行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第15節 グルージャ盛岡戦

2018-06-23 05:14:05 | カターレ富山
試合の無かった第14節を経て、2週ぶりのリーグ戦に臨むこととなるカターレ。ホームでグルージャ盛岡を迎え撃ちます。
全17クラブが参戦する今季J3。シーズンの大半は暫定順位であるなかにあって、対戦が一巡する第17節終了時をもって、ひとまずの確定順位となるわけですが。
試合なしの節を経験し、ほぼ確定順位という今の段階にあって、勝ち点13で14位のカターレ。同試合数の首位・鹿児島が勝ち点27であり、実に14もの差があります。
もちろん、一足飛びに差を詰めることなど出来ません。1試合あたり最大3しか上積みできないからには、やみくもに上だけ見ていたところで仕方ないのですが。
だからこそ。今やれることはなにか?
前々節のYS横浜戦のように、勝てた試合、勝たねばならなかった試合を落とすことでは、断じてない。自分たちの甘さから勝ち点を失うなんてことは、絶対に繰り返してはならないのです。
その意味においては。
勝ち点1差で12位の盛岡が相手となる今節。勝てば確実に順位で上回ることが出来るという、目に見えた成果があります。
それだけに、どうしても勝たねばなりません。
確かに、簡単なことではないけれど。それでも、やらねば。やり抜かねば、勝ち続けねば浮上していけないのだから。

カターレと同じく序盤戦で躓き、なかなか勝ち点を伸ばせなかった盛岡。
それでも、4連敗ののち3戦連続無失点で負けなし、直近は2連勝と上昇傾向にあります。同じく4連敗から3戦連続負けなしのカターレと、好対照のチームと言えるかと。
前節は監督交代直後の長野を相手に3-0で完勝。その勢いを継続すべく、3連勝を目指して乗り込んできます。
今シーズンここまでアウェイで勝ちのない盛岡。初勝利を目指しての富山戦となるわけですが、過去2勝2分け3敗と負け越しているながらも、一昨年、昨年と同カードアウェイ戦で
連勝中。ならば今年も、という意気込みで今節に臨んでくることでしょう。
カターレにとってのそれら敗戦を思い出したとき。いずれもシーズン後半戦、なんとかホームで意地を見せねばならなかった試合を落としてしまってガックリ、というものでした。
今回はシーズン前半でのホーム戦となるわけですが、前述のように、勝てば順位が入れ替わるという大事な一戦。どうしても勝たねばならない対戦です。
それだけに、もし落としてしまえば、それは単なる1敗以上のダメージとなることうけあい。それでなくとも勝ち試合を落としてしまったYS横浜戦のことがあるだけに、なおさら。
安達監督就任以降負けなし、という事実が、はたして本当に巻き返しへの流れなのかどうか。その真価が問われる試合と言っていいかと。
鳥取、北九州に勝利しましたが、それぞれ落ち目の状態での対戦であったことは否定できません。そこから、試合巧者ぶりを発揮されたYS横浜には勝ち切れなかった、と。
もし、3戦連続負けなしで3連勝を目指すという勢いのある盛岡に、簡単に屈してしまうようなことがあったなら。
これまでの3戦がまるで無かったかのように、また下位低迷に逆戻り・・・そんな懸念も、否定できません。
もちろん、そんなことは願い下げ。
真価が問われるというのであれば。それを見せつけてやるまでのこと。
勝って、上昇ムードがまぐれからのものなどではないことを、きちんと証明しなければなりません。

期待したいのは、差波。
昨シーズン後半に盛岡に在籍していた彼にとっては、前所属クラブとの対戦。期するところもあるでしょう。
前回の同カードでは富山を撃破した側でしたが、今回は、盛岡の挑戦を跳ね除ける側。“2連勝”を、ぜひとも達成しなければ。
仙台からの期限付き移籍加入という条件は、昨シーズンの盛岡と今シーズンの富山で同じではあるものの。
いまや、「富山の差波」と言って間違いないほどの貢献ぶりでチームを引っ張る中心選手。そんな彼が盛岡の前に敢然と立ちふさがり、「味方のときは頼もしかったけれど、対戦相手となったら、なんて厄介なんだ」という活躍を見せたなら。
現在開催中のロシアW杯で青森山田高時代の先輩・柴崎 岳が活躍、コロンビアから歴史的勝利をおさめました。その奮闘に勇気づけられ、「よし、自分も!」というモチベーションにもつながっていることかと。同校でチームメイトであった椎名ともども、ぜひともその気合をカターレの勝利へと昇華してほしい。そう願います。

ショッキングなドローで勝ち点2を失うかたちとなったYS横浜戦でしたが。北九州戦、天皇杯2回戦とぞれぞれ中2日でこなしてきた過密日程のなかでの試合であったから、と、あるいは言い訳めいたことも、言えなくはありません。
しかし、それを言うならば。今節は、試合なしであった前節を含む、いつも以上の2週もの準備期間があった状態での試合。
言い訳無用。勝利だけが求められます。
もちろん、簡単なことではないけれど。
それでもなんとかする、という気概がなければ、浮上の流れを絶やさぬという確固たる信念がなければ、上昇はおぼつかないでしょう。
ホームのファン・サポーターの期待を裏切ってしまった前々節。だからこそ、名誉挽回をはからねば。今節の勝利でもって、すぐに。
ホームでは今シーズン初となる18時開始試合ですが、やるべきことは何も変わらない。
勝利を、勝ち点3を追い求めること、そして、それをつかみ取ること。
いまや、もう最下位に低迷して仕方ないチームなどではないということを、きちんと勝って証明すること。
必勝を期さねばなりません。

優勝を諦めてなどいない―――それを、口先だけでなく行動で、勝利で示せ!
連勝への足掛かりとなるような、自分たちの力をしっかりと誇示する、そんな勝利を!

勝たれ!!!富山!!!!!