0-2で敗戦。
相手が強かったからというより、自分たちが弱かったから負けた―――ただ、それだけの試合でした。
沼津にとって、最大の敵は台風18号に伴う強風であって。その対処に手こずらされることはあったにせよ・・・対戦相手・富山に対しては、とくに思うところのない、感慨もない、単なる1勝でしかなかったのでは?
普段からやっている練習の成果をしっかりと勝ちにつなげた、当たり前にやるべきことを当たり前にやっただけ、というところかと。
それに対して。
実質勝ち点6分の価値がある試合で、是が非でも勝たねばならない試合であったにもかかわらず。
優勝を目指す格上クラブから、いいようにあしらわれる格下の雑魚クラブでしかないプレーぶり・・・そう言っても、決して過言ではなかったかと。
たしかに、厄介な状況の中での試合ではありました。試合時間には降り続いていた雨こそ上がったものの、風上と風下が極端に分かれる強風ぶり。
しかし。
風下に陣取った試合開始直後・・・ただでさえ気をつけねばならなかったにも関わらず。
開始1分もしないうちに失点。
オフサイドをセルフジャッジ、気の抜けた隙に決められてしまい・・・リーグ最多得点クラブに先制されてしまうという、あってはならない展開に。
事故のような失点であったからこそ、時間も十分にあったからこそ。ショックを振り払い、1分1秒でも早く追いつき、逆転するためにプレーせねばならなかったのではなかったか。
ですが。
もちろん、風下で思うようにボールコントロールができなかったという部分は大きかったにせよ、それでも。
攻撃の迫力というか、得点への意志というものが、明らかに沼津より見劣りしていました。
不利な状況なら不利なりに、それでもなんとかしてやろうという気概を見せねばならなかったはずなのに。
そのうちに、追加点を決められてしまうことに。
1失点目と同じようなパターンで、相手からすれば「今度はオフサイド疑惑のないきちんとしたかたちで決めてやったぞ!」というところでしょうか。
前半の45分というものが、こんなにも長いものなのか、と思いました。
一方的に攻められて反撃の糸口もつかめない状況が、まだ続くのかよ、と。
それでも、なんとかしなければならない。
確実に点を獲り返していかねばならないというプレッシャーはあるにせよ、それでも。「お前らが優位に試合を進められたのは風向きのおかげ、逆の立場になったら見とけよ!」と、逆襲に転じなければならないのは自明でした。
・・・が。
確かに、全くと言って良いほど有効な攻撃に打って出ることが出来なかった前半に比べたならば、攻め入ってはいました。
けれど・・・そのクオリティというものが・・・前半の沼津の攻撃に対して、まったくもって見劣りするものでしかありませんでした。
それでなくとも、少なくとも3点獲らねば勝てなかった状況。ならば、それに見合うだけのプレーが必要なのは明らかだっただろう?
なのに。
今に始まったことではない、と認めるのもシャクですが・・・それでも、思わずにはいられませんでした。
「本当に、点を獲らねば勝てないということをきちんと理解してプレーしているのか?」と。
勝利のために、すべてを投げうつ覚悟というか。
「ガムシャラに、石にかじりついてでも、なにがなんでもゴールを決めてやるぜ!!」・・・そういった気迫というものが、希薄というか。
「そんなプレーを続けていて、本気で勝てるとでも思っているのか?」
そう言いたくてたまりませんでした。
前半の沼津を思い出してみろ。
機を見てグッと圧を高める攻撃、そして、隙あらばミドルからでも果敢に狙っていく姿勢。
ただでさえリードされていて、追いつき、追い越さねばならない状況であったというのに。
なぜ、それができない?
なぜ、勝利への意志をプレーで示せない?
不利な側の風下となったけれど、そこであわてず騒がずプレー、きちんと時間を使う意識を共有し、したたかにゲームを進めた沼津。
一方、プレー精度を欠き、自分たち自身で首を絞めるかのように、脅威らしい脅威を与えられぬままに時間を浪費したカターレ。
そのまま、試合終了。
勝った沼津は、他会場で秋田が敗れたことで、念願の首位浮上。
敗れたカターレは、5戦連続勝ちなし、さらに鹿児島に抜かれて順位も落とす。
本来ならば。
たとえ敗れるにしても、だ。相手に、「今回勝てたのはたまたま、運が良かっただけ」とか、「上位戦線で争うクラブだけに、勝てて嬉しいです!」とか言わせねばならなかったのでは?
それがどうだ。
格下のクラブが格上のクラブにあしらわれ、いなされてしまった、ただの順当負け・・・それ以外の、何に見えたというのか?
勝敗の結果いかんで今後が天と地ほども違うことになることは、重々承知の上であったはず。
その上で、不退転の覚悟をもって臨む試合であったはず。
確かに、いきなりショッキングな失点をした。強風で難しい試合を強いられた。
けれど、それとは別のところで。
たとえそんな逆境にあったとしても、だ。
「2点を奪われたなら、3点を獲って、絶対に勝つ!!」
そんなあたりまえのことを、なぜプレーで示せなかったのか。
相手の強さも、確かにあったでしょう。しかし・・・それよりも、自分たちの弱さ、至らなさが招いた敗戦。そうとしか言いようがありません。
「せっかく来てくれたファン・サポーターに勝ち点3を届けられずに申し訳ない」というのが、監督コメントの常套句になってしまっていますが。
「もう少しプレーの精度を高めていかねばならない、得点につなげていかねばならない」というのが、各選手コメントの常套句になってしまっていますが。
そして、「うつむくことなくやっていく」とか「続けていくしかない」とかに繋がっていくのですが。
・・・いったい、いつになったら好転してくれるのかと。
一朝一夕に良化できるようなら苦労はない?時間が必要?
・・・いったい、いつまでそんなことを言っているのかと。
1試合でも早く、1分1秒でも早く好転させねばならないと、なぜ言えない?なぜ実行できない?
無得点に終わり、ホームで無様をさらしてしまった前節。
そこから切り替えて、必勝を期して臨まねばならない今節であったことは明らかなのに・・・結果は、悪いところを引きずった、「順当負け」
なぜ?もなにもないのですが・・・それでも、なぜ急くかと言えば。
手遅れになってからでは遅いのです。
今、頑張れなければ。
今シーズンここまでだけではなく。降格してからこっち、過去2年も含めて、すべてが無駄になってしまう。その悪しき比重は、増すばかり。
それを、だ。
やれることをやれないで・・・やらないで、座して終戦を待つなど、できるはずもない。
だったら。
やらねばならないことは、決まっているのだから。
1分1秒でも早く、好転させること。
もちろん、簡単なことではありません。生半可なことではありません。
けれど。
それがつらい、できない、無理だ、なんて言うならば・・・そもそも、カターレ富山というクラブには要らないということになります。
覆水盆に返らず。敗れてしまった結果は、取り返せません。
ならば、なおのこと。
1分1秒でも早く好転させることだけに、万難を排して取り組むべきです。
相手が強かったからというより、自分たちが弱かったから負けた―――ただ、それだけの試合でした。
沼津にとって、最大の敵は台風18号に伴う強風であって。その対処に手こずらされることはあったにせよ・・・対戦相手・富山に対しては、とくに思うところのない、感慨もない、単なる1勝でしかなかったのでは?
普段からやっている練習の成果をしっかりと勝ちにつなげた、当たり前にやるべきことを当たり前にやっただけ、というところかと。
それに対して。
実質勝ち点6分の価値がある試合で、是が非でも勝たねばならない試合であったにもかかわらず。
優勝を目指す格上クラブから、いいようにあしらわれる格下の雑魚クラブでしかないプレーぶり・・・そう言っても、決して過言ではなかったかと。
たしかに、厄介な状況の中での試合ではありました。試合時間には降り続いていた雨こそ上がったものの、風上と風下が極端に分かれる強風ぶり。
しかし。
風下に陣取った試合開始直後・・・ただでさえ気をつけねばならなかったにも関わらず。
開始1分もしないうちに失点。
オフサイドをセルフジャッジ、気の抜けた隙に決められてしまい・・・リーグ最多得点クラブに先制されてしまうという、あってはならない展開に。
事故のような失点であったからこそ、時間も十分にあったからこそ。ショックを振り払い、1分1秒でも早く追いつき、逆転するためにプレーせねばならなかったのではなかったか。
ですが。
もちろん、風下で思うようにボールコントロールができなかったという部分は大きかったにせよ、それでも。
攻撃の迫力というか、得点への意志というものが、明らかに沼津より見劣りしていました。
不利な状況なら不利なりに、それでもなんとかしてやろうという気概を見せねばならなかったはずなのに。
そのうちに、追加点を決められてしまうことに。
1失点目と同じようなパターンで、相手からすれば「今度はオフサイド疑惑のないきちんとしたかたちで決めてやったぞ!」というところでしょうか。
前半の45分というものが、こんなにも長いものなのか、と思いました。
一方的に攻められて反撃の糸口もつかめない状況が、まだ続くのかよ、と。
それでも、なんとかしなければならない。
確実に点を獲り返していかねばならないというプレッシャーはあるにせよ、それでも。「お前らが優位に試合を進められたのは風向きのおかげ、逆の立場になったら見とけよ!」と、逆襲に転じなければならないのは自明でした。
・・・が。
確かに、全くと言って良いほど有効な攻撃に打って出ることが出来なかった前半に比べたならば、攻め入ってはいました。
けれど・・・そのクオリティというものが・・・前半の沼津の攻撃に対して、まったくもって見劣りするものでしかありませんでした。
それでなくとも、少なくとも3点獲らねば勝てなかった状況。ならば、それに見合うだけのプレーが必要なのは明らかだっただろう?
なのに。
今に始まったことではない、と認めるのもシャクですが・・・それでも、思わずにはいられませんでした。
「本当に、点を獲らねば勝てないということをきちんと理解してプレーしているのか?」と。
勝利のために、すべてを投げうつ覚悟というか。
「ガムシャラに、石にかじりついてでも、なにがなんでもゴールを決めてやるぜ!!」・・・そういった気迫というものが、希薄というか。
「そんなプレーを続けていて、本気で勝てるとでも思っているのか?」
そう言いたくてたまりませんでした。
前半の沼津を思い出してみろ。
機を見てグッと圧を高める攻撃、そして、隙あらばミドルからでも果敢に狙っていく姿勢。
ただでさえリードされていて、追いつき、追い越さねばならない状況であったというのに。
なぜ、それができない?
なぜ、勝利への意志をプレーで示せない?
不利な側の風下となったけれど、そこであわてず騒がずプレー、きちんと時間を使う意識を共有し、したたかにゲームを進めた沼津。
一方、プレー精度を欠き、自分たち自身で首を絞めるかのように、脅威らしい脅威を与えられぬままに時間を浪費したカターレ。
そのまま、試合終了。
勝った沼津は、他会場で秋田が敗れたことで、念願の首位浮上。
敗れたカターレは、5戦連続勝ちなし、さらに鹿児島に抜かれて順位も落とす。
本来ならば。
たとえ敗れるにしても、だ。相手に、「今回勝てたのはたまたま、運が良かっただけ」とか、「上位戦線で争うクラブだけに、勝てて嬉しいです!」とか言わせねばならなかったのでは?
それがどうだ。
格下のクラブが格上のクラブにあしらわれ、いなされてしまった、ただの順当負け・・・それ以外の、何に見えたというのか?
勝敗の結果いかんで今後が天と地ほども違うことになることは、重々承知の上であったはず。
その上で、不退転の覚悟をもって臨む試合であったはず。
確かに、いきなりショッキングな失点をした。強風で難しい試合を強いられた。
けれど、それとは別のところで。
たとえそんな逆境にあったとしても、だ。
「2点を奪われたなら、3点を獲って、絶対に勝つ!!」
そんなあたりまえのことを、なぜプレーで示せなかったのか。
相手の強さも、確かにあったでしょう。しかし・・・それよりも、自分たちの弱さ、至らなさが招いた敗戦。そうとしか言いようがありません。
「せっかく来てくれたファン・サポーターに勝ち点3を届けられずに申し訳ない」というのが、監督コメントの常套句になってしまっていますが。
「もう少しプレーの精度を高めていかねばならない、得点につなげていかねばならない」というのが、各選手コメントの常套句になってしまっていますが。
そして、「うつむくことなくやっていく」とか「続けていくしかない」とかに繋がっていくのですが。
・・・いったい、いつになったら好転してくれるのかと。
一朝一夕に良化できるようなら苦労はない?時間が必要?
・・・いったい、いつまでそんなことを言っているのかと。
1試合でも早く、1分1秒でも早く好転させねばならないと、なぜ言えない?なぜ実行できない?
無得点に終わり、ホームで無様をさらしてしまった前節。
そこから切り替えて、必勝を期して臨まねばならない今節であったことは明らかなのに・・・結果は、悪いところを引きずった、「順当負け」
なぜ?もなにもないのですが・・・それでも、なぜ急くかと言えば。
手遅れになってからでは遅いのです。
今、頑張れなければ。
今シーズンここまでだけではなく。降格してからこっち、過去2年も含めて、すべてが無駄になってしまう。その悪しき比重は、増すばかり。
それを、だ。
やれることをやれないで・・・やらないで、座して終戦を待つなど、できるはずもない。
だったら。
やらねばならないことは、決まっているのだから。
1分1秒でも早く、好転させること。
もちろん、簡単なことではありません。生半可なことではありません。
けれど。
それがつらい、できない、無理だ、なんて言うならば・・・そもそも、カターレ富山というクラブには要らないということになります。
覆水盆に返らず。敗れてしまった結果は、取り返せません。
ならば、なおのこと。
1分1秒でも早く好転させることだけに、万難を排して取り組むべきです。