1-1のドロー。
開幕からの連勝を続ける首位・北九州に勝利し、1勝以上の価値を持つ勝利を挙げ、なかなか結果が出ないもどかしさからの脱却を図らねばならなかったのですが・・・。
実際に先制に成功し、勝利への道筋は立てられたのですが、それをものにすることは出来ませんでした。
相手が手強かったこともありましょうが、それ以上に。
自分たちの未熟さが故に、勝利を手放した―――そんな試合であったかと。
開幕戦以来の起用となった実績充分の榎本をはじめ、ボール奪取力に定評のある稲葉、クレバーな状況判断力が持ち味な脇本が今季初スタメンと、前節よりメンバーを入れ替えて臨んだ今節。
固定メンバーではなく、あえての変更は、好調な相手に対しガッツリと返り討ちにしてやる、という意気込みのあらわれでもあったかもしれません。
その思惑はしっかりと機能し。相手の出だしがあまり良くなかった、というところはあったかもしれませんが、それでも。試合開始から、これまでやってきたカターレのサッカーが出来ていたかと。メンバー変更の影響も感じさせず、チームとしてまとまって押し気味に試合を展開で来ていた。
そして、そんなプレーぶりが先制点に結びつくことに。
35分、CKのチャンスで谷奥が今季初ゴール!首位撃破への勝利に向けて、まずはその条件を満たしたのでした。
しかし。
ハーフタイムを挟んだ後半、北九州の攻勢に対し、防戦一方に。
同点、逆転を狙って攻勢を強めてくることはわかり切っていたはず。守備機会が増えることそのものは、想定内でしたが。
それでも・・・それをわかっていてなお攻撃的に展開する力が、追加点を挙げて突き放し、相手を黙らせるだけの力が必要だったはずなのですが。
失点さえしなければ勝てる、という状況ではありましたが、しかし・・・。
「こんな防戦っぷりで大丈夫かよ?」という懸念は、悪い意味で的中することに。
79分、途中交代で投入されたディサロ燦シルヴァーノに同点ゴールを決められ、追いつかれてしまいました。
先制されても慌てない、逆転を信じてひたむきにプレーし続ける北九州の攻勢に、耐えきれなかったかたち。
そのままスコアは動かず、タイムアップ。
北九州の連勝をストップさせることには成功したものの・・・。
敗戦が最悪な結果だとすると、まだマシであったと言えなくはありませんが。
連勝こそストップしたものの、アウェイ戦で敗戦を回避できた手応えとともに、1とはいえ勝ち点を持ち帰ることに成功した北九州。
対して、勝ち点差を詰めるはすのところで引き離される、という最悪こそ回避したものの、勝利を逃してドロー止まり。差を縮められなかったカターレ。
ドローに判定決着があったとしたら敗戦にあたるような、「結果マイナス」というような試合となってしまったのでした。
もちろん、選手たちは頑張っていました。
なかでも、再三のピンチをしのいで見せた榎本のプレーぶり。ジャンプして弾いたボールを冷静に足元に落としてキャッチだとか、逆を突かれて足で弾いたところ、ものすごい反応で飛びつき抑えたりとか。思わず、「これがJ1クオリティか・・・」というつぶやきがもれてしまったくらい。
そういった見どころもありましたが・・・いかんせん、今節もまた、勝利という結果にはつながらず。
ここぞ!という試合で勝てなかった。勝てば1勝以上の価値がある試合を、落としてしまった。
これまでもあった、良い時間帯とそうでない時間帯の差。前半は良かったのに、それを90分通してキープできなかったとか。
せっかく先制点を挙げたのに、そこから一気呵成に畳みかけることができなかった。2点以上の差をつけたならば、相手も意気消沈、あるいは焦りからミス、という可能性も高まったろうに。
勝利を呼び込むため2得点以上を挙げる、という課題は、今節もまたクリアできませんでした。
ひとえに、未熟さ。
ここまで1勝1敗3分けは、2勝3敗と同じペース。去年の今頃と変わりません。去年はそこから低迷を極め、5月にして監督交代という憂き目にあったのですが。
それと比べたなら、今年は全然マシなはずで。自分たちのスタイルが見いだせなかった、それが低迷に繋がったような去年と違い、自分たちのサッカーが出来ている手応えは、感じられるのだから。
ただ。
それを結果に繋げられない未熟さ。
それが、チャンスをフイにする苦いドローとなってしまったのでした。
気ばかり逸ってもいけないかもしれません。じたばたと焦った挙句に方向性を見失う、とか本末転倒。
首位との差を縮められなかったとはいえ、チャンスが潰えたわけではないのだから。一足飛びに劇的に良化するわけではないのであれば、地道に研鑽を積んでいくほかないのかもしれませんが。
しかし。
時間は、有限。
未熟なカターレが成熟するまで、ライバルクラブは待ってはくれません。
今節にしても、差は広げられなかったにせよ、追いつき追い越すための1試合を消化してしまった。その事実は、重く受け止めねば。
焦ってはいけないけれど、それでも。それでも、時は待ってくれないのだから。
未熟さからの苦いドローを、薬とするために。
課題克服は、待ったなしです。
開幕からの連勝を続ける首位・北九州に勝利し、1勝以上の価値を持つ勝利を挙げ、なかなか結果が出ないもどかしさからの脱却を図らねばならなかったのですが・・・。
実際に先制に成功し、勝利への道筋は立てられたのですが、それをものにすることは出来ませんでした。
相手が手強かったこともありましょうが、それ以上に。
自分たちの未熟さが故に、勝利を手放した―――そんな試合であったかと。
開幕戦以来の起用となった実績充分の榎本をはじめ、ボール奪取力に定評のある稲葉、クレバーな状況判断力が持ち味な脇本が今季初スタメンと、前節よりメンバーを入れ替えて臨んだ今節。
固定メンバーではなく、あえての変更は、好調な相手に対しガッツリと返り討ちにしてやる、という意気込みのあらわれでもあったかもしれません。
その思惑はしっかりと機能し。相手の出だしがあまり良くなかった、というところはあったかもしれませんが、それでも。試合開始から、これまでやってきたカターレのサッカーが出来ていたかと。メンバー変更の影響も感じさせず、チームとしてまとまって押し気味に試合を展開で来ていた。
そして、そんなプレーぶりが先制点に結びつくことに。
35分、CKのチャンスで谷奥が今季初ゴール!首位撃破への勝利に向けて、まずはその条件を満たしたのでした。
しかし。
ハーフタイムを挟んだ後半、北九州の攻勢に対し、防戦一方に。
同点、逆転を狙って攻勢を強めてくることはわかり切っていたはず。守備機会が増えることそのものは、想定内でしたが。
それでも・・・それをわかっていてなお攻撃的に展開する力が、追加点を挙げて突き放し、相手を黙らせるだけの力が必要だったはずなのですが。
失点さえしなければ勝てる、という状況ではありましたが、しかし・・・。
「こんな防戦っぷりで大丈夫かよ?」という懸念は、悪い意味で的中することに。
79分、途中交代で投入されたディサロ燦シルヴァーノに同点ゴールを決められ、追いつかれてしまいました。
先制されても慌てない、逆転を信じてひたむきにプレーし続ける北九州の攻勢に、耐えきれなかったかたち。
そのままスコアは動かず、タイムアップ。
北九州の連勝をストップさせることには成功したものの・・・。
敗戦が最悪な結果だとすると、まだマシであったと言えなくはありませんが。
連勝こそストップしたものの、アウェイ戦で敗戦を回避できた手応えとともに、1とはいえ勝ち点を持ち帰ることに成功した北九州。
対して、勝ち点差を詰めるはすのところで引き離される、という最悪こそ回避したものの、勝利を逃してドロー止まり。差を縮められなかったカターレ。
ドローに判定決着があったとしたら敗戦にあたるような、「結果マイナス」というような試合となってしまったのでした。
もちろん、選手たちは頑張っていました。
なかでも、再三のピンチをしのいで見せた榎本のプレーぶり。ジャンプして弾いたボールを冷静に足元に落としてキャッチだとか、逆を突かれて足で弾いたところ、ものすごい反応で飛びつき抑えたりとか。思わず、「これがJ1クオリティか・・・」というつぶやきがもれてしまったくらい。
そういった見どころもありましたが・・・いかんせん、今節もまた、勝利という結果にはつながらず。
ここぞ!という試合で勝てなかった。勝てば1勝以上の価値がある試合を、落としてしまった。
これまでもあった、良い時間帯とそうでない時間帯の差。前半は良かったのに、それを90分通してキープできなかったとか。
せっかく先制点を挙げたのに、そこから一気呵成に畳みかけることができなかった。2点以上の差をつけたならば、相手も意気消沈、あるいは焦りからミス、という可能性も高まったろうに。
勝利を呼び込むため2得点以上を挙げる、という課題は、今節もまたクリアできませんでした。
ひとえに、未熟さ。
ここまで1勝1敗3分けは、2勝3敗と同じペース。去年の今頃と変わりません。去年はそこから低迷を極め、5月にして監督交代という憂き目にあったのですが。
それと比べたなら、今年は全然マシなはずで。自分たちのスタイルが見いだせなかった、それが低迷に繋がったような去年と違い、自分たちのサッカーが出来ている手応えは、感じられるのだから。
ただ。
それを結果に繋げられない未熟さ。
それが、チャンスをフイにする苦いドローとなってしまったのでした。
気ばかり逸ってもいけないかもしれません。じたばたと焦った挙句に方向性を見失う、とか本末転倒。
首位との差を縮められなかったとはいえ、チャンスが潰えたわけではないのだから。一足飛びに劇的に良化するわけではないのであれば、地道に研鑽を積んでいくほかないのかもしれませんが。
しかし。
時間は、有限。
未熟なカターレが成熟するまで、ライバルクラブは待ってはくれません。
今節にしても、差は広げられなかったにせよ、追いつき追い越すための1試合を消化してしまった。その事実は、重く受け止めねば。
焦ってはいけないけれど、それでも。それでも、時は待ってくれないのだから。
未熟さからの苦いドローを、薬とするために。
課題克服は、待ったなしです。