霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

シール用紙

2008-08-26 20:59:42 | 産直
米や漬け物それに一部の野菜にもPR用の写真等をシールに印刷して貼付し出荷している。
特に米の場合は精米月日の表示も義務付けられているので一袋に三枚も貼付する場合もある。
そんなことからシール用紙の年間使用枚数はかなりの数にのぼる。
そのシール用紙にはなんとこんなにも価格差がある。 (いずれもA4判ノーカット一枚当たり)

  息子の会社の取引先Ⅰ  10円
  100円ショップ      20円
  息子の会社の取引先Ⅱ  30円 
  市内文具店        60円

当然のことながら一番格安のものを利用していたのだったが数ヶ月前に突然倒産してしまった。
こんなことなら大量に買い込んでおくべきだったと悔やまれたが後の祭り。
仕方なく100円ショップから購入しているが、数量が少なく在庫切れが多いため他の高いものも利用せざるを得ない場合もあった。
しかし、先日一枚60円という高価なもの買わざるを得ない破目に陥った時に「100円ショップに予約注文すれば済む話し」であることに気付いた。
何も店頭の在庫だけを相手にしなくとも良かったのだ。
そんなことにも気付かなかったのは「お脳の方の老化も急激に進んでいる証拠か」と反省させられた。



梅雨の中休み的に雨の予想が外れて少し青空と太陽が顔を見せた。
雨と寒いぐらいの涼しさで米の出来が心配になりつつあったので、少しでも太陽が出たのは有り難かった。
明日も予報が外れて欲しいものと願っている。
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三年目の本気

2008-08-25 21:00:38 | 野菜
昨日紹介した小麦は単なる趣味で自分達が育てた小麦で「手打ちうどんを食べてみたい」というささやかな願望を実現しようとしただけのもの。
バアチャンは大好きなスイトンを作るつもりで大分前から首を長くして待っているが、足踏み脱穀機のトラブルでどちらも口に入るまでにはまだ時間がかかりそうな雰囲気となっている。

一方、お盆直前に種蒔きした蕎麦が芽を出した。
昨日の大雨で一時水の下になっていたので、緊急避難的に畦道を切って水を排出し湿気に弱い蕎麦の芽を救出した。
蕎麦の栽培も初年度は「三立ての蕎麦」を食べてみたいという趣味の域だったが今年は違う。
オバサンがテストマーケティングとして産直に出荷した「蕎麦の葉」が、コンスタントに売れることが分かったので、本格的に通年販売することに踏み切った。
蕎麦の栽培はそのための種を取得することが主たる目的となっている。



手がかかって大変だが「少量多品種栽培」が我が家の野菜作り。
それでも事業として成り立たせるため「一品年間10万円の売上げ」を一つの目安としている。
蕎麦の葉も来年はその仲間入りをすることは間違いなさそうだ。

「第二の人生のヒマツブシ」的に始めた農業だが、生産から販売までタッチしてみて事業として成り立つ確かな手応えを感じつつある三年目となっている。
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足踏み脱穀機

2008-08-24 20:45:00 | 穀物
雨期に入ったのではと思われるぐらい雨の日が続いている。
週間予報でも今週一杯は雨とのことなので作物への影響が懸念される。
しかし、心配してもどうなるものでもないので淡々と仕事を進めるしかない。

雨の日の仕事は限定される。
ハウスに干したまま遅れ遅れになっていた小麦の脱穀をすることにした。
一月前に購入した「足踏み脱穀機」の使い初めとなったのだが、不馴れなためかスタートして間も無く不具合が生じ、挙句の果てに積んでいた麦の間から蛇が出て来て大騒ぎとなったりして今日殆んど進まなかった。



脱穀の失敗でかなりストレスが溜まってしまったが、その後のミョウガ採りが予想もしない大収穫となった。
新しいミョウガ畑を発見できた喜びで気分はルンルンに変わった。
雨の中でも懸命に働く百姓への神様からのご褒美だったのかもしれない。
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お礼のメール

2008-08-23 20:41:23 | 産直
好評を博している枝豆の「湯あがり娘」は「新鮮館おおまち」で定期的に開催している勉強会の席で紹介されたもの。
毎日完売の連続となっているのも勉強会を主宰している加賀長の加賀社長とサングリーンさとうの佐藤専務の指導の賜物と御礼のメールを送った。

加賀 様
佐藤 様  

霜後の熊谷です。
いつも大変お世話になっております。
昨年の勉強会で紹介された「湯あがり娘」が一年遅れで今年大ブレークしております。
お盆の時から販売を開始し、お盆過ぎからは毎回「試食販売」を実施していますが、いすれも大好評となっています。
今日はリピータも現われ一度に五パックも購入される方も居ました。

千葉社長もお客様の反応に大満足で、売り場にノボリを掲出すると共に「生産者の勉強会の成果である」旨のコメントも張り出しております。



「新鮮館ならスーパーでは手に入らない新鮮で美味しい野菜が買える」という評価が一層定着すれば、ますます来店者が増え我々生産者も大いに恩恵を蒙ることが期待できます。
これもご両人の指導の賜物と感謝する次第です。
ありがとうございました。

今後とも定例勉強会の開催を楽しみにしております。
今回の成功が契機となって勉強会の参加者が増えることを切に願っております。
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ノロケ?

2008-08-22 22:11:53 | 生活
第二弾の「湯あがり娘」の売れ行きが好調を維持している
店頭で試食したお客様の購入される割合は9割を超える。
買わないお客様もその美味しさは認めてくれた。


(毎日一畝ずつ収穫している枝豆畑)

マメモギの稼働を考慮し毎日一畝ずつ収穫しているが、その売上げは結構な金額になる。
それでも、ここまで育てる手間ひまや苦労を考え、収穫後のマメモギ、水洗い、パッキング、シール貼付、試食の準備、店頭での販売等々を考えると、黙って買って食べた方がずっと安く、楽ができそうにも思える。

しかし、世の中はゼニカネ勘定だけでは測りきれない。
「農業はお金だけでは測れない」と同様に「人生もお金だけでは測れない」。
少なくともオジサンは、愛するオバサンと二人三脚で何かができるのであればその対象は何でもよかった。
農業という仕事がたまたま「目の前にあった」だけのこと。

そんなことなので朝から晩まで忙しい毎日を送っていても、それほど苦労とも思わず、逆に充実した幸せな日々を過ごしていると感じている。

今は、たまたま「目の前にあった」のが農業で良かったと感じている。
「食」を通じてあらゆる人達と繋がりが持てる農業は素晴らしい職業に思えて来た。
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