行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第31節 アスルクラロ沼津戦

2018-11-11 02:30:55 | カターレ富山
前節の結果によってJ3は琉球の優勝・J2昇格が確定。一方で、カターレはJ2復帰の道が閉ざされてしまったのでした。
それでも。のこり4試合、まだシーズンが終わったわけではありません。
大目標が達成できなかったからといって、のこりが無意味な消化試合かと言えば、さにあらず。やるべきことは、まだ山積みです。
今節に、そのやるべきことを見出すならば。
過去3試合の対戦の全てで2失点以上、しかも1得点も奪えないままに零封負けを続けているという、相性最悪の沼津が相手。
そんな沼津に、なんとしても一矢報いる勝利を挙げねばならない。そのためには、消化試合だのなんだの言っている場合ではないことは、火を見るよりも明らかです。
もちろん、簡単なミッションでないことは確か。気合むなしく返り討ちに遭い、今度もまた零封負け、なんて可能性も、充分にあり得ます。
けれど、そんなのは願い下げ。
カターレの意地とプライドをかけて、全力を挙げて難敵撃破しなければならない、そんな今節。
ホームで、勝利を挙げねば、力を見せつけねばなりません。

昨シーズンはJ参入初年度ながら3位につけ、今シーズンもまた、常に上位争いを繰り広げてきている沼津。
現在4位につけていますが、J2ライセンスが無いことで、たとえ2位となったとしても昇格は不可能。ただ、それでも。昨季の3位を上回るべく、たしかな実績を残すべく戦う姿勢には、油断も隙もないことでしょう。
しかしながら、最近は5試合連続勝ちなしが続くという苦しい状況に置かれているようで。
上位陣との対戦が続いた、リーグ終盤で相手に研究された、など、さまざまな要因はありましょうが。それでも、ここまでリーグ最少失点でありながら、この5試合では11失点と、かげりが見えているようで。連敗こそしていないものの、2分け3敗と足踏みが続いています。
5試合連続、といえば―――。
ここ5試合連続で、相手に先制されてしまっているカターレ。けれども、そんな状況にもかかわらず、その間2勝2分け1敗と、粘り強さを見せています。シーズン序盤に最下位に沈んでしまっていたような時期のことを思えば、隔世の感があります。
だからこそ。
付け入る隙は、あるはず。
過去、1得点すら挙げられていない同カードで、相手にしても「今回も!」という思いでいることでしょうが。
だからこそ、ここで先制点を奪い、これまでとの違いを突き付ける展開にすることで。
沼津にしても、少なからず「また、今節もダメなのでは?」という不安があることでしょう。そこに、先制点でもってダメージを与える、そんな試合運びに持ち込まねば。
とにもかくにも問われるのが、プレッシャーに負けない、自分たちの力を信じる姿勢。
「これまで通り」でしかなければ、過去3連敗の続きにしかならないでしょう。そんなプレッシャーにまけてしまったのでは、敗戦待ったなし。
けれど。
そんな、「これまで通り」を打ち破る力を発揮できたならば。
なにも、プレッシャーがかかるのはカターレだけではないのであって。沼津も沼津で、「また勝てなかったらどうしよう」というプレッシャーは有り。
そこを、抜かりなく、容赦なく付け入って、勝利に繋げる強かさ。それが求められる試合です。

同カード過去3試合全てで複数失点という汚名を返上し、なおかつ勝つためには・・・やはり、守備陣の奮起が不可欠。
得点のかたちというものを、スタイルというものをしっかりと持っていて、チャンス時にはそれを確実に遂行する、というかたちで得点に繋げている沼津。これまでの対戦では、まさにそんな形で失点し、かつ得点を奪えないことによって敗れ続けてきました。
そうさせないために。むしろ、今度はこちらが零封勝ちをおさめるために。
期待したいのは、谷奥。
沼津に在籍経験のある本人的にも、古巣相手にいやがおうにも意識せざるを得ない対戦でしょう。
それでなくとも、5試合連続で相手に先制を許してしまっている状況には憂慮しているなかで。
ここで気張らずして、なんとするか。
シンプルながらも力強い攻めを身上とする沼津を抑えきり、無失点とすること。いつにも増してかかるプレッシャーを、逆にやり甲斐に変えて楽しむくらいで、是非とも頑張ってほしいです。
そして、得点に関して言えば、やはり大きな期待がかかるのが前嶋でしょう。
前々節は逆転ゴールで勝利に導き、前節も同点ゴールで敗戦の危機からチームを救い。ならば今節もまた、との期待がかかるのも必然。
ここ最近で身についてきている確かな自信を、今節もチームの勝利に向けて遺憾なく発揮してほしいところです。
前嶋本人にとっても、沼津はリベンジすべき相手。
スタメン起用された前回対戦では、なかなか思うようにいかない展開の中でも奮闘、シュートもねらっていったものの・・・実らず、悔しい敗戦を喫しました。
経験と実績を積んできた今、前回対戦時とは違うぞ!という気概を、勝利のためにぶつけてほしい。そう願います。

J2では、讃岐と熊本で降格枠2クラブが確定。琉球の優勝により、少なくともどちらかが降格することが決まりました。
本来であればどちらも降格となるところですが、そうならない可能性が。すなわち、J2ライセンスを持たない沼津が2位となることによる回避。
その意味においても、注目度の高い対戦となる今節の試合ですが。
カターレの立場から言わせてもらうならば。
「そんなこと知るか!」
相手が4位、こちらが12位?そんなもん、どうでもいいわ!
いかに、自分たちが勝つかが大事。
不本意ながらJ2復帰の道が断たれてしまった状態ではありますが、だからといって残り試合が無意味かといえば、そんなわけはなく。
相手が、そんな重要なポジションのクラブだというのなら。
逆に、まったく空気を読む必要などないのであって。
この試合は、勝たせてもらう。それ以外のところでは、どうでも好きにやるがいい。
カターレの勝利は、譲れないんだ。
それを、しかと胸に臨まねばならない、大事なホーム戦。

「これまで」を覆せ!「これから」のために!

勝たれ!!!富山!!!!!