U23クラブとの2連戦で2連勝、首位と勝ち点差1で迎えることとなった今節。昨年5月以来の3連勝を成し遂げるべく、ホームでガイナーレ鳥取を迎え撃ちます。
開幕から4戦連続負けなし。とはいえ、手放しで喜べるかと言えばそうでもない、というのが正直なところ。
決して楽な相手ではなかったし、実際に苦戦もしました。けれどやはり、勝利したU23クラブはチームの成熟度としては他クラブと同一視してよいものか?という疑問符がつくことは事実。ガンバ大阪にしてもFC東京にしても、J1のリーグ戦のみならずACL出場チームとしてメンバーのやりくりに気を遣っているクラブ。力の差はまた別問題としても、常に最善手を求めての編成をしているほかのクラブとは、良い悪いは別として、差というものは、やはりあったかと。
ならば。
「たまたま成熟度の低いチームに勝っただけで、実際はたいしたことなかった」などと言われないためには、まぐれなどではなく力をつけてきているのが勝利につながった結果だということを証明するためには・・・やはり、今節の勝利で3連勝を達成してみせるよりほかないでしょう。
その意味で、相手がカターレと同じくJ2復帰を目指すクラブである鳥取というのは、格好の相手かもしれません。
勝って、カターレこそが優勝を目指すにふさわしいクラブであるという覚悟を見せつけねば。
鳥取は4戦で未だ勝利なし。開幕から2戦続けてドロースタート、第1節がスコアレスドローで第2節が追いついての引き分けとなったのはカターレとまったく同じ。
ただ、その次の2戦が対照的な内容となっています。第3節は、先制点を挙げたあとに追いつかれたものの、そこから振り切って勝利したカターレ。鳥取は先制されながら追いついたものの、勝ち越されて敗戦。前節は、試合開始早々の先制点と試合終盤の2得点で、大事な時間帯にゴールを挙げて勝ったカターレに対し、前半残り少ない時間帯に先制され、そのまま零封負けを喫した鳥取。
カターレは三浦監督に、鳥取は柱谷監督に、それぞれ新指揮官にチーム再建の舵取りを託して始まった今シーズン。
ここまで無敗のカターレに対して、未勝利の鳥取。明暗が分かれています。
鳥取の側も、「こんなはずじゃない」「このままで良いわけがない」との思いを抱えているのではないでしょうか。
気持ちはわかる・・・というか、わからいでか。
1シーズンを通じて、ずーーーーっとそういった思いを抱え続け、ついに最後の最後まで鬱屈したモヤモヤが晴れないままに終了してしまったのが、昨シーズンのカターレであったのだから。
他人事じゃないどころの話ではない、まさに我が事のようによくわかります。
だからこそ。
気持ちがわかるからこそ、油断できないのであって。
一昨年、“裏天王山”と呼ばれたそれまで未勝利であった讃岐との対戦で、技術や戦術云々ではない気持ちの部分で押し切られ、勝たねばならない試合を落としてしまったことが思い出されます。ここぞというシチュエーションで勝てずに意気消沈、というのは、これまで何度も味わってきた苦い経験。
これまで4戦で結果が残せていないからと言って、今節も鳥取はダメだ、という保証などありはしません。
前田 俊介、黒津 勝、フェルナンジーニョといった実力者が本来の力を発揮して牙をむいたならば、カターレも苦戦は免れないでしょう。
2連勝中とはいえ、力の差をみせつけての楽勝であったのかと言えばそうではなく。少なからずピンチはあったし、結果的には凌いだ場面も、決められていたなら同じ展開となったかどうか。スコア的には3-0で圧勝のように見える前節にしても、サイドを抜かれ、揺さぶられてピンチ、という場面には息をのんだものでした。
油断して良いわけがない。あるいはこれまで以上の気迫でもって気を引き締めねば。
むしろ、逆に「やっぱり連勝中のチームは勢いが違う」と相手を意気消沈させるくらいでないと。
期待したいのは、進藤。鳥取との前2戦でゴールを奪った彼に、相手が「またお前か」とげんなりしてしまうような鳥取キラーぶりを発揮してほしいところです。
それでなくとも、勝利に貢献すべく燃える気持ちは持っているはず。ルーキーである脇本や萱沼が活躍しているなかにあって、自分だって!という思いは抱いているはずだから。
その進藤の2ゴールをいずれもアシストしたかたちの北井の活躍も期待したいところです。
好調の苔口の3試合連続ゴールが見たい、というのは言うまでもないことではありますが、それだけじゃないところを。進藤、北井に、あとは中西もですが、攻撃的ポジションの選手として結果に、ゴールにこだわってほしい。そして、ホームでシーズン初ゴールを挙げ、ファン・サポーターの期待に応えてほしいところです。
“たられば”を言い出したらキリがないし、言ってもしょうがないことではあるのですが、それでも。
「こんなはずじゃない」「これで良いわけがない」との思いにとらわれてしまったまま抜け出せなかった昨シーズン。振り返ってみれば、曲がりなりにも勝利をおさめた開幕戦の次の試合、鳥取戦で敗れてしまったことが、その始まりであったのかもしれません。もし、あのとき勝っていたならば、あるいは同じ結果とはならなかったのではないか・・・いや、言っても詮無いことではありますが。
ならばこそ。
せっかく4試合負けなしで3連勝を目指す戦いとなる今節。負けてしまって再び歯車を狂わされてしまうことなど、あってはなりません。
J2復帰を狙うライバルクラブに、カターレは本気で優勝を狙うクラブだ!という覚悟を見せつけ、勝利せねばなりません。
勝ちを譲る気など、毛頭無し!!初勝利は富山戦以外でどうぞ!
今節の勝利での3連勝は、目先の目標として言うまでもないとして。このまま28連勝をする気はあるか?ということ。無理かどうか、じゃない。やるか、やらないか。
当然、やる方向で。
だったら、勝つしかないでしょうよ。
JFL時代より、過去4度のホーム鳥取戦では未だ負けなし。無論、今節も勝つ!!!
2連勝がまぐれでないことの、これからの躍進に期待して良いという証明を、ホームのファン・サポーターの前で打ち立てろ!!
勝たれ!!!富山!!!!
追伸:
吉川 拓也選手 鈴鹿アンリミテッドFCへ期限付き移籍
週半ば、ヨシタクの期限付き移籍が発表されました。
2011年に大卒で新加入してから5年。若手から中堅へと立ち位置が変わっていくなか・・・兄でありチームメイトでもあった健太の昨シーズン限りでの現役引退も、あるいは自分を見つめ直す契機であったのかもしれません。
プロサッカー選手としての自分に、なにができるのか?
そのひとつの答えが、この移籍であろうかと。
所属するクラブは変わっても。富山で得た経験、誇りを胸に、覚悟をもって全力でプレーすることを願っています。
開幕から4戦連続負けなし。とはいえ、手放しで喜べるかと言えばそうでもない、というのが正直なところ。
決して楽な相手ではなかったし、実際に苦戦もしました。けれどやはり、勝利したU23クラブはチームの成熟度としては他クラブと同一視してよいものか?という疑問符がつくことは事実。ガンバ大阪にしてもFC東京にしても、J1のリーグ戦のみならずACL出場チームとしてメンバーのやりくりに気を遣っているクラブ。力の差はまた別問題としても、常に最善手を求めての編成をしているほかのクラブとは、良い悪いは別として、差というものは、やはりあったかと。
ならば。
「たまたま成熟度の低いチームに勝っただけで、実際はたいしたことなかった」などと言われないためには、まぐれなどではなく力をつけてきているのが勝利につながった結果だということを証明するためには・・・やはり、今節の勝利で3連勝を達成してみせるよりほかないでしょう。
その意味で、相手がカターレと同じくJ2復帰を目指すクラブである鳥取というのは、格好の相手かもしれません。
勝って、カターレこそが優勝を目指すにふさわしいクラブであるという覚悟を見せつけねば。
鳥取は4戦で未だ勝利なし。開幕から2戦続けてドロースタート、第1節がスコアレスドローで第2節が追いついての引き分けとなったのはカターレとまったく同じ。
ただ、その次の2戦が対照的な内容となっています。第3節は、先制点を挙げたあとに追いつかれたものの、そこから振り切って勝利したカターレ。鳥取は先制されながら追いついたものの、勝ち越されて敗戦。前節は、試合開始早々の先制点と試合終盤の2得点で、大事な時間帯にゴールを挙げて勝ったカターレに対し、前半残り少ない時間帯に先制され、そのまま零封負けを喫した鳥取。
カターレは三浦監督に、鳥取は柱谷監督に、それぞれ新指揮官にチーム再建の舵取りを託して始まった今シーズン。
ここまで無敗のカターレに対して、未勝利の鳥取。明暗が分かれています。
鳥取の側も、「こんなはずじゃない」「このままで良いわけがない」との思いを抱えているのではないでしょうか。
気持ちはわかる・・・というか、わからいでか。
1シーズンを通じて、ずーーーーっとそういった思いを抱え続け、ついに最後の最後まで鬱屈したモヤモヤが晴れないままに終了してしまったのが、昨シーズンのカターレであったのだから。
他人事じゃないどころの話ではない、まさに我が事のようによくわかります。
だからこそ。
気持ちがわかるからこそ、油断できないのであって。
一昨年、“裏天王山”と呼ばれたそれまで未勝利であった讃岐との対戦で、技術や戦術云々ではない気持ちの部分で押し切られ、勝たねばならない試合を落としてしまったことが思い出されます。ここぞというシチュエーションで勝てずに意気消沈、というのは、これまで何度も味わってきた苦い経験。
これまで4戦で結果が残せていないからと言って、今節も鳥取はダメだ、という保証などありはしません。
前田 俊介、黒津 勝、フェルナンジーニョといった実力者が本来の力を発揮して牙をむいたならば、カターレも苦戦は免れないでしょう。
2連勝中とはいえ、力の差をみせつけての楽勝であったのかと言えばそうではなく。少なからずピンチはあったし、結果的には凌いだ場面も、決められていたなら同じ展開となったかどうか。スコア的には3-0で圧勝のように見える前節にしても、サイドを抜かれ、揺さぶられてピンチ、という場面には息をのんだものでした。
油断して良いわけがない。あるいはこれまで以上の気迫でもって気を引き締めねば。
むしろ、逆に「やっぱり連勝中のチームは勢いが違う」と相手を意気消沈させるくらいでないと。
期待したいのは、進藤。鳥取との前2戦でゴールを奪った彼に、相手が「またお前か」とげんなりしてしまうような鳥取キラーぶりを発揮してほしいところです。
それでなくとも、勝利に貢献すべく燃える気持ちは持っているはず。ルーキーである脇本や萱沼が活躍しているなかにあって、自分だって!という思いは抱いているはずだから。
その進藤の2ゴールをいずれもアシストしたかたちの北井の活躍も期待したいところです。
好調の苔口の3試合連続ゴールが見たい、というのは言うまでもないことではありますが、それだけじゃないところを。進藤、北井に、あとは中西もですが、攻撃的ポジションの選手として結果に、ゴールにこだわってほしい。そして、ホームでシーズン初ゴールを挙げ、ファン・サポーターの期待に応えてほしいところです。
“たられば”を言い出したらキリがないし、言ってもしょうがないことではあるのですが、それでも。
「こんなはずじゃない」「これで良いわけがない」との思いにとらわれてしまったまま抜け出せなかった昨シーズン。振り返ってみれば、曲がりなりにも勝利をおさめた開幕戦の次の試合、鳥取戦で敗れてしまったことが、その始まりであったのかもしれません。もし、あのとき勝っていたならば、あるいは同じ結果とはならなかったのではないか・・・いや、言っても詮無いことではありますが。
ならばこそ。
せっかく4試合負けなしで3連勝を目指す戦いとなる今節。負けてしまって再び歯車を狂わされてしまうことなど、あってはなりません。
J2復帰を狙うライバルクラブに、カターレは本気で優勝を狙うクラブだ!という覚悟を見せつけ、勝利せねばなりません。
勝ちを譲る気など、毛頭無し!!初勝利は富山戦以外でどうぞ!
今節の勝利での3連勝は、目先の目標として言うまでもないとして。このまま28連勝をする気はあるか?ということ。無理かどうか、じゃない。やるか、やらないか。
当然、やる方向で。
だったら、勝つしかないでしょうよ。
JFL時代より、過去4度のホーム鳥取戦では未だ負けなし。無論、今節も勝つ!!!
2連勝がまぐれでないことの、これからの躍進に期待して良いという証明を、ホームのファン・サポーターの前で打ち立てろ!!
勝たれ!!!富山!!!!
追伸:
吉川 拓也選手 鈴鹿アンリミテッドFCへ期限付き移籍
週半ば、ヨシタクの期限付き移籍が発表されました。
2011年に大卒で新加入してから5年。若手から中堅へと立ち位置が変わっていくなか・・・兄でありチームメイトでもあった健太の昨シーズン限りでの現役引退も、あるいは自分を見つめ直す契機であったのかもしれません。
プロサッカー選手としての自分に、なにができるのか?
そのひとつの答えが、この移籍であろうかと。
所属するクラブは変わっても。富山で得た経験、誇りを胸に、覚悟をもって全力でプレーすることを願っています。