存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

Ryuichi Sakamoto / 12

2023-01-17 22:01:56 | 坂本龍一

2023,1,17発売 坂本龍一の最新の新譜
2017 年発売「async」以来、約6 年ぶりのオリジナルアルバム。

日記を書くように制作した音楽のスケッチから、12 曲を厳選してまとめた作品集。
各曲のタイトルは、曲を制作した日付。
ジャケットは「もの派」を代表する国際的な美術家、李禹煥(リ・ウファン)氏が本作のためにドローイングを制作。

特典 表紙と裏表紙を含めて16ページのリーフレット A6版
教授の写真、仮住まいの様子、楽器、植物、遠景の町など

ネットで発表されていたスタッフが教授に質問した回答で気になったのをコピペ

トラック8、9、11以外は一筆書きです。 8、9、11は推敲しています。

人生でプログレが好きになったことも影響を受けたこともありません。

後半のピアノ曲は前半とは違って音を「浴びる」というよりも「作る」という意識が強いですね。それは自分の10代後半の「作る」意識に近いもので、作りながらもそれを考えていました。

気に入った音について
Prophet10の音、アップライトピアノのこもった音、手作りの壊れた陶器の打楽器の音かな(トラック12)。ほぼ全部になっちゃうけど。アルバムに入っている音以外でという意味なら、やはり雨の音ですかね。
それと風の強い日には窓際にある風鈴やお鈴や陶器のかけらなどのコレクションが鳴るので、嬉しいです。

 

1  20210310
6:53
シンセの音色 ドローン系
音の変化は僕の原点に触れている錯覚に陥る

2  20211130
5:22
ピアノ
シンセ
言葉では言い表すことが出来ない静かな興奮

3  20211201
5:32
out of noise
を想起してドキッとする瞬間

4  20220123
8:41

ドローンのように音が鳴っているように聞こえる
ピアノの音色
音を浴びてずっと聴いていたい

5  20220202
6:23

シンセの静かで どこか重い広がり

6  20220207
7:01

ピアノ、シンセ
リズムが生まれ流れて
音が響く
原風景に触れている感覚

7  20220214
9:10

シンセ ドローン
少し早く雲が流れて行くような

8  20220302 - Sarabande
3:10

推敲した曲
ピアノ曲


9  20220302
2:52

推敲した曲
テンポの速いピアノ曲
BTTBを聴いた時に感じたものを感じた

10  20220307
2:31
こもったピアノ ズレた音 反響


11  20220404
2:26

推敲した曲
ピアノ曲
ワクワクするデザインを目の当たりにしたようだ

12  20220304
1:09
ネットで一部公開されていた
ガラスの風鈴が鳴っている
実は陶器の音らしい

ある意味 一番好きかも

実は、元のタイトルは『12 Sketches』でした。教授はこう言います。

少し体が回復してきた3月末のこと、ふとシンセサイザーに手を触れてみた。
何を作ろうなどという意識はなく、ただ「音」を浴びたかった。
それによって体と心のダメージが少し癒される気がしたのだ。
それまでは音を出すどころか音楽を聴く体力もなかったが、その日以降、折々に、何とはなしにシンセサイザーやピアノの鍵盤に触れ、日記を書くようにスケッチを録音していった。 

 

 

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

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