行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第42節  ファジアーノ岡山戦

2014-11-22 23:02:18 | カターレ富山
6年前、2008年の11月23日―――第10回JFL後期第17節、MIOびわこ草津(現 MIOびわこ滋賀)を破って3位を確定、J2昇格を決めた、カターレ富山の歴史に残るメモリアルデーでした。
その翌週には最終節として同じくJリーグ入りをかけて臨んでいたファジアーノ岡山とのホーム最終戦。結果はドローであったものの岡山が昇格要件を満たしたことにより、両チームが昇格を喜び祝賀ムードに包まれるという、希有な経験をしたのでした。
チーム発足初年度、その道のりは決して容易いものではなく。むしろ、苦難の連続でした。けれども、その苦労が報われてたどり着いた、Jの舞台。そのときにはまだ確たる実感もありませんでしたが、それでも、来たる明るい未来へと思いを馳せていたものでした。

・・・あれから、ちょうど6年。
皮肉にも、昇格メモリアルデーが、降格によって上書きされてしまうことになってしまいました。しかも、相手はJ2でのさらなる飛躍を誓い合いつつ共に昇格した岡山。
降格確定試合が同じく昇格同期であった栃木であったことも含め・・・運命の神様ってやつの質の悪い嫌がらせも、ここまで徹底するか?ってなもので。
ホームでのシーズン最終戦ということで言えば、J2初年度であった2009年も、岡山と対戦しています。
初のJリーグへのチャレンジでありながら補強らしい補強もなく、最下位を疑われなかった初年度。しかし、その下馬評を覆し、18チーム中13位と予想外の健闘。一方の岡山は苦戦を強いられ、最下位に終わりました。
それからというもの・・・。
初年度こそ最下位だったものの、そこからだんだんと着実に力を伸ばして右肩上がりに成績を伸ばしていった岡山。前節の結果により今季のプレーオフ進出はならなかったものの、それでもJ1を狙うに値するだけのクラブへとステップアップしました。
しかし。
一方で、初年度の手応えをもとにさらに躍進しなければならなかったはずのカターレは、低迷続き。J1昇格どころか中位進出すら果たせないままに残留争いを繰り返し、今季、ついに降格の憂き目に。
同じ期間だけJ2にいながら、どうしてこうなった・・・。

他クラブを羨んでも、悔やんでも、現実は変えられないのだけれど。
それでも。
やれることをやる。なすべきことを、なしとげる。
つまりは、勝つこと。今季6勝目を挙げて、勝って最終戦を飾ること。それ以外に、ありません。

前節の岡山はホーム最終戦で熊本と対戦、エースの押谷が3試合連続ゴールにして大台に乗る今季10得点目を挙げて先制したものの、試合終了間際の後半89分にまさかの同点ゴールを奪われ、勝利を逃してしまいました。さらには、プレーオフ進出の可能性も消滅。
それだけに、この最終節を勝って憂い無くシーズンを終えたいという思いもひとしおではないでしょうか。
それでなくとも、今季の開幕戦で対戦、ホームの期待に応えられずに勝てなかった富山。さらには昨季ホーム最終戦でも敗れています。いかに最下位で降格が決まってしまっている相手であっても、容赦なく勝ちに来ることは間違いないでしょう。
やはり、気をつけなければならないのは4試合連続ゴールを狙う押谷でしょう。こういう重要な試合であるからこそ、普段にも増しての警戒は不可欠。
今季に限らず、カターレの悪癖として幾度となく繰り返してきた、「相手のエース格に警戒しながらも決められてしまう」というシチュエーション。それをこの試合でも繰り返すことはあってはならないのであって。前節も森本、ケンペスという点獲り屋にあえなく屈しての敗戦。もう、そんな姿は見たくないのです。
最大限の集中で、やりきる。無失点が最低条件でしょう。

期待したいのは、白崎。
大きな期待を背負って迎えた今季、その期待に応えられず、ここまで僅かにPKの1得点のみ。
最後の試合になってしまいましたが・・・だからこそ。ここで、ファン・サポーターの期待に応え、ホームでヒーローになってほしい。そう願います。
昨季のアウェイ岡山戦で勝利の立役者となるゴールを決めた、あの活躍を。
得点にこそならなかったものの、70メートル独走で沸かせた開幕戦の、あの活躍を。
チーム最多出場時間を記録し、苦しいシーズンにありながらもチームのために戦ってきた姿を、見ています。
だからこそ。
この試合で、その集大成を!勝利導くゴールを!

最終戦を前に、水谷の引退、ヨングンとテホンの契約満了が発表されました。
各々に対しての振り返りは、また機をあらためて行うとして。
来季のチケット販売概要が発表されたりと、着実に、「次」への動きは始まっています。
けれども。
まだ、終わっちゃいない。
勝って終わらねば。たとえどんな未来につながるにしても。

つらい思いばかりだった今季だけれども。
だったらせめて。
この最終戦を、勝利で飾るために。
やりきるしか、ありません。
勝つしかありません。

信じる気持ちを力に変え、全力で戦え!
そして、勝て!!
J2との別れは、終わりじゃない。
ならば、勝て!!

勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする