存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

僕らの時代 蜷川幸雄×小栗旬×綾野剛

2014-08-24 07:04:09 | TV番組

に:小栗にさあ 出て出てって言っていたんだけど
お:すると映画を撮ってたらさあ、蜷川さんがその場に居て、びっくりして、その場で香川さんとかとみんなで写真撮った
に:映画のセットのところでね。撮ったね。それに比べて剛は僕の約束すっぽかすからね。
お:本当に羨ましい。僕なんか蜷川さんに電話する時なんかは携帯を置いて深呼吸してから電話するのに、羨ましい
に:剛は僕のことを幸雄さんって呼ぶからね

映画「ルパン三世」を実写映画化

に:面白いのあの映画?
お:面白いですよ。
に:本当?漫画を映画化する必要ないじゃないのかって俺なんか思っちゃう。絵のコピーになるとしか思えない。
お:僕らもね、そうならないようにね。見て下さいよ。僕はチャーミングにうつってますよ。
 蜷川さん元々俳優じゃないですか、なんでやめちゃったんですか
に:30何年前に辞めたね。俳優していたら、なんでこんなシーンでこんなキャスティングしてんだよとか腹立つことが多くて、やってられなくなった。
あ:デビューしたてぐらいのときに、小さい領収書に名前を書かされてもらうのが凄く嫌で、エキストラとかでお金を渡されて領収書を書いてお金を貰うのがとても嫌だったけれど、ある時、自分の時間を費やしてこうしてお金を貰うんだったら、もっと良いものを演じて時間を費やしてって思うようになった。

に:剛のような体験で、恵まれた不幸というのがあって、恵まれた自分を脱出したいと思うところの小栗が良いわけでね。旬には言ったよな、お前サラリーマンみたいな顔になってきたな。つまらない人間になるな。
お:本当ムカつくことを言うんですよね。
に:ムカつかせるのも演出家の仕事だから

お:蜷川さんが演出家になるために、そのために捨ててきたものは?
に:あるよ、友達を全部なくしたね。スタッフと可でも電話して、忙しいからって言われて相手にしてくれない。
 俺はヒモだったから、年収60万くらいだった。奥さんは俳優だったから、6年間何から何まで俺がするからって、でも海外に長期間撮影に行ったりすることもあるじゃない。そん時は本当苦労したよ。娘が俺の胸を吸ったりするから大変だった。

お:家庭をかえりみたことはありますか?
に:俺は外泊しない。どんなに遅くなってしんどくても、必ず朝は一緒にご飯を食べる。家族と一緒にできることはできるだけする。
お:俳優にはお前ら幸せな俳優になったらだめだって言うじゃないですか。それが俳優と演出家との違いかもしれないけれど。
に:良い俳優には幸せになってもらいたくないんだよね。どこか欠落しているものがないと良い俳優にはなれないんだ。別に結婚しても良いんだけど。自分で苦しいものをハードルをそことは別個に自分で見つけないといけない。

お:うんうん。まあ自由は今は全くないですけどね。どこで誰が見ているか解らないけれど。昔、蜷川さんの劇で、本当に自由になるためには本当に孤独を味合わないとけないというセリフがあって、すごくそういうのが残ってるんですよね。

あ:最近俺、家に何も部屋に置けなくなって、困っているです。
お:こいつの部屋に行くと寝ころんだら形が変わるマットとテレビしかなくて、こいつ本当に何もなくて忙しくて仕事して寝ているだけってのが解って。ちょっとやばいですよ。
あ:家帰ると何もないとすこーんって、早く時間が経ってまた明日稽古とかに行きたいって思うんですよ。でも旬の家に行くと僕は落ち着くんですよ。それに僕もちゃんとそうした良い家に住まないとと思うんですけれど、部屋には何も置けないです。
お:でも他人と暮らすということは大変ですよね。本当に一人で暮らしているのと違うことがいっぱいあって、ちょっとしたことなんだけど思い通りにならないから大変ですよね。映画でもこれは一人で見たいと思うのもあるんですけれど、彼女はなら言ってよって言われるんですけれど、なかなかそういうのも言えないんですよね。この作品は自分のどこかよこしまな思いのあるもので一緒にみて欲しくないというのがあったりね。

あ:俺結婚とかできるかな?
お:絶対剛は無理だよ。
に:うん、剛は感情の起伏とかあるし役に入り込んだりとかしちゃうじゃない?
お:だから絶対に無理だよ。最近の剛を見ていると、まだフィクションの中に居るのかわからない時がよくあるんですよ。だから無理ですよ。
に:感情の起伏が激しい相手と一緒にいることも女性も辛いしね。
あ:感情の起伏そんなに激しいかな?でも僕はそういう家族を欲しいと思いますけれどね。
お:相手に合したりとかできる?でも一緒に居てて、本当にうっとしいと思うことってありますよね。
に:あるある。でも、こういう俳優はどうですか?結婚して幸せになるというのを見るのは
に:俺とするときに最高であってほしい。
お:妻と一緒に行きたくないんですよ。こいつ幸せにやってんだなって思われるのが、俺の中でも癪にさわるわけですよ。
に:でもさ、そういうことを繰り返して生きてるんだよ。二つの人生を抱えてそこで格闘していたら、俳優と家庭生活と、そこで持続できる何かを発見できると思うんだと思うんだ。そういうのを見事に実現しているのが旬。
お:こいつは凄いことをしますよ。こいつとか言ってますけど、本当は剛が1こ上なんですけどね。










コメント (2)
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