霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

オクラ

2009-07-26 21:43:15 | 野菜
オクラが大分大きくなって来て一週間もすれば出荷ができるようになりそうだ。
昨日オバサンが雑草を取り除いたオクラ畑(写真)の畝間に今日は防草対策として藁を敷く予定。
高温を好む作物なので天候次第では藁を敷いたことが裏目に出る可能性もあるが草に負けるよりはベターだと思っている。

既に出荷しているキュウリ、ナス、ピーマン、インゲンにオクラやトマト、トウモロコシが加われば夏野菜も勢揃いとなる。
少量多品種栽培は手はかかるのが難点だが、品目が増えて「枯れ木も山に賑わい」になることは嬉しいこと。



自然体で過ごしていると稼働が増えるばかりとなるので効率の悪いものはドンドン切り捨てるようにしている。

オバサンが以前色々とチャレンジしていた漬物作りは手がかかるだけでなく製品になってからのロスも多いので撤退を決めた。
また、野の花の出荷も仕入原価は不要だが蒐集するのに時間がかかって必ずしも効率的とは言えない事が分かった。
更に、ニンニクは厳美の「道の駅」が振興作物として力を入れているものだが、種代が「売上の半分も占める」のでは誰のために働いているのか分らなくなるので、今年から大幅に縮小することにしている。

大企業の「選択と集中」というようなハイレベルなものではないが、少しでも効率的な経営をするために「伸ばすものは伸ばし、捨てるべきものは捨てる」を常に念頭に置いて進めようと思っている。
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縞カヤ

2009-07-25 20:51:27 | 
お盆になるとオバサンは花をアレンジして産直に出荷するが、その時に「縞カヤが入ると花がグンと引き立つ」というのが持論。
普通のカヤは周辺の野山にいくらでもあるが、白い縞模様の入った縞カヤは周辺には無かった。

これまでは中里の叔母の家から分けて貰っていたが、毎年世話になるのも気が引けるので、昨年の春に株分けをして貰った。
それが写真のように立派に根付いて株を広げつつある。
去年は育てるために使わなかったが完全に根付いたようなので今年は利用できそうだ。

米や野菜と同様に花の需要も安定しているので、花の栽培にも力を入れたいと思っている。
ただ、稼働に限界があるのであまり手のかからない宿根草に絞っているが、宿根草はこの縞カヤ同様に年を追うごとに増えて行くので有り難い。



行政や農協の指導を受けて事業を展開し莫大な借金を背負った農家の話しはゴマンとあるらしいが、そもそも農業や商売をまともにやったことが無い連中の話しに乗る手は無いと思っている。
我が家では試行錯誤しながらも独自の道を歩むことに最初から決めている。

そして、もし迷った時は「市場から学ぶ」のが基本だと思っている。
市場といっても「産直」という限られた場所だが、我が家の供給能力からするとそれでも十分にオツリが来るようだ。
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アスパラガス

2009-07-24 18:56:32 | 野菜
アスパラガス畑の畝間に脱穀を終えたナタネを敷いた。
防草シートの代用が狙いだがいずれ腐植すれば肥料になることも期待している。

アスパラは最近また収穫量が増え出しているが、雨続きのせいか雑草の復活も早く、苦労して除草しても息付く暇も無くまた次の除草に取り掛からねばならない。
雑草を放置するとアスパラの生長を阻害するだけでなく収穫の妨げにもなる。

この草との戦いがアスパラの無農薬栽培の一番大きなネックとなっているが、それにもめげず栽培面積をもう少し増やそうかと考えている。
手はかかるものの「収穫期が長い」のと「安定した需要がある」のがその魅力となっている。


(雨続きで倒れ掛かっているアスパラが多い)

アスパラはオバサンが就農して最初に手がけた思い出の作物。
着眼点が良かったのか今では立派に主力野菜の一角を占めている。
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夫婦の会話

2009-07-23 19:30:32 | 生活
オバサンは最近体重が減り続けていることを気にしている。
減ったといっても四捨五入すると繰り上げで50kgはあるらしいので、元々が「痩せ型」であることを考慮すれば苦にするほどのことでもないとオジサンは思っている。

朝の出荷の準備をしながらそれが話題となった。

オバサン:いくら食べても日増しに体重が減って行く。これでは最後は骨さえも残らず皮だけになりそう。死んだ時に「あそこのバサマは火葬も必要なかったとサ」などと近所で噂が立つのかもね。

オジサン:虎は死して皮を残すというからそれもいいんじゃないの。ただ、「あんなに無理して働くから早死にしてしまったん
      だべヨ」ときっと言われるだろうネ。 「ンでも女房に早死にされてアソコのジサマは随分といい思いしてんじゃねぇノ。歳も考えずに若い嫁ゴ貰い直したりしてヨ」なんて噂も広がったりしてネ。

オバサン:ダレカサンの「強い願望」が随分入った噂話しだこと。

オジサン:(ニヤ、ニヤ、ニヤ)

ちなみに、オバサンと長女は虎年生まれ。
鼠年生まれのオジサンはこの二人にいつも戦々恐々としている。



ブログ仲間の北海道のオッちゃんから春に送って貰った山ワサビが周囲の雑草に負けることなく大きく育っている。
水に育つ本ワサビ(水ワサビ)と区別するため山ワサビ、根ワサビ(北海道方言)というらしい。

念のため二ヶ所に分けて植えたのだったがどちらも立派に生長している。
隣接して植えた行者ニンニクは花が咲くところまでは確認できたが、その後は雑草の中に埋もれてしまった。
来年の春には元気な姿を現わしてくれるものと期待している。
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徒労

2009-07-22 20:36:25 | 産直
朝、産直への出荷に出発する直前に「新鮮館おおまち」からシソの葉の予約注文が入った。
今日はシソの葉を出荷する予定は無かったが「お昼頃までに持って来て貰えれば…」ということだったので、折角のお客様からのご指名を意気に感じたオバサンは雨の中をシソ畑に向った。
ところが出発を一時間も遅らせて準備した「シソの葉」をお客様は9時半に取りに来たらしく、結局「キャンセル」になっていた。

どこかで行き違いがあったためだが、朝の忙しい時間帯に損得抜きで誠心誠意対応したことが報われることなく徒労に終ってしまったことにかなりショックを受けた。

勿論金額にしたら数百円の話しで「些細な行き違い」として簡単に片付けられることだが、精神的なダメージは金額の多寡とは関係ないらしく、暫しそのショックが尾を引いてしまった。



天日乾燥を終えた小麦を業者に依頼して製粉したものが昨日出来上がった。
早速夕食にバアチャンが得意のスイトンを作った。
その味は昨年の比ではなかった。
皆が「美味しい」を連発してお代わりするので少し量が足りなくなってしまった。
その反省を踏まえ、バアチャンは今夜もスイトン作りに挑戦することになった。
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