就農当初はエゴマや菜種、それに胡麻にも挑戦した。
それは販売目的ではなく「趣味の世界」だったが、エゴマについては若干ではあるが
産直で販売もした。
ただ、いずれも昔ながらの栽培手法だったため、収獲から完成品に到達するまでに膨大
な手数を必要とし、数年で頓挫してしまった。
ところが昨年、何かの機会にエゴマを食べ、その美味しさに改めて感激した生産部長は
エゴマ栽培の再開を決断した。
畑の空きスペースを活用し、稼働的にも負担のかからないよう配意しての再開だった。
そのエゴマが収穫期を迎えた。
ただ、収獲後も「干して叩いて選別して」と手のかかる工程が続くので食卓に上るのは
未だ先のことになる。