0-1で敗戦。
首位争いを繰り広げる3位・ヴェルディと、降格圏内の21位、カターレの対決でしたが・・・確かに最少失点での敗戦というかたちにはなっていますが、内容にそぐわない結果でした。悪い意味で。
確かにヴェルディは力のあるチームですが、毎年繰り返されるホーム戦での惨敗のような、力の差を見せつけられる敗戦ではありませんでした。
要は、カターレの側が弱かったから負けた。その一言に尽きます。
スタンドの大段幕に「残留」を掲げたサポーターの思いを裏切るかのような、覇気のない試合。
これで、クラブワースト記録の11戦連続勝ち無し。いまだ、闇の中です。
このままでは終われない―――それを示すのは、結果のみ。そう、勝利・勝ち点3だけです。
相手がどうかは二の次。まずは自分たちに勝たねばならなかったのに・・・その段階ですでに躓き、ご覧の有様。
いつになったら気づくのでしょうか?ファン・サポーターの無念に。
いつになったら気づくのでしょうか?どうにもならなくなってからでは遅いということに。
前節からのあいだに平野が負傷離脱、さらには試合直前になって山背が負傷、急遽敬介がスタメン起用という、どうにもこうにも残念な状況の中で迎えた今節。
前半、なかなかボールがつながらずに攻撃のかたちがつくれない、という悪い意味で「いつもどおり」の展開。
そんな中で迎えた23分。
ゴール前に折り返されたボールについて、まるでタッチラインを割るのを見届けるかのようにボーッと目で追い、その隙を突かれて失点。
ありえない。
危機意識とか、そういった問題ではない・・・まさに、論外の失点の仕方で先制されてしまいました。
たしかに、ワンチャンスをものにする力が向こうにあったことも事実ではありましょう。
しかし、いくらなんでもそれはないだろ、と。
相手の力が10として、15か16くらいを出してやっと勝負になるのがカターレ。なのに、5だか6だかしか出ていないのでは話にならないということです。
名指し批判はするほうも気分が悪いので出来ればやりたくないのですが・・・それでも、あえて。
木村がひどかった。
たまに前線の選手にボールが渡っても、シュートまでいけないままにチャンスをつぶされてしまうケースが多々。当該選手のスキルの問題もさることながら・・・それだけのせいにしては、その選手がかわいそうです。なぜなら、木村ら2列目のフォローが遅くて孤立、結果奪われる、ということだったから。攻撃的ポジションの選手がその役目を全うできずしてなんとするか、と。ヨンドクあたりががんばっているとき、なにしていた木村?というところです。
「守備のために下がっていたので追いつけなかった」というかもしれませんが・・・それもどうかと。
そこは果敢にプレスに行けよ!って場面でも、全然当たりに行かない。首尾良くボール奪取が出来れば御の字、出来ずとも、気迫で相手を怯ますことくらいは可能なはずです。しかし、それをせずにただなんとなく近づくだけ。それでいて攻撃参加が遅れたと言われても、説得力もあったものじゃないです。
後半、苔口・黒部という本職FWが出場してからは特にそう感じたのですが・・・せっかく、前線でボールを持てる選手がいるのに。せっかく、後列では福田がハイボールの競り合いで勝ってくれるのに。中盤が旨く機能していないせいで、チャンスがチャンスになっていませんでした。
イヤな言い方になりますが・・・退場者を出していないのに、数的不利を背負ってプレーしているかのようでした。
ヴェルディ下部組織出身で、味スタのピッチにたつことに特別な思い入れがあったそうですが・・・残念ながら、プレーぶりからそれを見て取ることは出来ませんでした。
あとは・・・大西。
不用意なボール出しが多く、チャンスをつぶしてしまっていました。
なんというか・・・理想だけで現実を見ないでプレーしていた、というか。狙いはわからないでもないけれど、実際、そこに出して相手が取れるのか?ということを考慮したプレーになっていなかったような。そして、それを自ら修正できていなかったような。
仲間のプレーぶりから判断して自分のプレーをアジャストする、ということをしないまま、相手にはアジャストすることを求めているような・・・そんな、いびつなプレーに見えてしまったのは気のせいでしょうか?
とにかく。
失点した段階で、残り70分近くあったわけです。動揺をこらえつつ、反撃に転じる時間は、あったはずです。
しかし・・・。
いったい、失点した段階で「勝つにはあと2点以上必要だが・・・それでもやってやる!」という気概を持っていた選手が、どれだけいたのかと。
少なくとも、プレーからはそれを感じられませんでした。
どうにかこうにかやりすごす、という場面ばかり。
がむしゃらに相手に立ち向かっていく姿勢があったなら、また違ったのでしょうが・・・。
そもそも、相手は絶対的に格上のチーム。半端な覚悟で同点、逆転できるわけがない。なのに、ずるずると停滞ムードを引きずったままだったのは・・・正直、お粗末としか。
追加点は許さず、2点目を挙げて試合を決定づけようとするヴェルディの攻撃に屈することはありませんでした。
とはいえ。
相手がどうこうでなく、まずは追いつき、そして逆転しなければならない試合であったのに、それを感じさせる有効な攻撃には至らず。
ヴェルディに対して脅威を与えることが出来ぬままに試合終了。試合内容からすると当然のように敗れました。
いったい、なぜなのかと。
チームとして良いところはなかなか次に活かせないのに、悪いところはしっかりと継承してしまう。
相手をほめるしかないような失点ではなく、自分たちのミスから失点、それが敗因となって敗れることになった、なんて、いったい何度目だと。
「次こそは」と言うけれど、次につながっているのはマイナス要素だけなんて・・・それでは勝てるものも勝てません。
「うちは、毎回『あれがなければ』という失点を繰り返してしまている。そこを修正していかないことには、現状は変えられない」とは、試合後の福田のコメント。まさに、そこかと。
「反省を元にトレーニングを積んでいくしかない」とは、勝てなかったあとの常套句。
じゃあ、その成果をいつ見せるんだ、と。
同じことの繰り返しを、いつまでやっているんだと。
どうにもこうにも、気持ちがすさんでイヤな書き込みになってしまった自覚があります。ちょっと反省。
気持ちが腐っていて大事なものを見落とすようなことだけは、してはならないし。
ただ・・・現実は、クラブワースト記録の11戦連続勝ち無し。それは、残念ながら紛れもない事実。
いつまでも、ネガティブ要素の繰り返しなんぞをやっている暇は、もうありません。
シーズンも、およそ2/3が経過。
まだ、間に合います。今すぐチームがこれまでの弱さと決別し、その襟を正したなら。
ただ、猶予はあってないようなもの。
まずは、勝利を。
勝ち方を、思い出さねば。
現実を見据え、さらに結果を残す・・・簡単ではないかもしれませんが、それでもやるしかないのだから。
首位争いを繰り広げる3位・ヴェルディと、降格圏内の21位、カターレの対決でしたが・・・確かに最少失点での敗戦というかたちにはなっていますが、内容にそぐわない結果でした。悪い意味で。
確かにヴェルディは力のあるチームですが、毎年繰り返されるホーム戦での惨敗のような、力の差を見せつけられる敗戦ではありませんでした。
要は、カターレの側が弱かったから負けた。その一言に尽きます。
スタンドの大段幕に「残留」を掲げたサポーターの思いを裏切るかのような、覇気のない試合。
これで、クラブワースト記録の11戦連続勝ち無し。いまだ、闇の中です。
このままでは終われない―――それを示すのは、結果のみ。そう、勝利・勝ち点3だけです。
相手がどうかは二の次。まずは自分たちに勝たねばならなかったのに・・・その段階ですでに躓き、ご覧の有様。
いつになったら気づくのでしょうか?ファン・サポーターの無念に。
いつになったら気づくのでしょうか?どうにもならなくなってからでは遅いということに。
前節からのあいだに平野が負傷離脱、さらには試合直前になって山背が負傷、急遽敬介がスタメン起用という、どうにもこうにも残念な状況の中で迎えた今節。
前半、なかなかボールがつながらずに攻撃のかたちがつくれない、という悪い意味で「いつもどおり」の展開。
そんな中で迎えた23分。
ゴール前に折り返されたボールについて、まるでタッチラインを割るのを見届けるかのようにボーッと目で追い、その隙を突かれて失点。
ありえない。
危機意識とか、そういった問題ではない・・・まさに、論外の失点の仕方で先制されてしまいました。
たしかに、ワンチャンスをものにする力が向こうにあったことも事実ではありましょう。
しかし、いくらなんでもそれはないだろ、と。
相手の力が10として、15か16くらいを出してやっと勝負になるのがカターレ。なのに、5だか6だかしか出ていないのでは話にならないということです。
名指し批判はするほうも気分が悪いので出来ればやりたくないのですが・・・それでも、あえて。
木村がひどかった。
たまに前線の選手にボールが渡っても、シュートまでいけないままにチャンスをつぶされてしまうケースが多々。当該選手のスキルの問題もさることながら・・・それだけのせいにしては、その選手がかわいそうです。なぜなら、木村ら2列目のフォローが遅くて孤立、結果奪われる、ということだったから。攻撃的ポジションの選手がその役目を全うできずしてなんとするか、と。ヨンドクあたりががんばっているとき、なにしていた木村?というところです。
「守備のために下がっていたので追いつけなかった」というかもしれませんが・・・それもどうかと。
そこは果敢にプレスに行けよ!って場面でも、全然当たりに行かない。首尾良くボール奪取が出来れば御の字、出来ずとも、気迫で相手を怯ますことくらいは可能なはずです。しかし、それをせずにただなんとなく近づくだけ。それでいて攻撃参加が遅れたと言われても、説得力もあったものじゃないです。
後半、苔口・黒部という本職FWが出場してからは特にそう感じたのですが・・・せっかく、前線でボールを持てる選手がいるのに。せっかく、後列では福田がハイボールの競り合いで勝ってくれるのに。中盤が旨く機能していないせいで、チャンスがチャンスになっていませんでした。
イヤな言い方になりますが・・・退場者を出していないのに、数的不利を背負ってプレーしているかのようでした。
ヴェルディ下部組織出身で、味スタのピッチにたつことに特別な思い入れがあったそうですが・・・残念ながら、プレーぶりからそれを見て取ることは出来ませんでした。
あとは・・・大西。
不用意なボール出しが多く、チャンスをつぶしてしまっていました。
なんというか・・・理想だけで現実を見ないでプレーしていた、というか。狙いはわからないでもないけれど、実際、そこに出して相手が取れるのか?ということを考慮したプレーになっていなかったような。そして、それを自ら修正できていなかったような。
仲間のプレーぶりから判断して自分のプレーをアジャストする、ということをしないまま、相手にはアジャストすることを求めているような・・・そんな、いびつなプレーに見えてしまったのは気のせいでしょうか?
とにかく。
失点した段階で、残り70分近くあったわけです。動揺をこらえつつ、反撃に転じる時間は、あったはずです。
しかし・・・。
いったい、失点した段階で「勝つにはあと2点以上必要だが・・・それでもやってやる!」という気概を持っていた選手が、どれだけいたのかと。
少なくとも、プレーからはそれを感じられませんでした。
どうにかこうにかやりすごす、という場面ばかり。
がむしゃらに相手に立ち向かっていく姿勢があったなら、また違ったのでしょうが・・・。
そもそも、相手は絶対的に格上のチーム。半端な覚悟で同点、逆転できるわけがない。なのに、ずるずると停滞ムードを引きずったままだったのは・・・正直、お粗末としか。
追加点は許さず、2点目を挙げて試合を決定づけようとするヴェルディの攻撃に屈することはありませんでした。
とはいえ。
相手がどうこうでなく、まずは追いつき、そして逆転しなければならない試合であったのに、それを感じさせる有効な攻撃には至らず。
ヴェルディに対して脅威を与えることが出来ぬままに試合終了。試合内容からすると当然のように敗れました。
いったい、なぜなのかと。
チームとして良いところはなかなか次に活かせないのに、悪いところはしっかりと継承してしまう。
相手をほめるしかないような失点ではなく、自分たちのミスから失点、それが敗因となって敗れることになった、なんて、いったい何度目だと。
「次こそは」と言うけれど、次につながっているのはマイナス要素だけなんて・・・それでは勝てるものも勝てません。
「うちは、毎回『あれがなければ』という失点を繰り返してしまている。そこを修正していかないことには、現状は変えられない」とは、試合後の福田のコメント。まさに、そこかと。
「反省を元にトレーニングを積んでいくしかない」とは、勝てなかったあとの常套句。
じゃあ、その成果をいつ見せるんだ、と。
同じことの繰り返しを、いつまでやっているんだと。
どうにもこうにも、気持ちがすさんでイヤな書き込みになってしまった自覚があります。ちょっと反省。
気持ちが腐っていて大事なものを見落とすようなことだけは、してはならないし。
ただ・・・現実は、クラブワースト記録の11戦連続勝ち無し。それは、残念ながら紛れもない事実。
いつまでも、ネガティブ要素の繰り返しなんぞをやっている暇は、もうありません。
シーズンも、およそ2/3が経過。
まだ、間に合います。今すぐチームがこれまでの弱さと決別し、その襟を正したなら。
ただ、猶予はあってないようなもの。
まずは、勝利を。
勝ち方を、思い出さねば。
現実を見据え、さらに結果を残す・・・簡単ではないかもしれませんが、それでもやるしかないのだから。