行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】第22節  ジェフユナイテッド千葉戦

2013-07-02 23:59:44 | カターレ富山
前節より中3日。ホーム連戦、シーズン後半戦の初戦として、ジェフユナイテッド千葉を迎えます。
前回対戦の成果と課題を糧とし、より良き方向へと舵を取らねばならない2巡目の対戦。その意味で、5月の第14節に2-3で敗れた借りを返さねばならない今節となります。
その時には、前半の早いうちに注意しなければならないとわかり切っていたはずの相手エース・ケンペスにやられてしまい、主導権を明け渡してしまったのでした。0-3の状態から2点を返して意地を見せたものの、時すでに遅し。その頑張りをもっと早く・・・とは、結果論でしょう。
今節こそは、勝つ。
その決意を、結果に、勝ち点3へと変えて、リベンジを果たさねば。
そして、シーズン後半戦の巻き返しにかける原動力とせねばなりません。

リーグでも指折りの攻撃力を誇る千葉を抑え込まねばならないのはもちろんですが、それよりもなによりも。
やはり、得点なくして勝利なし。
徳島戦の勝利以降4試合にわたって勝ち星から遠ざかっていますが、その間、たった1得点。しかもセットプレーによるもので、流れからの得点は無しと。
試合の早い段階で予期せぬ攻撃選手の離脱があって、プランが崩れてしまった―――確かに、そんな試合が続きました。影響は大きかったのも認めます。
しかし。
発想を変えたならば。早い段階でのアクシデントは、立ち直る時間的余裕もまた少なくなかった、ということ。
にもかかわらず、積極性を欠いて得点どころか有効な攻撃の形にすらもって行けていなかった、とは・・・やはり、甘かったと言わざるを得ないのではないでしょうか。
ひるがえって、今節。
前回対戦において、相手の決定力というものはみせつけられたはず。それを踏まえてなお、こちらがグダグダと攻めあぐねているようであれば・・・それは、千葉の守備陣に「当たり前に集中してプレーしていたならば、やられることはあるまい」という自信を与えることにしかならないように思います。
それでなくとも、3-0で勝てた試合で2点を失ったという反省をもとに乗り込んでくるはず。そんな相手守備陣に力を発揮させてはならないというのは、勝つうえで克服せねばならない課題でしょう。

何度も言いますが、得点なくして勝利なし。
昨年のホーム戦で千葉戦初勝利を挙げることに成功しましたが、勝因はやはり、決めるべきタイミングで決めることが出来たから、ということに尽きるのではないでしょうか。
もちろん、黒部の冷静な2ゴールがもたらした結果ではありますが、相手にとって、「まさか最下位を争う富山なんぞにあっさりと?」というショックを植え付けることが出来た、という面も大きかったように思います。
もちろん、今節も狙うはそれ。
先制点を挙げて逃げ切りを図るというパターンに持ち込めるかどうかにかかっているのではないでしょうか。
言うは易く行うは難し、ということは百も承知。しかし、それでもやらねば勝つことは出来ません。
前節の退場により、朝日が出場停止。影響は少なくないでしょうし、それでなくとも前節からわずかに中3日。なかなか万全で、というわけにもいかないかと。
ですが。
ことここに至って、必要なのは言い訳ではなく結果。攻撃陣には、「いままで得点出来なかったのは、なんだったの?」というくらいの活躍を期待したいところです。

そして、守備陣の奮闘なくしても、やはり勝利は無いでしょう。
10人となりながらも懸命に守りきり、無失点に抑えた前節。「次節以降につなげたい」という言葉が本物であるかは・・・前節の経験が活かされるかどうかは、強力な千葉の攻撃を抑え込めるかどうかにかかっているとも言えましょう。
特に、守田の働きには期待したいところです。前回対戦は・・・地元凱旋ということもあり気合も入っていたでしょうが、3失点で敗れるという苦いものとなってしまいました。その悔しさを晴らすことができるのは、やはりプレーを通じてのみ。連続無失点なら、いくらでも続けて構わない。むしろ、相手攻撃陣が強力であれば、それだけ無失点にも箔がつくというもの。
防御は、最大の攻撃。
千葉の選手たちを「こんなはずでは」と動揺させてしまうくらいの堅守を期待したいところかと。

昨年、愛媛戦の勝利で15試合連続勝ちなしをストップさせたものの、天皇杯2回戦岡山戦で敗戦。そんな中で迎えた千葉戦の勝利は、その後の残留争いを戦う上での大きなモチベーションとなりました。あの勝利がなければあるいは降格していてもおかしくなかった、と言っても過言ではないでしょう。
今節もまた、停滞感を打ち破らねばならない試合。
客観的にみても、やはり力の差は大きいでしょう。ですが、それに屈するかどうかは、また別の問題。
簡単ではない、けれど、諦めてはならない。むしろ、困難であるからこそ挑みがいのある挑戦である、という意識が必要かもしれません。
上位だから勝てなくても、負けても仕方ない?
そんなことはあるはずがない。
期間を置かずに来る次の第23節は、千葉にとって大事なホームでの首位・ガンバ戦。あるいは、下位の富山戦など調整試合かもしれない。重要度が段違いかと。
しかし。
そんなことを言っていていいのか?と。
足元をすくってやる気満々ですが、なにか?
むしろ、勝つ。勝って、後半戦巻き返しの踏み台とする覚悟で。
乾坤一擲、力の限り。
弱い自分を捨てろ!相手が強いからこそ、勝て!!
ピンチはチャンス!
勝たれ!!!富山!!!!!