前節から1週ぶん空いた状態で迎えることとなる今節。シーズン最終盤の残り6試合を戦っていくにあたっての、嵐の前の静けさであったかもしれません。
いくら好調な相手とはいえ、それでも勝って優勝への可能性を少しでも上げなければならなかった前節・ガンバ大阪U23戦。しかし、結果は0-3という惨敗に終わりました。
このいつもよりも1週ぶん多かったインターバルを、そんな敗戦のショックから立ち直ってラストスパートをかけるだけの準備期間とできたのかどうか―――切れてはいないながらも、それでもか細いと言わざるを得ない優勝への可能性にすがっているカターレにとっては、死活問題とも言えます。
そんななか、今節10月唯一のホームゲームに迎えるのは、前節に引き続いてのU23チームとなる、FC東京U23。なかなかに厄介な相手かと。
他のクラブであれば、1週ぶん多い休みという条件はイーブンなものであったでしょうが。普段からメンバーが不確定であるU23にとっては、1週ぶん空くことはさほどいつもと変わる条件ではないのでは?
W杯予選の代表召集にかかるJ1のリーグ戦中断期間でもある今節に、先のオーストラリア戦で代表デビューしたDF丸山 祐市がこの富山戦の出場を直訴したものの、コンディションを考慮して監督に諫められる、なんて記事も見ましたが。
一方で、確定していないとは言いながらも、昨年までのJ22選抜とは違って同じクラブのメンバー。試合を重ねて連携が洗練されていく強みというものが見られるというところは、先のガンバ大阪U23戦で嫌ほど味わったばかり。
そういった意味で、あるいは対等な条件ではないとも言える今節ではありますが。
しかし。
だからと言って勝てませんでしたでは、もはや済まされないのが現在のカターレの立ち位置。
負けなど論外、引き分けすらダメ、勝ち続けてさえ決して高いとは言えない可能性に賭けて、J2復帰を目指すしかない状況なのだから。
「前節の敗戦から切り替えられたのだから、1週分の休みは有意義だった」と、勝利後に笑顔でコメントできるように。全力で勝に行かねばなりません。
カターレにとってのJ3リーグ2年目となる今季、日程が発表された時点で、あるいは、人によってはいちばんの注目カードであったかもしれないこの第25節。
“あの”安間監督が、カターレのホームであるところの県総に敵将として帰ってくる―――その事実に対しての、さまざまな想い。
4月のアウェイ戦では、出場していた中島 翔哉ともども、きっちりと“恩返し”をさせてもらいましたが。
それがホームであれば、さらに別格。とりあえずは盛大なブーイングでもって迎えてやらねば!
そう思っていたのですが。
FC東京のトップチームの監督交代にかかる人事異動により安間監督がヘッドコーチにスライド、U23チーム監督を退くことに。
なにか、振り上げた拳の下ろしどころがわからなくなってしまったカターレファン・サポーターも少なくなかったのではないかと。
いや、考えようによっては・・・解任されてチームを離れてしまったわけではないのだから、長年のカターレ監督としての経験プラス前回対戦で得た情報が、後任の中村 忠監督にしっかり引き継がれているとすれば、普通の監督交代よりも余計に厄介とみることもできるかと。
そのFC東京U23、順位こそ14位と下位ながらもここ最近は2勝2分け2敗、連勝を続けていた栃木をストップさせるなど、調子は上向きのようで。そのあたりも、継続性が練度を上げることにつながっていることが表れているのかもしれません。
もともと実力がある選手が所属しているクラブの若手が集まったチーム―――その怖さというものを、先のガンバ大阪U23戦で味わったカターレ。もしその敗戦ショックをぶり返すようなことがあれば・・・ただでさえ2試合連続無得点。勝利は厳しくなってしまうことでしょう。
期待したいのは、萱沼。
ガンバ大阪U23戦での敗戦は、彼にとっては同年代の選手たちに負けたということでもあります。けれど、だからといってそれをすんなり受け入れていいはずがない。ここで負けん気を見せなくてなんとするか!というシチュエーションではないかと。
前回対戦は前半4分という早い時間帯に先制したものの、その後は決して楽な試合ではありませんでした。けれど、そこで追加点を挙げたのが萱沼。決めるべきチャンスできっちり決めるかたちで、FKを直接叩き込んで挙げたゴールでした。
あのときの感覚を、思い出してほしい。そして、いま求められていることも。
そう、決めるべき時は今であり、勝たねばならない状況できちんと勝つことが求められている。その期待に応えねばならない。
まだまだリーグ得点王を狙える位置。ならば、ここで決めて、終盤戦反攻の狼煙とせねばなりません。
そして、FC東京戦と言えば、やはり平出。
前回対戦では、任されたゲームキャプテンの期待にしっかり応え、零封勝ちに貢献しました。
今節もまた、勝ち切る力を存分に見せねばならない重要な試合。ホームのファン・サポーターに「まだまだあきらめるな!」というメッセージを発信せねばならない試合。
チームの中心選手として、ここが真価の発揮しどころと言ってもいいでしょう。
試合がなかったことで10日に開催された、今シーズンのファン感謝祭。
最後の選手・監督・スタッフによるお見送りのとき、監督に「ぜひ残り全勝で!」と声をかけたところ、握手とともに「全勝で!」と返してくださりました。
社交辞令などではない本心からの言葉であったことを疑いません。もちろん、期待します。
もし、またしてもU23に屈するかたちでの連敗、などということになれば・・・今シーズン、“積み”でしょう。
だとしても。
たとえ、可能性がどうであれ。
勝たねばならない試合で勝ちにいく、そして勝つということに、なにを疑う余地などあろうか、と。
勝利を信じるその気持ちに、嘘などつく必要は微塵もなく。
ならば。
勝つしかないなら、勝て!!
今こそ、“覚悟”を見せるとき!!
勝たれ!!!富山!!!!!
いくら好調な相手とはいえ、それでも勝って優勝への可能性を少しでも上げなければならなかった前節・ガンバ大阪U23戦。しかし、結果は0-3という惨敗に終わりました。
このいつもよりも1週ぶん多かったインターバルを、そんな敗戦のショックから立ち直ってラストスパートをかけるだけの準備期間とできたのかどうか―――切れてはいないながらも、それでもか細いと言わざるを得ない優勝への可能性にすがっているカターレにとっては、死活問題とも言えます。
そんななか、今節10月唯一のホームゲームに迎えるのは、前節に引き続いてのU23チームとなる、FC東京U23。なかなかに厄介な相手かと。
他のクラブであれば、1週ぶん多い休みという条件はイーブンなものであったでしょうが。普段からメンバーが不確定であるU23にとっては、1週ぶん空くことはさほどいつもと変わる条件ではないのでは?
W杯予選の代表召集にかかるJ1のリーグ戦中断期間でもある今節に、先のオーストラリア戦で代表デビューしたDF丸山 祐市がこの富山戦の出場を直訴したものの、コンディションを考慮して監督に諫められる、なんて記事も見ましたが。
一方で、確定していないとは言いながらも、昨年までのJ22選抜とは違って同じクラブのメンバー。試合を重ねて連携が洗練されていく強みというものが見られるというところは、先のガンバ大阪U23戦で嫌ほど味わったばかり。
そういった意味で、あるいは対等な条件ではないとも言える今節ではありますが。
しかし。
だからと言って勝てませんでしたでは、もはや済まされないのが現在のカターレの立ち位置。
負けなど論外、引き分けすらダメ、勝ち続けてさえ決して高いとは言えない可能性に賭けて、J2復帰を目指すしかない状況なのだから。
「前節の敗戦から切り替えられたのだから、1週分の休みは有意義だった」と、勝利後に笑顔でコメントできるように。全力で勝に行かねばなりません。
カターレにとってのJ3リーグ2年目となる今季、日程が発表された時点で、あるいは、人によってはいちばんの注目カードであったかもしれないこの第25節。
“あの”安間監督が、カターレのホームであるところの県総に敵将として帰ってくる―――その事実に対しての、さまざまな想い。
4月のアウェイ戦では、出場していた中島 翔哉ともども、きっちりと“恩返し”をさせてもらいましたが。
それがホームであれば、さらに別格。とりあえずは盛大なブーイングでもって迎えてやらねば!
そう思っていたのですが。
FC東京のトップチームの監督交代にかかる人事異動により安間監督がヘッドコーチにスライド、U23チーム監督を退くことに。
なにか、振り上げた拳の下ろしどころがわからなくなってしまったカターレファン・サポーターも少なくなかったのではないかと。
いや、考えようによっては・・・解任されてチームを離れてしまったわけではないのだから、長年のカターレ監督としての経験プラス前回対戦で得た情報が、後任の中村 忠監督にしっかり引き継がれているとすれば、普通の監督交代よりも余計に厄介とみることもできるかと。
そのFC東京U23、順位こそ14位と下位ながらもここ最近は2勝2分け2敗、連勝を続けていた栃木をストップさせるなど、調子は上向きのようで。そのあたりも、継続性が練度を上げることにつながっていることが表れているのかもしれません。
もともと実力がある選手が所属しているクラブの若手が集まったチーム―――その怖さというものを、先のガンバ大阪U23戦で味わったカターレ。もしその敗戦ショックをぶり返すようなことがあれば・・・ただでさえ2試合連続無得点。勝利は厳しくなってしまうことでしょう。
期待したいのは、萱沼。
ガンバ大阪U23戦での敗戦は、彼にとっては同年代の選手たちに負けたということでもあります。けれど、だからといってそれをすんなり受け入れていいはずがない。ここで負けん気を見せなくてなんとするか!というシチュエーションではないかと。
前回対戦は前半4分という早い時間帯に先制したものの、その後は決して楽な試合ではありませんでした。けれど、そこで追加点を挙げたのが萱沼。決めるべきチャンスできっちり決めるかたちで、FKを直接叩き込んで挙げたゴールでした。
あのときの感覚を、思い出してほしい。そして、いま求められていることも。
そう、決めるべき時は今であり、勝たねばならない状況できちんと勝つことが求められている。その期待に応えねばならない。
まだまだリーグ得点王を狙える位置。ならば、ここで決めて、終盤戦反攻の狼煙とせねばなりません。
そして、FC東京戦と言えば、やはり平出。
前回対戦では、任されたゲームキャプテンの期待にしっかり応え、零封勝ちに貢献しました。
今節もまた、勝ち切る力を存分に見せねばならない重要な試合。ホームのファン・サポーターに「まだまだあきらめるな!」というメッセージを発信せねばならない試合。
チームの中心選手として、ここが真価の発揮しどころと言ってもいいでしょう。
試合がなかったことで10日に開催された、今シーズンのファン感謝祭。
最後の選手・監督・スタッフによるお見送りのとき、監督に「ぜひ残り全勝で!」と声をかけたところ、握手とともに「全勝で!」と返してくださりました。
社交辞令などではない本心からの言葉であったことを疑いません。もちろん、期待します。
もし、またしてもU23に屈するかたちでの連敗、などということになれば・・・今シーズン、“積み”でしょう。
だとしても。
たとえ、可能性がどうであれ。
勝たねばならない試合で勝ちにいく、そして勝つということに、なにを疑う余地などあろうか、と。
勝利を信じるその気持ちに、嘘などつく必要は微塵もなく。
ならば。
勝つしかないなら、勝て!!
今こそ、“覚悟”を見せるとき!!
勝たれ!!!富山!!!!!