行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第34節  アビスパ福岡戦

2014-09-27 21:20:16 | カターレ富山
前節より中4日、3連戦の3戦目。引き続きホーム戦としてアビスパ福岡を迎え撃ちます。
群馬戦では前々節の勝利を引き継げず、連勝ならず。負け無しも3でストップしてしまいました。
ここであえなく連敗してしまったならば、今シーズンこれまでの悪かった時期となんら変わりはありません。むしろ、勝ち点差と残り試合数を考えればただの1敗以上の深刻なダメージとなってしまうこと確実です。
だからこそ。ここが、踏ん張りどころ。
ここで勝つことで、いかに状況が厳しかろうが絶対に諦めないという姿勢を、結果が伴うかたちでホームのファン・サポーターに示さねばならないのだから。

例年になく選手の出入りが激しい今シーズンでありますが、さすがにもう無いだろうと思っていたら・・・。
25日をもって、ヘジュンが退団となりました。一身上の都合で韓国に帰国とのこと。
2013年に大卒ルーキーとして加入、ヨンドク、ヨングンと韓国人トリオで切磋琢磨してきました。通算でリーグ戦5試合、天皇杯3試合と出場機会は多くありませんでしたが、なんというか、プレーに“熱”を感じる選手でした。昨年の天皇杯山形戦などでも、機を見たラインの押し上げ、前への推進力など、見ていて感心させられたのが印象的だったことが思い出されます。
他クラブへの移籍というかたちでの離脱でないだけに、詳細がわからないぶんなんとも言えませんが、それでも。
いままで、カターレのためにありがとう。この先の人生に幸あれ。

話は戻って福岡戦。
現在12位ながら、プレーオフ進出圏内6位まで勝ち点差6、当然のように昇格を意識して臨むことになる福岡にとっての終盤戦。しかしながら、このところは無得点が続き3連敗中と苦戦を強いられています。
前節は後半の最後の最後で失点してしまい、連敗中だった東京ヴェルディに敗れ、冨樫新監督に初勝利を献上してしまっています。
3連戦というコンディション的に難しい状況であるにせよ、福岡にとってみればヴェルディに続いて下位チーム、しかも最下位の富山なんぞにやられるわけにはいかないと、鼻息も荒く乗り込んでくるのではないでしょうか。
なかなか得点には結びつかないとはいえ、攻撃のかたちはできている。あとはそれを決めるだけ、と。

なかなか得点に結びつかない、か・・・。今季リーグワースト総得点のカターレが、どれだけそう思ってきたことか。
つい前節も、チャンスを活かせず無得点で敗れたばかり。他のどのチームよりも増して、身につまされているというのが本当のところです。
逆に。
得点さえ決まれば、勝てるチャンスがうんと高まるということ。
ここ数試合、以前に比べて格段に守備力が安定してきました。もちろんそれが必ずしも勝利に結びついていないのは問題ではありますが、それでも。
以前の良くなかった時期ということで言えば、福岡との前回対戦に当たる第13節が、まさに典型的な展開でした。警戒しなければならないとわかりきっていたはずのCKから失点、先制点を奪われてしまいガックリ。その後も主導権を明け渡してしまい、反撃の糸口をつかめないままに追加点を決められ、反撃はPKによる1点にとどまって完敗、と。
そんな良くなかった時期と比べて、今は明らかに安定している。前節の敗戦にしたところで、良くなかった時期であったならば、先制点を奪われて気落ち→追加点を奪われて勝負あり、という悪いときの「いつものパターン」に陥っていたであろうところを、そうならなかった。
前々節勝つことが出来たのも、守備で集中力を失わなかったがゆえ。
だったら、やってやるしかないだろうよ、と。前節の反省を活かし、零封して勝つ。相手にペースを譲っている場合じゃない、それを確かな自信に裏打ちされた守備で見せねば。

期待したいのはヨングンとテホンの両韓国人。
井澤が累積警告で出場停止、代わってのボランチ出場は平出か大西か?というところですが。やはり、その一角を担うであろうヨングンには、確かな責任感とともにプレーを全うしてほしいと思います。
前節にしても狙っていくべき場面でシュートを放ったはいいものの、それがことごとく大きく枠外。今節は、大胆さと慎重さを合わせて、したたかにゴールを狙う姿勢を見せてほしいところです。
そして、テホン。相手にとって前回対戦時との最大の相違点は、身長185センチDFの有無、と言っても過言ではないかもしれません。セットプレー時にも、常に意識せざるを得ない存在として立ちはだかることかと。
高さもさることながら、ヴェルディ戦での決勝点をアシストしたロングボールなど、足下の技術も確か。それら持てる力をフルに発揮し、前回と同じでない富山の力を見せつけるためにも、活躍を期待したいです。
ヨンドクに続き、ヘジュンがチームを去りました。加えて、韓国語仲間のガオはAFC U19選手権に中国代表として招集されて離脱中。残された韓国人ふたり、わけてもヨングンにとっては、いろいろと思うところもあるでしょう。
だからこそ。
カターレには自分が、キム ヨングンがいるんだぞ、同郷のテホンとともにチームを引っ張るんだぞ、という気概を、是非とも勝利につながる果敢なプレーぶりで見せてほしい。そう願わずには居られません。

反攻の9月、今シーズン初めての月間勝ち越しがかかったこの試合。
勝つしかないだろうよ。勝つ以外にありえないだろうよ。
確かに、福岡は苦手なチーム。これまでたったの1勝しかしていないし、ホームでは勝てたことがない。
けれども、そんなデータを気にしている場合ではないのは確実。勝てるかどうか、じゃない。勝つしかないのだから。
そこは、逆転の発想で。
ホームで勝ったことがないというのなら、ここで勝つことができたならば単なる1勝以上に勢いづくこと請け合い。そのチャンスだととらえるべき。
これまで1勝という福岡戦、苔口がカターレ史上初のハットトリックを決めて完勝したあの試合。
その勝利は、奇しくも昨年の9月最終日曜日でした。
だったら。その再現と行こうじゃないか。
今度もまた、勝とうじゃないか。

必勝を期して臨め!!
勝つ以外の選択肢など、無い!!!
勝利への意志を力に、そして勝ち点3という結果へと繋げ!!!
勝たれ!!!富山!!!!!