火曜の夜11時
みなさん寛いでますか?
元春レイディオショー
この番組は東京渋谷NHKのスタジオから届けています。
今夜の元春レイディオショー、番組の推薦盤、3Picksはヴァン・ダイク・パークスの新しいれレコードを取り上げてみたいと思います。
そして、ホール&オーツの一人、ダリル・ホールが主催する音楽番組(ゲストを自宅に招いて素晴らしい演奏を繰り広げる人気ウェブ番組)「Live From Daryl's House」ここに出演したアーティストの曲を特集します。
DJ佐野元春。これからの1時間、みなさんと一緒にゆっくり楽しんで行きたいと思います。
番組の推薦盤、3Picksのコーナーでは米国ウエストコーストを代表する音の魔術師、ヴァン・ダイク・パークスの最新作「Songs Cycled」から
1 Nothing But A Miracle : Diane Birch
2 Celebrate Tonight : Allen Stone
3 Take Me As I Am : Rumer
火曜の夜は元春レイディオショー ベスト・ミュージックを届けています。
さて元春レイディオショー、番組では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしています。題して3picks!
今月ピックアップしたアルバムは
Tedeschi Trucks Band: Made Up Mind
Booker T. Jones: Sound the Alarm
Van Dyke Parks: Songs Cycled
この3組のアルバムをピックアップしました。
どのレコードも心に響く良いソングライティングと素晴らしいサウンドがあります。
この中から今夜はVan Dyke Parksのレコードを取り上げてみたいと思います。
Van Dyke Parks
米国ミシシッピー州出身のミュージシャン。現在70歳。作曲家・編曲家そしてプロデューサーとして素晴らしい作品を残しています。特にビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンと以前から音楽的なつながりがあって、ビーチボーイズの傑作アルバムと言われている「スマイル」。このアルバムの制作に深く関わりました。ソロ・アーティストとして知られるようになったのは、1968年のレコード、アルバムのタイトルは「Song Cycle」このアルバムが高く評価されました。このアルバムでは米国の伝統的な音楽、例えばラグタイム、ニューオリンズのジャズ、そしてフォーク音楽、そうした米国の古き良き時代の音楽を現代的な解釈で表現しました。実際、商業的にヒットしたレコードというほどではなかったんですが、ポップ音楽の可能性を広げたという意味で高く評価されました。
Van Dyke Parks
その後はカリブ海の音楽、東洋の音楽といった自分の文化とは違う音楽に興味を持って、とても独特なサウンドを作っていきます。
そのVan Dyke Parksが新しいレコードを出しました。アルバムのタイトルは「Songs Cycled」。まあ自分のデビュー・アルバムのタイトルをもじったようなタイトルが付いています。このアルバムは、これまで7インチシングルとして出してきた6枚のシングル曲ををまとめたものになっています。古いアメリカ映画のテーマソングのような、そんなちょっとしたノスタルジーを感じます。でもよく聴くと何か奥深いものも感じます。Van Dyke Parksの新しいレコード「Songs Cycled」ここで早速、このアルバムの中から2曲を聴いて見たいと思います。
1曲目はインストゥルメンタル曲「Wedding in Madagascar」。そして「Dreaming of Paris」
2曲続けます。
4 Wedding in Madagascar (Faranaina) : Van Dyke Parks
5 Dreaming of Paris : Van Dyke Parks
今夜の元春レイディオショー。ホール&オーツの一人、ダリル・ホールが主催する音楽番組(ゲストを自宅に招いて素晴らしい演奏を繰り広げる人気ウェブ番組)「Live From Daryl's House」ここに出演したアーティストの曲を特集しています。
「Live From Daryl's House」素晴らしい音楽番組です。音楽番組と言ってもテレビやラジオではなく、これはインターネットの番組。WEBCASTINGです。
2007年から始まって毎月1回 ゲストのミュージシャンを迎えて、一緒にセッションする。という番組です。この番組は始まって以来とても話題になりました。特にダリル・ホールが招くゲストの素晴らしさですね。有名無名に関わらず、ダリル・ホールが自分の音楽性と響きあうアーティストを招いてセッションするというものです。そして素晴らしいのは、番組のタイトル「Live From Daryl's House」ということから解る通り、このライヴ中継はダリル・ホールの自宅で行われているってことです。正に「リビング・ルーム・セッション」と言っていい。リラックスした良い雰囲気があります。これまでここに出演したアーティストをざっと見てみると、スモーキー・ロビンソン、ニック・ロウ、Todd Rundgren、そうしたベテランをはじめとして、ダイアン・バーチ、Eric Hutchinson(エリック・ハッチンソン)といった若手のミュージシャンまで幅広いゲストが出演しています。
今夜の元春レイディオショー。ホール&オーツの一人、ダリル・ホールが主催する音楽番組「Live From Daryl's House」ここに出演したアーティストの曲を特集しています。
6 (If) You Want Trouble : Nick Waterhouse
個人的にちょっと気になっているアーティストです。
グリーンピープル
おもてはまネットワーク アカウミガメの保護
エコチャンネル
7 Pickin' Up the Pieces : Fitz & The Tantrums
今夜の元春レイディオショー。ホール&オーツの一人、ダリル・ホールが主催する音楽番組「Live From Daryl's House」ここに出演したアーティストの曲を特集しています。僕もこの番組をYoutubeで見ましたけれども、特に印象に残っているのは、Smokey Robinsonがゲストの時です。Smokey Robinsonと言えば、ダリル・ホールが最も尊敬するミュージシャンの一人。フィラデルフィアで生まれて、幼いころからソウル・ミュージックに影響を受けて育ったダリル・ホール。彼にとってモータウンの代表と言っていいSmokey Robinsonはまさにヒーローと言って良い存在だと思います。そのSmokey Robinsonをゲストに迎えて、歌った曲は、ミラクルズ時代のヒット曲。そしてホール&オーツの曲をSmokey Robinsonがカバーする。正に見ているこちらも楽しいんですが、一番嬉しかったのは何と言ってもダリル・ホール 彼自身だったんじゃないのかなって思います。では、この時も歌った曲を聴いてみたいと思います。
8 Being With You : Smokey Robinson
9 My Love : Nikki Jean
今聴いたニッキ・ジーンは現在28歳 新しいシンガーですね。
今夜の元春レイディオショー。ホール&オーツの一人、ダリル・ホールが主催する音楽番組「Live From Daryl's House」ここに出演したアーティストの曲を特集しています。実際この番組はCNN、BBC、ヤフーなど色々なメディアで高く評価されました。ダリル・ホールといえば、ベテランと言っていい世代のミュージシャンです。そうした世代のミュージシャンが現代のデジタル時代にインターネットを使って、こうした価値ある音楽番組をやったということ。その点が評価されたんだと思います。番組を見てみると、これをやっているダリル・ホールが楽しんでやっている様子が伝わってきて、そこが良いんですよね。自分が影響を受けた先輩のアーティストに対しては、リスペクトを込めて、また期待のある若いアーティストに対しては紹介者の立場としてダリル・ホールはとても良い仕事をしていると思います。番組は残念ながら一旦終わっているようですが、また新たなシーズンに期待したいと思います。では、「Live From Daryl's House」ここに出演したアーティストから2曲
10 If Only : KT Tunstall
11 Sweethearts : Butch Walker & The Black Widows
番組リスナーからのコメント
以前の放送で話題になった「ビート・チャイルド」の映画の公開が決まりましたね。
いよいよ公開が迫ったフィルム「ノー・ダメージ」とともに楽しみです。
どうも有り難う。そうですね。ドキュメンタリー「ビート・チャイルド」これは1987年に熊本県の野外劇場アスペクタで開催された野外フェスの模様をドキュメントした映画です。
僕もこのライヴに出演しました。とにかくひどい雨に祟られて、見ているお客さんは大丈夫かなって心配になったライヴでした。ハウンド・ドッグ、ボウイ、尾崎豊、ストリート・スライダーズそういったグループが出演して、主催者の発表では約7万人の人たちが集まったっていうこと。このイヴェントでは、ヘッド・ライナーとして僕とハートランドが出て行ったんですけれど、夜明けの朝、5時ごろだったと思うんですけれども、ようやく雨が止んで、山の向こうから朝日が昇ってきました。オーディエンスの方にも光が当たって、なんか本当に良かったなあと、ほっとしたのを覚えています。その後は僕は全力で演奏して歌いました。この秋には80年代前半の自分ライヴの記録の「ノー・ダメージ」ですね。そして80年代後半はこの「ビート・チャイルド」。それぞれ記録の映画として公開されるということで、偶然だと思いますが、何となく80年代を回顧といった雰囲気になってきました。当時、ここに参加していたという方。また当時のことを知りたいという新しい世代の興味のある方は是非2つのフィルムご覧になって下さい。
元春レイディオショー。時間が残り少なくなってきました。最後に僕のレコードを聴いて下さい。アルバム「コヨーテ」から聴いて下さい。今夜はこの曲を聴いてお別れです。
12 君が気高い孤独なら : 佐野元春&コヨーテ・バンド
来月は10月1日の放送です。
みなさん寛いでますか?
元春レイディオショー
この番組は東京渋谷NHKのスタジオから届けています。
今夜の元春レイディオショー、番組の推薦盤、3Picksはヴァン・ダイク・パークスの新しいれレコードを取り上げてみたいと思います。
そして、ホール&オーツの一人、ダリル・ホールが主催する音楽番組(ゲストを自宅に招いて素晴らしい演奏を繰り広げる人気ウェブ番組)「Live From Daryl's House」ここに出演したアーティストの曲を特集します。
DJ佐野元春。これからの1時間、みなさんと一緒にゆっくり楽しんで行きたいと思います。
番組の推薦盤、3Picksのコーナーでは米国ウエストコーストを代表する音の魔術師、ヴァン・ダイク・パークスの最新作「Songs Cycled」から
1 Nothing But A Miracle : Diane Birch
2 Celebrate Tonight : Allen Stone
3 Take Me As I Am : Rumer
火曜の夜は元春レイディオショー ベスト・ミュージックを届けています。
さて元春レイディオショー、番組では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしています。題して3picks!
今月ピックアップしたアルバムは
Tedeschi Trucks Band: Made Up Mind
Booker T. Jones: Sound the Alarm
Van Dyke Parks: Songs Cycled
この3組のアルバムをピックアップしました。
どのレコードも心に響く良いソングライティングと素晴らしいサウンドがあります。
この中から今夜はVan Dyke Parksのレコードを取り上げてみたいと思います。
Van Dyke Parks
米国ミシシッピー州出身のミュージシャン。現在70歳。作曲家・編曲家そしてプロデューサーとして素晴らしい作品を残しています。特にビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンと以前から音楽的なつながりがあって、ビーチボーイズの傑作アルバムと言われている「スマイル」。このアルバムの制作に深く関わりました。ソロ・アーティストとして知られるようになったのは、1968年のレコード、アルバムのタイトルは「Song Cycle」このアルバムが高く評価されました。このアルバムでは米国の伝統的な音楽、例えばラグタイム、ニューオリンズのジャズ、そしてフォーク音楽、そうした米国の古き良き時代の音楽を現代的な解釈で表現しました。実際、商業的にヒットしたレコードというほどではなかったんですが、ポップ音楽の可能性を広げたという意味で高く評価されました。
Van Dyke Parks
その後はカリブ海の音楽、東洋の音楽といった自分の文化とは違う音楽に興味を持って、とても独特なサウンドを作っていきます。
そのVan Dyke Parksが新しいレコードを出しました。アルバムのタイトルは「Songs Cycled」。まあ自分のデビュー・アルバムのタイトルをもじったようなタイトルが付いています。このアルバムは、これまで7インチシングルとして出してきた6枚のシングル曲ををまとめたものになっています。古いアメリカ映画のテーマソングのような、そんなちょっとしたノスタルジーを感じます。でもよく聴くと何か奥深いものも感じます。Van Dyke Parksの新しいレコード「Songs Cycled」ここで早速、このアルバムの中から2曲を聴いて見たいと思います。
1曲目はインストゥルメンタル曲「Wedding in Madagascar」。そして「Dreaming of Paris」
2曲続けます。
4 Wedding in Madagascar (Faranaina) : Van Dyke Parks
5 Dreaming of Paris : Van Dyke Parks
今夜の元春レイディオショー。ホール&オーツの一人、ダリル・ホールが主催する音楽番組(ゲストを自宅に招いて素晴らしい演奏を繰り広げる人気ウェブ番組)「Live From Daryl's House」ここに出演したアーティストの曲を特集しています。
「Live From Daryl's House」素晴らしい音楽番組です。音楽番組と言ってもテレビやラジオではなく、これはインターネットの番組。WEBCASTINGです。
2007年から始まって毎月1回 ゲストのミュージシャンを迎えて、一緒にセッションする。という番組です。この番組は始まって以来とても話題になりました。特にダリル・ホールが招くゲストの素晴らしさですね。有名無名に関わらず、ダリル・ホールが自分の音楽性と響きあうアーティストを招いてセッションするというものです。そして素晴らしいのは、番組のタイトル「Live From Daryl's House」ということから解る通り、このライヴ中継はダリル・ホールの自宅で行われているってことです。正に「リビング・ルーム・セッション」と言っていい。リラックスした良い雰囲気があります。これまでここに出演したアーティストをざっと見てみると、スモーキー・ロビンソン、ニック・ロウ、Todd Rundgren、そうしたベテランをはじめとして、ダイアン・バーチ、Eric Hutchinson(エリック・ハッチンソン)といった若手のミュージシャンまで幅広いゲストが出演しています。
今夜の元春レイディオショー。ホール&オーツの一人、ダリル・ホールが主催する音楽番組「Live From Daryl's House」ここに出演したアーティストの曲を特集しています。
6 (If) You Want Trouble : Nick Waterhouse
個人的にちょっと気になっているアーティストです。
グリーンピープル
おもてはまネットワーク アカウミガメの保護
エコチャンネル
7 Pickin' Up the Pieces : Fitz & The Tantrums
今夜の元春レイディオショー。ホール&オーツの一人、ダリル・ホールが主催する音楽番組「Live From Daryl's House」ここに出演したアーティストの曲を特集しています。僕もこの番組をYoutubeで見ましたけれども、特に印象に残っているのは、Smokey Robinsonがゲストの時です。Smokey Robinsonと言えば、ダリル・ホールが最も尊敬するミュージシャンの一人。フィラデルフィアで生まれて、幼いころからソウル・ミュージックに影響を受けて育ったダリル・ホール。彼にとってモータウンの代表と言っていいSmokey Robinsonはまさにヒーローと言って良い存在だと思います。そのSmokey Robinsonをゲストに迎えて、歌った曲は、ミラクルズ時代のヒット曲。そしてホール&オーツの曲をSmokey Robinsonがカバーする。正に見ているこちらも楽しいんですが、一番嬉しかったのは何と言ってもダリル・ホール 彼自身だったんじゃないのかなって思います。では、この時も歌った曲を聴いてみたいと思います。
8 Being With You : Smokey Robinson
9 My Love : Nikki Jean
今聴いたニッキ・ジーンは現在28歳 新しいシンガーですね。
今夜の元春レイディオショー。ホール&オーツの一人、ダリル・ホールが主催する音楽番組「Live From Daryl's House」ここに出演したアーティストの曲を特集しています。実際この番組はCNN、BBC、ヤフーなど色々なメディアで高く評価されました。ダリル・ホールといえば、ベテランと言っていい世代のミュージシャンです。そうした世代のミュージシャンが現代のデジタル時代にインターネットを使って、こうした価値ある音楽番組をやったということ。その点が評価されたんだと思います。番組を見てみると、これをやっているダリル・ホールが楽しんでやっている様子が伝わってきて、そこが良いんですよね。自分が影響を受けた先輩のアーティストに対しては、リスペクトを込めて、また期待のある若いアーティストに対しては紹介者の立場としてダリル・ホールはとても良い仕事をしていると思います。番組は残念ながら一旦終わっているようですが、また新たなシーズンに期待したいと思います。では、「Live From Daryl's House」ここに出演したアーティストから2曲
10 If Only : KT Tunstall
11 Sweethearts : Butch Walker & The Black Widows
番組リスナーからのコメント
以前の放送で話題になった「ビート・チャイルド」の映画の公開が決まりましたね。
いよいよ公開が迫ったフィルム「ノー・ダメージ」とともに楽しみです。
どうも有り難う。そうですね。ドキュメンタリー「ビート・チャイルド」これは1987年に熊本県の野外劇場アスペクタで開催された野外フェスの模様をドキュメントした映画です。
僕もこのライヴに出演しました。とにかくひどい雨に祟られて、見ているお客さんは大丈夫かなって心配になったライヴでした。ハウンド・ドッグ、ボウイ、尾崎豊、ストリート・スライダーズそういったグループが出演して、主催者の発表では約7万人の人たちが集まったっていうこと。このイヴェントでは、ヘッド・ライナーとして僕とハートランドが出て行ったんですけれど、夜明けの朝、5時ごろだったと思うんですけれども、ようやく雨が止んで、山の向こうから朝日が昇ってきました。オーディエンスの方にも光が当たって、なんか本当に良かったなあと、ほっとしたのを覚えています。その後は僕は全力で演奏して歌いました。この秋には80年代前半の自分ライヴの記録の「ノー・ダメージ」ですね。そして80年代後半はこの「ビート・チャイルド」。それぞれ記録の映画として公開されるということで、偶然だと思いますが、何となく80年代を回顧といった雰囲気になってきました。当時、ここに参加していたという方。また当時のことを知りたいという新しい世代の興味のある方は是非2つのフィルムご覧になって下さい。
元春レイディオショー。時間が残り少なくなってきました。最後に僕のレコードを聴いて下さい。アルバム「コヨーテ」から聴いて下さい。今夜はこの曲を聴いてお別れです。
12 君が気高い孤独なら : 佐野元春&コヨーテ・バンド
来月は10月1日の放送です。