存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

元春レディオ・ショー 2010,1,19

2010-01-19 23:02:10 | 佐野元春
今年二回目の放送です
三月に来日が決まっているボブ・ディランのカバー特集


1 Like a Rolling Stone (Live)/ The Rolling Stones

2 Blowin' In The Wind /Marianne Faithfull

3 Eet /Regina Spektor

4 Appaloosa /The Black Crowes

5 On a Night Like This /Los Lobos

6 Simple Twist of Fate /Bryan Ferry

7 Just Like a Woman /Joe Cocker

8 It's All Over Now Baby Blue /Leon Russell

9 風の手のひらの上 /佐野元春 and The Hobo King Band

10 My Back Pages (Live) /Bob Dylan, Eric Clapton, George Harrison, Neil Young, Roger McGuinn & Tom Petty

佐野さんは今回、とても選曲を迷ったらしい。それはDJとして楽しい迷いだろうなと思う。お気に入りの曲をカセットテープに凝縮しようとテープの残り時間を考えながら選曲を迷いながらしている中学生時代の自分を思い出しました。

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27歳 宇多田ヒカル

2010-01-19 22:52:49 | 音楽
約3ヶ月ぶりにメッセージ・フロム・ヒッキーが更新された。
ハワイで15日にツアー開始したとのこと
ロンドンでもやるようだ。

元気そうで良かった

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坂本龍一ニューイヤー・スペシャル2009 ラヴェル その1

2010-01-19 20:50:46 | 坂本龍一
今年も教授のラジオで元旦が終わるという素敵なスタートです。
「不毛地帯のテーマ」             (坂本 龍一)
         <Commmons RZCM-46489>

「水の戯れ」                  ラヴェル作曲
                (演奏)マルタ・アルゲリッチ

「弦楽四重奏曲 ヘ長調~第1楽章 アレグロ・モデラート」
                        ラヴェル作曲
              (演奏)アルバン・ベルグ四重奏団

「夜のガスパール~第1曲 水の精」       ラヴェル作曲
                (演奏)マルタ・アルゲリッチ

「ハイドンの名によるメヌエット」        ラヴェル作曲
              (演奏)ヴラド・ペルルミュテール

「マ・メール・ロワ~妖精の園」         ラヴェル作曲
               (演奏)南西ドイツ放送交響楽団
                 (指揮)エルネスト・ブール

「ダフニスとクロエ~第3部より 日の出」    ラヴェル作曲
               (演奏)カメラータ・シンガーズ
                〃  エイブラハム・カプラン
            〃 ニューヨーク・フィルハーモニック
                (指揮)ピエール・ブーレーズ

「ステファヌ・マラルメの3つの詩~第2曲 むなしい願い」
                        ラヴェル作曲
                (演奏)フェリシティ・ロット
                〃 ダルトン・ボールドウィン
              〃 パリ管弦楽団室内アンサンブル
                (指揮)ミシェル・プラッソン

「ヴァイオリンとチェロのためのソナタ~第1楽章 アレグロ」
                        ラヴェル作曲
                     (演奏)藤原 真理
              〃 ジャン=ジャック・カントロフ

「ピアノ協奏曲 ト長調~第3楽章 プレスト」  ラヴェル作曲
     (演奏)アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
      〃           フィルハーモニア管弦楽団
                (指揮)エットーレ・グラチス

「ボレロ」                   ラヴェル作曲
                  (演奏)ラムルー管弦楽団
                 (指揮)モーリス・ラヴェル

「博物誌~第1曲 孔雀」            ラヴェル作曲
                 (演奏)ガブリエル・バキエ
                〃 ダルトン・ゴールドウィン
         <commmons RZCM-45964>

今年も教授のラジオで元旦が終わるという素敵なスタートです。
2009年元旦放送

毎年お正月にやっていて、今回で六回目のニューイヤースペシャル。もう六年ってけっこう長いですよね。まあ、毎年ね、テーマを決めてやって来たわけですけど。まあ、2010年になったばかりですけども、2009年というのは僕個人としては本当に多忙でね、ツアーを三つもツアーがあってですね。まあ、ツアーと言っても本当に一つは僕にとっては長くはなかったんですけど。春にやったのは日本で24公演、それから10月から12月にかけてヨーロッパでツアーだったんですけども、17公演、こんなに長いツアーをやったことないですよ何十年もの間、それで年末12月は日本に帰ってきて大貫妙子さんと一緒にやったんですけど。もう直ぐ還暦が近いというのに、こんなにツアー人生になってしまってロックンローラーになったみたいな感じになってますけども。そういう曲はやってないんですけどね。何だか よくわからないですね。すいませんね。

2010年もライブをやりそうなんですけどね、今年はたぶん年末には恒例のように日本でもやると思うんですけどね、その前に北アメリカ、もしかしたら南アメリカも含んでツアーを組むかもしれないんですけど、まあまあ計画中なんですけど、だから忙しい年になりそうですけどもね。2009年の世相漢字というのがあるんですか?世相漢字でも「新」でしたかね。新しいという漢字。世の中を見るこう色々始まってますね。
「仕分け」なんていうのも、良くきいた言葉ですけど、定着した言葉ですよね。あれは新しいですよ。僕はね、政治の本質の一つというのは国が人々から税金を集めてどう使うか、もちろん外交もそうなんだけど、それをああやって一般公開して見れる形でやるというのは日本の歴史の中でもとても新しいことだと思いますよ。本題は何でしたっけ?(笑)

そうそう、番組ニューイヤースペシャルね、スコラという「音楽の学校」というシリーズを続けているのですが、その関連で今年は、つい最近発売されたばかりの4巻目かな。4巻目。ラヴェルを取り上げるんですが、普通はラヴェルといえば、13歳年上のドビュッシーとラヴェルと一緒に二人並べて取り上げられることが多いんですよ。印象派といわれることが多いんですけど。印象派というのは、もともと絵画のグループというのかなスタイル。印象派がありますが、その絵画のスタイルを借りてきて音楽の印象派と言われているんですけど、それ自体もどうかな、それも問題があるんですが、そういった問題も色々議論もし、分析もしているわけなですけど、スコラで。どういうところがドビュッシーとも共通しているのか、どういうところがドビュッシーとの違いがあるのかという。
音楽史の中でどう位置づけられているのかということも話をしています。本当は手にとってね、読んで聴いて欲しいんですが、そのスコラを一緒に作ってもらっています浅田彰さんと小沼純一さんとお二人を迎えての鼎談ということでやっていますけども。

それでは2時間最後までお楽しみ下さい。

「不毛地帯のテーマ」

今夜はラヴェルを特集しています。
S:当初はドビュッシーとラヴェルの二人で一巻にしようと思って曲を選び出したんですけど、
ところがCD一枚にどうしても二人のものを入れるのが無理だという結論になって、もう分けちゃおうということになったんで。スコラ全体で30巻の予定で30分の1をドビュッシー、もう一つの30分の1を使ってラヴェルとなって随分な比重なんですけど、音楽全体から言えばね、古今東西の音楽で言うと随分と比重を占めている訳ですが、そこは独断と偏見でいってしまうということですけどね。

O:それとフランス近代音楽というと、普通ドビュッシーとラヴェルを一緒にペアにすることが多いのですが、だけど全然方向性が違うでしょう?
いわばショパンとリストくらいテクニック的にも違うと言ってもいいし、ある意味19世紀末の中から出てきたドビュッシーと、本当に20世紀になって、75年生まれだから20世紀で25歳ですよね、正に20世紀になってからの音楽というラヴェルとだから、やっぱりこれはひとまとまりには出来ないですよね。

S:まあ、一回り以上違うということで
O:13歳も年下なんですね。
S:まあ、だけど、まあドビュッシーもラヴェル本人達もお互いを意識して音楽的にも刺激しあったので、音楽的にも大きいし、どうしても分けて考えるのも難しいし、まあ皆さんが読んでらっしゃるこの V.ジャンケレヴィッチという人が書いたこの「ラヴェル」という本も中々面白くてね、思索的なことも沢山あって、やはり、一番最後の方は、ドビュッシーとラヴェルの色んな比較みたいなことも結論づけられていますけれども、本当に面白いと思ったのはね、みなさんドビュッシーとラヴェルの違いを沢山、あげつらうんですが、同時にラヴェルは恣意的でドビュッシーは端的だというのも逆説的に、アイロニティーに書いているんですね。そこがなかなか面白いなと思いました。勿論、違いをあげつらえば、それだけで一冊の本になるぐらい違いはあるんですが、非常に似ている面もあると、具体的な文章としてはですね。250ページかな。
「実際、ラヴェルはドビュッシー的であるのと同じくらいラヴェル的である。というね逆説的に。(笑)ラヴェルはまずドビュッシー自身よりもさらにドビュッシー的になる術を知っている。」
確かに具体的にこの人、例えば「博物誌の かわせみ のとことかですね。ドビュッシーの霧や枯葉よりも前に書かれていると。つまりドビュッシーが書くあの霧より前に実はもう霧的なものを書いていたとかですね。具体的に書いてあってなかなか面白いですよね。でも、まあ常にドビュッシーと比較するという訳でもなく、ラヴェルはラヴェルなので、ラヴェルの話をぼちぼちしていきましょうか。


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