会する。
干拓地で立ち退きに応じない豊川悦司演じる神父の元に恵利は心の平安を求めてやってくる。
秀二も恵利に誘われて、神父のところに通い、聖書を読むようになる。
その神父にも辛い過去がある。弟の彼女と家族ぐるみで付き合っていたが、神父が学生の頃、弟の彼女と性関係を持つ。それは、男に犯されるという構図よりも、彼女は兄を求めていたということにおいて、弟には残酷な結末に。彼女も彼女の両親も兄を非難するが、弟の矛先は、兄を殺すと両親に苦しみを与えることを考えて、彼女と彼女の両親に。刺し殺すという結末を迎える。
恵利は干拓地を走っている時にトラックから落ちた石に足をやられて走れない身体になってしまう。業者は立ち退き金額を水増しして、親戚はその条件に納得して恵利を連れて東京に引っ越すことになる。
神父は弟が死刑判決を受ける前に秀二に会わしたいと拘置所へ。面会した時に、弟は秀二に「お前はオレと同じだ。同じようになる。」と言われて吐き気を催す。
行き場を無くした秀二は、再会した時に渡されていた中谷美紀の電話番号をコールする。建設業者と絡んだ時田(大杉漣)の妻であったが、秀二の初体験を相手となる。飲んでいる所に時田が現れ、秀二は暴行を受け続ける。気がつくと、時田が囲っている東京から出てきた見知らぬ女の子とホテルの部屋に。時田はハードなサディストで、二人を暴力で痛めつけようとしていた。
その女の子の提案で時田を殺さないと、自分達は逃げられないと。秀二はバスローブの紐で後ろから首を絞めたが、中谷美紀が止めをさす。三人は時田から逃れようとするが、女の子は腐乱死体で奈良県の山で発見され、中谷は警察に逮捕され、秀二は東京に逃げて、恵利と再会する。
恵利は叔父に性的関係を強要されていることを告白し、偶然街中で出会った叔父を秀二は刺してしまう。逃走する二人。田舎に戻った二人は、秀二の荒れ果てた誰も居ない家に放火し、家を出ると、叔父を刺した件で追跡してきたと思われるパトカーに挟まれる。ナイフで恵利を人質にするふりをして、ナイフを翳してパトカーに走り寄る。ポケットで鳴った携帯に気を取られて姿勢が変わった瞬間に拳銃で撃たれて倒れる秀二は、携帯に出ると、恵利が「誰か私を殺して 携帯番号090-・・・」と書いてあった東京の某店舗のシャッターに秀二が「誰か僕と生きて 携帯番号・・・」と落書きしたのを見て電話してきた女性であることを確認している最中に死ぬ。
神父のところには、秀二が中谷と初体験した時に出来た子供と、恵利が一緒に暮らしていて、もうすぐ中谷が出所してくる
というシーンで終わる。
エグイ内容が積み重なり、残酷でやり場の無い想いが行ったり来たりするが、最後は何故か少しスッキリとした感じがするのは、一体ナンなんだろう?人はつまらない拘りに取り付かれて逃げられなかったり、死んだら終わりだ。という印象が強く残る作品だ。