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行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

試練に打ち克ち我慢の勝利!連敗阻止を成し遂げる Y.S.C.C.横浜戦

2018-10-01 20:03:04 | カターレ富山
2-1で勝利!
4連敗を断固として阻止しなければならなかった今節。前節に試合が無かっただけに、いつも以上に気を遣って試合に臨まねばならないところもあったでしょう。
それでなくとも、アウェイ戦。それに加えてしとしとと雨の降り続く中での試合。
そして・・・さらには想定外のアクシデントにも見舞われたなかにあって。
それでも、屈しなかった。
ファインセーブ連発の永井をはじめ、劣勢に立たされたなかにあっても気迫のディフェンス。引き分けすらも実質負け、という緊張感のなか、最後の最後までリードを守り切ったのでした。
ここぞ!というシチュエーションをものに出来ずに得点に繋げられず、逆に失点して敗れてきたここまで。
しかし、今節は繰り返さなかった。試練に打ち克っての我慢の勝利。その意義は大きいです。


前節よりスタメン5人を変更して臨むこととなった今節。苔口、陽次、前嶋、ルーカスらが復帰となったなか、イッキが今季初スタメンとなりました。
風の影響はほとんどない状態ながら、雨でぬれたピッチ状態では、やはり慎重なプレーが求められた、ということでしょうか。攻守にわたって、お互いになかなか良い形にまでは持ち込めず。
「先に根負けしてミスしたほうがやられる」というような緊張感。我慢の時間が続きました。
そんななか。
26分、相手CKからのこぼれ球を椎名が上手く奪取、カウンターにつなげると、相手陣内深くに切れ込んだ前嶋の折り返しに陽次が上手く合わせてゴール!先制点を挙げました。
このところなかなかチャンスがゴールに結びつかなかったことが敗因に直結してしまっていただけに。幸先良い先制ゴールは、連敗脱出への大きな期待となりました。
さらに32分には、期待していた前嶋がゴール!追加点を挙げることに成功。神奈川県出身・地元凱旋となった彼のこの試合に賭ける意気込みが、結果に結びつきました。
ペナルティーエリア内で、4人をかわしてのゴール。
これまでであれば・・・あるいは、「確実性をとって」という建前のもと、逃げとも思えるようなパスを出し、結果、チャンスをフイに、というシチュエーションであったかもしれません。
けれども、逃げずに積極果敢に勝負したこと。その気迫が得点に繋がった、ファインゴールであったかと。

前半のうちに2点リード、大きく勝利を手繰り寄せたかに見えましたが・・・そこから、アクシデントが。
前半終了間際、相手CKのときにポジション争いのなか、差波が相手選手を突き倒したとして一発レッド、退場となってしまいました。
差波のポジション争いと言えば、先の北九州戦で長身FWのフェホにピッタリとついてマークしていた姿が思い出されますが。今回で言えば、相手のほうが差波に対して執拗にちょろちょろと絡んでいったなかで。その挑発に乗ってしまった、ということかもしれませんが・・・それでも、一発レッドが妥当なジャッジなのか?という疑問も。
図らずも、前回対戦ではYS横浜のほうが1人足りなくなりましたが、今回はカターレのほうが1人足りない状態での試合を強いられることに。
不幸中の幸いは、ハーフタイムでいちど落ち着く時間があった、ということでしょうか。
しかし、それは2点差を追いかけねばならない相手にしても同じこと。後半開始時に河野 諒祐、辻 正男と2枚同時替え。果敢に逆転を狙ってくる算段が見て取れました。
48分には、相手の枠内シュートを永井がワンハンドセーブという危ない場面も。明らかに、後半は相手の攻勢に耐える時間が増えました。
さらに、追い打ちをかけるように。
61分、ジャッジに納得いかなかった安達監督に退席処分。指揮官不在状態に。
すると、65分にはエースたる辻 正男に決められてしまい、1点差に詰め寄られることに。もちろん辻のFWらしい鋭い切れ込みもさることながら、ディフェンスにあたったイッキの足に当たってコースが変わる、といういささかアンラッキーなかたちで。
劣勢のなかにあって、ドローすら負けも同然。
終盤には、あわや、ポストに跳ね返って難を逃れるという肝を冷やすシーンも。
雨のピッチ、しかもひとり少ない追われる立場。苦しい状況に置かれることに。

それでも、耐えた。我慢しきった。
5分あったアディショナルタイムをしのぎきり、見事に勝利。4試合ぶりの勝ち点3を奪取したのでした。
めぐり合わせ、というかなんというか。リードしながらひとり少ない相手に勝てなかった前回対戦と、こちらがひとり少ない状況で、追い上げられながらも勝ち切った今回。
この成功体験は、心に刻みつけるべき。やればできる、という証明にほかならなかったのだから。
もちろん、うまくいかなかったこと、反省点、改善点もあることでしょうが。
それでも。
勝ち切ることの、大切さ。勝ち点3の重さ。
忘れていたわけでは決してないでしょうが、あらためて、その意義というものを再確認したことと思います。
連敗脱出に成功したからには、もちろん、目指すは連勝。
苦しみながらも勝ち取ったこの勝利を活かすも殺すも、今後の頑張り次第。
その頑張るための勇気をもらった勝利であった。そう思います。