0-2で敗戦。
どうしても勝たねばならなかった試合。逆転優勝はとても厳しい状況にあったけれども。それでも首位を相手に意地とプライドを示して勝利せねばならなかった試合。
なのに。
思いとは裏腹に。栃木の側にとって今季ベストゲームでは?という内容で優勝・昇格にかける意気込みを披露する場に。嫌な言い方をしてしまえば、咬ませ犬。・・・無得点で敗れてしまって、牙をむくことすらできなかった。
また、繰り返し。
ここぞ!という試合、単なる1勝以上の重要な価値を持った試合で、また負けた。
同じ敗戦でも、1点でも挙げていたならばまだ違っていたろうに。相手に「勝てたのは運が良かっただけ。薄氷の勝利だった」くらい言わせるほどなら、また違っていたろうに。
もちろん、栃木の状態が良くて首位にふさわしい戦いぶりだったから、それを上回るのは至難であったということは、あります。
けれども。それは想定済みのことであったはず。それがわかっていてなお上回らねばならなかったにもかかわらず、引き立て役に甘んじてしまった、と。
せっかく前節の終了間際の劇的ゴールで可能性を繋いだというのに、いともあっさりと「終戦」。
これまでも劇的勝利の直後の試合で、勢いを継続せねばならないのに無得点で勝てず、ということを繰り返してきましたが・・・今回もまた、例にもれなかった格好。
このシーズン最終盤に至ってなお、成長を結果につなげるということが、出来ませんでした。
なんというか、これも積み重ねなのだな、と。
試合開始からしばらくは、押していたのはカターレ。けれども、そこで栃木は慌てなかった。
ここぞというタイミングでしっかりと決めたのは、腕にキャプテンマークを巻くチームの精神的支柱・廣瀬 浩二。流れるようなカウンターアタックから綺麗にフィニッシュまでもっていかれたゴールでした。
やるべきことを各々が理解し、それをやり切るだけの力がきちんと備わっている―――そんなことを感じさせる得点。
そして、前半も残り少ない40分。不本意なかたちで嫌な位置でFKを与えてしまうと、MF島川 俊郎に決められて追加点。栃木にとって“勝負どころ”であったタイミングで、しっかりとチャンスをものにされてしまいました。
一方のカターレはと言えば。
決まったかに思われたシュートがポストに嫌われてしまった場面などもありつつも、それは例外とでも言えるようなもので。
相手ディフェンスの頑張りもあったでしょうが、それ以上にこちらのオフェンスが有効に機能していなかった。ゴール前で人数が足りない、クロスじゃなくてそれじゃGKへのパスじゃないか、なんて場面も繰り返し。
勝利にかける意気込みをプレーに表した栃木は、ほころびを見せず。追う立場であったのに、執念を見せて上回ることが出来なかったカターレ。
積み重ね、ということを意識させられました。
勝ち慣れている栃木と、慣れていないカターレとの絶対的な差。
勝負どころをしっかりと結果につなげられるプレーを徹底できた栃木と、できなかったカターレとの差。
ただただ、くやしいです。
去年のアウェイ町田戦で味わった悔しさと、同じ感覚。
具体的に優勝・昇格を目指しているクラブと、力が伴わず口先だけになってしまっているカターレとの差。
もちろん、カターレの選手たちも頑張っていたでしょう。
けれど、頑張っていただけ。
頑張りを勝利に、戦績に、そして必達目標・J2復帰へ繋げるだけの力を発揮できていたのかと言えば・・・相手のそれより、決定的に足りなかった。
2年前の、あの降格という屈辱。
復帰を目指しながら、それを果たした町田に比べて確たる力の差を見せつけられた去年。
そして今年。また、繰り返し。
また、力の差を見せつけられて大一番で勝てず。
いままでやってきたことはなんなのか?と。
シーズン最終盤に至った今になってさえ、どうしても勝たねばならない試合で意地を示せないほどに、未熟。
やりきれない思いが募ります。
シーズンスローガンとして掲げた、「覚悟」。
それが足りない。ここぞという場面で発揮できない。
勝負の世界で生きているのに、ここぞという場面で力を発揮できないという致命的な結果。
その繰り返しが、優勝を逃すという取り返しのつかない事態に至るまで、改善できなかった。
ただの1勝以上を目指しながら果たせず、結果はただの1敗以下という、その重さ。
それを感じさざるを得なかった、やるせない敗戦でした。
どうしても勝たねばならなかった試合。逆転優勝はとても厳しい状況にあったけれども。それでも首位を相手に意地とプライドを示して勝利せねばならなかった試合。
なのに。
思いとは裏腹に。栃木の側にとって今季ベストゲームでは?という内容で優勝・昇格にかける意気込みを披露する場に。嫌な言い方をしてしまえば、咬ませ犬。・・・無得点で敗れてしまって、牙をむくことすらできなかった。
また、繰り返し。
ここぞ!という試合、単なる1勝以上の重要な価値を持った試合で、また負けた。
同じ敗戦でも、1点でも挙げていたならばまだ違っていたろうに。相手に「勝てたのは運が良かっただけ。薄氷の勝利だった」くらい言わせるほどなら、また違っていたろうに。
もちろん、栃木の状態が良くて首位にふさわしい戦いぶりだったから、それを上回るのは至難であったということは、あります。
けれども。それは想定済みのことであったはず。それがわかっていてなお上回らねばならなかったにもかかわらず、引き立て役に甘んじてしまった、と。
せっかく前節の終了間際の劇的ゴールで可能性を繋いだというのに、いともあっさりと「終戦」。
これまでも劇的勝利の直後の試合で、勢いを継続せねばならないのに無得点で勝てず、ということを繰り返してきましたが・・・今回もまた、例にもれなかった格好。
このシーズン最終盤に至ってなお、成長を結果につなげるということが、出来ませんでした。
なんというか、これも積み重ねなのだな、と。
試合開始からしばらくは、押していたのはカターレ。けれども、そこで栃木は慌てなかった。
ここぞというタイミングでしっかりと決めたのは、腕にキャプテンマークを巻くチームの精神的支柱・廣瀬 浩二。流れるようなカウンターアタックから綺麗にフィニッシュまでもっていかれたゴールでした。
やるべきことを各々が理解し、それをやり切るだけの力がきちんと備わっている―――そんなことを感じさせる得点。
そして、前半も残り少ない40分。不本意なかたちで嫌な位置でFKを与えてしまうと、MF島川 俊郎に決められて追加点。栃木にとって“勝負どころ”であったタイミングで、しっかりとチャンスをものにされてしまいました。
一方のカターレはと言えば。
決まったかに思われたシュートがポストに嫌われてしまった場面などもありつつも、それは例外とでも言えるようなもので。
相手ディフェンスの頑張りもあったでしょうが、それ以上にこちらのオフェンスが有効に機能していなかった。ゴール前で人数が足りない、クロスじゃなくてそれじゃGKへのパスじゃないか、なんて場面も繰り返し。
勝利にかける意気込みをプレーに表した栃木は、ほころびを見せず。追う立場であったのに、執念を見せて上回ることが出来なかったカターレ。
積み重ね、ということを意識させられました。
勝ち慣れている栃木と、慣れていないカターレとの絶対的な差。
勝負どころをしっかりと結果につなげられるプレーを徹底できた栃木と、できなかったカターレとの差。
ただただ、くやしいです。
去年のアウェイ町田戦で味わった悔しさと、同じ感覚。
具体的に優勝・昇格を目指しているクラブと、力が伴わず口先だけになってしまっているカターレとの差。
もちろん、カターレの選手たちも頑張っていたでしょう。
けれど、頑張っていただけ。
頑張りを勝利に、戦績に、そして必達目標・J2復帰へ繋げるだけの力を発揮できていたのかと言えば・・・相手のそれより、決定的に足りなかった。
2年前の、あの降格という屈辱。
復帰を目指しながら、それを果たした町田に比べて確たる力の差を見せつけられた去年。
そして今年。また、繰り返し。
また、力の差を見せつけられて大一番で勝てず。
いままでやってきたことはなんなのか?と。
シーズン最終盤に至った今になってさえ、どうしても勝たねばならない試合で意地を示せないほどに、未熟。
やりきれない思いが募ります。
シーズンスローガンとして掲げた、「覚悟」。
それが足りない。ここぞという場面で発揮できない。
勝負の世界で生きているのに、ここぞという場面で力を発揮できないという致命的な結果。
その繰り返しが、優勝を逃すという取り返しのつかない事態に至るまで、改善できなかった。
ただの1勝以上を目指しながら果たせず、結果はただの1敗以下という、その重さ。
それを感じさざるを得なかった、やるせない敗戦でした。