2023,11,1発売
教授の追悼特集を幾つも買って読んでいるが、未だ消化しきれていない。
大貫妙子のインタビューでは、教授が過去に暮らしていたと明かしたことも
一緒に暮らしていた頃の話も引き込まれる。当時のアルバムについても。
じっくり読みたいと思います♪
追悼・坂本龍一
坂本龍一とはどのような音楽家であったのだろうか、音楽という営為の自律性が起源とともに問い返されることになる。それこそ坂本龍一の問いであったと信じること、出発点はそこにある。われわれはたしかに坂本龍一の時代を生きていた。坂本龍一死去、残響の手前にその音楽を聴き返す。
【目次】
❖インタビュー
古い付き合い / 大貫妙子 聞き手・構成=ばるぼら
❖記憶の始まり
坂本龍一を偲んで / 池辺晋一郎
坂本君の教育実習 / 野村滿男
《---分散・境界・砂---》の頃のこと / 高橋アキ
若き日の坂本龍一さんへ / 牧村憲一
❖奏者――ピアノ‐キーボード‐シンセサイザー
電子音楽のコンステレーション / 川崎弘二
デザインする/される坂本龍一 / 久保田晃弘
「ポスト・キーボード」のピアノ / 谷口文和
再び見出された「即興」の方法論的可能性――坂本龍一とインプロヴィゼーション / 細田成嗣
❖生き生きとした時間
教授と共に駆け抜けた七〇年代、僕らの音楽革命 / 渡辺香津美
すべての瞬間が生きていた! / 加藤登紀子
永遠に輝き続ける光 / クリス・モズデル 訳=小磯洋光
彼方へ アーバン・シンクロニテイを極点としたスイングバイ――「地下活動」備忘録として / 佐藤薫
傷口それ、まだひらいてるし。 / 山崎春美
❖音楽/メディア/政治
千の一九六八年――音の相聞歌 / 平井玄
坂本龍一の「アジア」――現代音楽以後の道 / 柿沼敏江
坂本龍一のメディア論的思考――一九八〇年代、なぜ未来派に惹かれたのか / 飯田豊
坂本龍一と哲学者たち――「音」の所在 / 檜垣立哉
「不安定な生」と坂本龍一――音楽と社会活動の政治学 / 中條千晴
❖同時代人として
ファインダー越しの邂逅 / 高田漣
SILENCE 無時間的音楽 / 蓮沼執太
前夜 / 原摩利彦
“坂本龍一音楽”の美学 / 狹間美帆
音楽と/の作曲、イメージと/の機能――校歌制作記 / 網守将平
❖呼び交わすインデックス
「commmons: schola」をおもいだしながら / 小沼純一
オペラ《LIFE》、生きられた偽史――一二音技法へのリファレンスの再検討から / 白井史人
作曲という営みの庭――坂本龍一といくつかの小石 / 久保田翠
〈自己〉を聴く技法としての演奏行為 / 堀内彩虹
ポストモダンの呼吸を聴く――坂本龍一の「音楽」について / 仲山ひふみ
❖座談会
二〇〇〇年以降の坂本龍一の音楽 / 大友良英+秋山徹次+伊達伯欣
❖遺産相続
それだけではない――現代社会の芸術家 / 三輪眞弘
TRAVELER / 渡邊琢磨
坂本龍一、含羞の線 / 千葉雅也
坂本龍一とメディアアート / 四方幸子
❖空に降る
美貌の青空はどこに――「一音一時」展をめぐるメモランダム / 松井茂
坂本龍一と雨の降る庭と能――《LIFE》シリーズから《TIME》へ / 原瑠璃彦
坂本龍一はサウンド・アーテイストではない/でもある / 小寺未知留
海へ / 髙山花子
❖邂逅と瞬間
翁と坂本龍一様 / 大倉源次郎
ピアノの弦が、指の先で、そして指の先で、ピアノの弦が。 / 和合亮一
教授がいたから / 笹公人
大好きな大人 / 山中瑶子
❖ペルソナは語るか
YMOの/と坂本龍一――「環境」と歴史、切断と継承の間で / 円堂都司昭
ふ・る・え――『戦メリ』の坂本龍一がもたらしたもの / 田村千穂
坂本龍一の作詞的行為について / 木石岳
美しい音楽/美しい技芸――坂本龍一の創作に関する私的な断片 / 西村紗知
❖LIFE – endless...
坂本龍一:INSTALLATION/ART/SOUND / 阿部一直
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