今年の新米はカメムシ被害が酷い。
米検査官の情報によるとカメムシ防除を二度行い、色彩選別機を二度通してようやく検査を
クリア出来た生産者もあったという。
農薬散布は「田植え直後の除草剤のみ」とする我が家では、雑草や倒伏の影響もあって例年以上に
カメムシ被害が甚大で、色彩選別機を二度通しても完全に除去することは困難な状況にある。
斑点米が僅かに残ったとしても味に影響する訳ではないが、今のご時世は「斑点米が限りなくゼロに
近いコメ」が流通していて消費者も「それが当たり前」と思って食べている。
「斑点米ゼロ」は農薬を売らんがための「農協や農薬会社の陰謀ではないか」とへそ曲がり百姓は
勘ぐっているが、斑点米の僅かな混在で苦情に繋がる可能性も皆無ではない。
そのリスクを回避するため平泉「道の駅」の社長から、「斑点米が混在する場合があることを米袋に
明示すべし」とのアドバイスを受けた。
早速修正したラベルを作り、張り替えることにした。
ラベルには次のように追記した。
「安全のためカメムシ防除もしていません。
斑点米が混じっている場合があります。」
この追記で、農薬不使用米のアピール力が更に増すものと期待している。