1-0で勝利!
2試合連続勝ち点という流れから、あとは勝利を、アウェイ戦今季初勝利を挙げなければならない試合だった今節。1-0の零封勝ちで見事に勝ちきってみせました。
確かに、相手は3連敗中で20位というヴェルディだったかもしれないし、好調なチームをはねのけての勝利ではなかったかもしれません。
けれど。
相手がどこであろうとも、どんな状態であろうとも。「たった1勝」を挙げるのに、これまでどれだけ苦労してきたことかと。
むしろ、ヴェルディにとっても残留のために勝たねばならない試合だったのであって。そのために監督交代という「劇薬」にも手を出し、それでなくとも負けられない必勝を期したホーム戦、簡単な試合ではなかったはず。
事実、先制したはいいものの、ハーフタイムで交代投入された平本 一樹を中心として攻め込まれてしまい、後半は特に厳しい戦いを強いられました。先制点を挙げることそのものがあまりなかった今季ですが、あるいは早い時間帯に追いつかれでもしていたら、そのあと勝ちきれていたかどうか。
テホンはまだ2試合目、ガオに代わって負傷明けの池端、試合中にもイエローをくらってしまった秋本など、不安と言えば不安もあった最終ライン。失点してしまえば、また「いつものように」ガクッと気落ちして逆転負け、という事態もありえたのではないでしょうか。
しかし、そこで踏ん張りきった。
ここ数試合で特に安定してきた守備に、選手たちすべてが責任をもってしのぎきったことは、ものすごく価値あることだと思います。
そして、なんと言っても素晴らしかったのが、決勝点となった苔口のゴール!
フリーの状態であったチャンスを逃さず、ピンポイントでロングボールを蹴り込んだテホンのキックも、もちろん特筆モノでした。それでも、この試合のマンオブザマッチは間違いなく苔口。その「ここしかない」という精度で放たれたボールを、これまた素晴らしいタイミングで胸トラップ。落とした位置も絶妙で、シュートまでまったく無駄のない完璧な動き。そして・・・これがなにより重要。「きちんと、決めきった」。
せっかくのチャンスを活かせず、結果的に勝てる試合を、勝たねばならない試合を落としてしまったことも、これまで少なくありませんでした。
けれど、そこでうつむくことなく、向上心を失うことなく勝利のために努力してきた。
それが実を結んだかたちで生まれたスーパープレーだと思うと、胸が熱くなります。
これで、今季7点目。もちろん、2シーズン連続10得点越えを目指してほしいし、また、勝利のためには必要なことです。
後半に負傷交代というかたちでピッチを後にすることになってしまいましたが、ここはぐっとこらえてほしい。
中2日でもう次の試合という日程の中ではありますが、けっして無理をせず、それでいて闘争心は失わず、ふさわしいチャンスに備えてほしいところです。
既存の選手もそうですが、やはり、頑張りが目立つのが新加入の選手たち。
アシストを決めたテホンはもちろんそう。キック精度もさることながら、そのまえに相手陣内までしっかりと上がっていたからこそ出来たキックだったのであって。しっかりと自分の成すべきことを考えた結果が生んだアシストだったのでしょう。
そして、前がかりになって攻め込んできたヴェルディのシュートにしっかりと対応、ゴールを守りきってみせた廣永。FC東京出身としてヴェルディには負けたくないというライバル心を、しっかりと結果に結びつけてみせました。
宮吉も、残念ながら2試合連続ゴールとはならなかったものの、得点を狙っていく意志を感じるプレーぶり。空振ってしまってシュートならず、という場面もありましたが、そのときそのポジションに居られたこと自体、そんな意志がなければそもそも出来ないこと。次はホーム2試合連続ゴールを狙ってほしいと思います。
これで、3試合連続で勝ち点奪取、9月負け無し。讃岐が引き分けたために一気に勝ち点差3ぶんというわけにはいかなかったものの、それでも差を詰めて9差。
残り10試合で厳しい状況にあることそのものは変わりないのですが、それでも、まだ諦めるなんて考えられない状況であるとも言えます。
まだ、なにも奪われてはいない。
だったら、やるべきことはひとつ。勝つこと。
まずは次節。アウェイ戦初勝利に続いて、今季初となる連勝をきめてやろうじゃないかと。
都合の良い奇跡などを願うより―――今必要なのは、やるべきことをやって、それを勝利という結果に結びつけること。
この1勝を、ただのまぐれなどで終わらせないために。
勝って兜の緒を締めよ。
選手たちの奮起に期待です。
2試合連続勝ち点という流れから、あとは勝利を、アウェイ戦今季初勝利を挙げなければならない試合だった今節。1-0の零封勝ちで見事に勝ちきってみせました。
確かに、相手は3連敗中で20位というヴェルディだったかもしれないし、好調なチームをはねのけての勝利ではなかったかもしれません。
けれど。
相手がどこであろうとも、どんな状態であろうとも。「たった1勝」を挙げるのに、これまでどれだけ苦労してきたことかと。
むしろ、ヴェルディにとっても残留のために勝たねばならない試合だったのであって。そのために監督交代という「劇薬」にも手を出し、それでなくとも負けられない必勝を期したホーム戦、簡単な試合ではなかったはず。
事実、先制したはいいものの、ハーフタイムで交代投入された平本 一樹を中心として攻め込まれてしまい、後半は特に厳しい戦いを強いられました。先制点を挙げることそのものがあまりなかった今季ですが、あるいは早い時間帯に追いつかれでもしていたら、そのあと勝ちきれていたかどうか。
テホンはまだ2試合目、ガオに代わって負傷明けの池端、試合中にもイエローをくらってしまった秋本など、不安と言えば不安もあった最終ライン。失点してしまえば、また「いつものように」ガクッと気落ちして逆転負け、という事態もありえたのではないでしょうか。
しかし、そこで踏ん張りきった。
ここ数試合で特に安定してきた守備に、選手たちすべてが責任をもってしのぎきったことは、ものすごく価値あることだと思います。
そして、なんと言っても素晴らしかったのが、決勝点となった苔口のゴール!
フリーの状態であったチャンスを逃さず、ピンポイントでロングボールを蹴り込んだテホンのキックも、もちろん特筆モノでした。それでも、この試合のマンオブザマッチは間違いなく苔口。その「ここしかない」という精度で放たれたボールを、これまた素晴らしいタイミングで胸トラップ。落とした位置も絶妙で、シュートまでまったく無駄のない完璧な動き。そして・・・これがなにより重要。「きちんと、決めきった」。
せっかくのチャンスを活かせず、結果的に勝てる試合を、勝たねばならない試合を落としてしまったことも、これまで少なくありませんでした。
けれど、そこでうつむくことなく、向上心を失うことなく勝利のために努力してきた。
それが実を結んだかたちで生まれたスーパープレーだと思うと、胸が熱くなります。
これで、今季7点目。もちろん、2シーズン連続10得点越えを目指してほしいし、また、勝利のためには必要なことです。
後半に負傷交代というかたちでピッチを後にすることになってしまいましたが、ここはぐっとこらえてほしい。
中2日でもう次の試合という日程の中ではありますが、けっして無理をせず、それでいて闘争心は失わず、ふさわしいチャンスに備えてほしいところです。
既存の選手もそうですが、やはり、頑張りが目立つのが新加入の選手たち。
アシストを決めたテホンはもちろんそう。キック精度もさることながら、そのまえに相手陣内までしっかりと上がっていたからこそ出来たキックだったのであって。しっかりと自分の成すべきことを考えた結果が生んだアシストだったのでしょう。
そして、前がかりになって攻め込んできたヴェルディのシュートにしっかりと対応、ゴールを守りきってみせた廣永。FC東京出身としてヴェルディには負けたくないというライバル心を、しっかりと結果に結びつけてみせました。
宮吉も、残念ながら2試合連続ゴールとはならなかったものの、得点を狙っていく意志を感じるプレーぶり。空振ってしまってシュートならず、という場面もありましたが、そのときそのポジションに居られたこと自体、そんな意志がなければそもそも出来ないこと。次はホーム2試合連続ゴールを狙ってほしいと思います。
これで、3試合連続で勝ち点奪取、9月負け無し。讃岐が引き分けたために一気に勝ち点差3ぶんというわけにはいかなかったものの、それでも差を詰めて9差。
残り10試合で厳しい状況にあることそのものは変わりないのですが、それでも、まだ諦めるなんて考えられない状況であるとも言えます。
まだ、なにも奪われてはいない。
だったら、やるべきことはひとつ。勝つこと。
まずは次節。アウェイ戦初勝利に続いて、今季初となる連勝をきめてやろうじゃないかと。
都合の良い奇跡などを願うより―――今必要なのは、やるべきことをやって、それを勝利という結果に結びつけること。
この1勝を、ただのまぐれなどで終わらせないために。
勝って兜の緒を締めよ。
選手たちの奮起に期待です。