昇格の可能性が消えてから初めての試合にして、今季ホーム最終戦。
地元のファン・サポーターの期待に応える勝利を挙げねばならないのはもちろんではあるものの。それでも、目標を達成できなかった喪失感というものも、やはりあるのではないかと。
それでも、勝たねば。
相手は、僅かながらもまだ昇格の可能性を残す今治。
それでなくともホーム戦であった前回対戦で富山に敗れているとあっては、リベンジを期して気合を入れて乗り込んでくるであろうことは、想像に難くなく。
そんな相手に半端な気持ちで対戦しては、してやられてしまうことは目に見えています。
だからこその、奮起が必要。
必ずや勝利し、ホーム最終戦を勝利で飾らねばなりません。
JFLからの昇格1年目ということを感じさせないほどに、今シーズンを奮闘している今治。むしろ、失うものなど無いという積極性が功を奏したかたちと言えるのかと。
その意味で、必達目標であるはずの昇格をまたしても逃した、カターレの喪失感。それを引きずっていては、勝てるものも勝てないでしょう。
前回対戦では3-0でカターレの勝利。とはいえ、スコアだけ見れば圧勝ではあるものの、それを鵜吞みにもできないようで。
そのときには主力を欠いたメンバー編成であった今治。さらに、8月の15時開始試合ともなれば、暑さによる影響というものはホームアドバンテージとは関係のない要素であったこともまた、確かであったかと。
そして、なによりも。
シーズン中盤の前回対戦とは異なり、シーズン最終盤のチームとして成熟している状況での対戦。
それが証拠に、というべきか。
現時点で、無敗のままに優勝を成し遂げるほどの最強っぷりを発揮した秋田に対して、2つだけ勝利を挙げたチームがあり。
それが、ほかでもないカターレと今治。
前回勝ったから今回も勝てる、とは、さすがに楽観的に過ぎます。
控えめに言って同格、あるいは格上撃破の気概を以て挑まねば、普通にしてやられてしまうことになるのではないかと。
僅かながらに昇格の可能性を残していることもさることながら、J3の1年目の今治が、少しでもより良い実績を残さんと高みを目指すのは、道理。
それを跳ね返すのは容易ではないでしょうが、それでも。
それでも、やり切らねば。
苦戦予想を良い意味で裏切るような完勝でもって返り討ちにする、その姿勢は絶対に必要。
来シーズンもJ3で対戦する可能性が高い今治に対して、苦手意識を植え付けるくらいの勝利を挙げねば。
苦手意識というものの厄介さというものは、前節の熊本戦の敗戦で、思い知ったところ。
だからこそ、今節。リベンジを期して乗り込んでくる今治を、完膚なきまでに叩いて次回対戦にまで引きずるくらいの返り討ちに遭わせねば!そんな気概は、絶対に必要です。
3連戦の3戦目、そしてホーム最終戦。
昇格の可能性は無くなったとはいえ、勝たねばならない試合であることは確かであるなかで、どのようなメンバー編成となるのか。
正直言って予想は難しいですが、それでも。
単なる消化試合としてやり過ごす、というのであれば。例えば、これまで出場機会の少なかった選手に華を持たせる、といった起用もあるかもしれませんが。
そうではないはず。勝たねばならない試合なのだから。
今季のターンオーバー編成、必ずしも成功したとは言えません。
しかし、それでも。
信じて貫いてきた道。最高の結果に結びつけることは叶わなかったけれど、それでも。やってきたことを、無かったことにはできません。
だからこその、必勝を期す布陣であるべきで。
期待したいのは、平松。
前節、期待をかけられてスタメン出場したものの、結果を残せずチームも敗戦。もちろん彼ひとりの責任ではないにせよ、それでも。やはり、やりきれない気持ち、無念さというものは大きかったかと思います。
これまでの傾向で言えば、今節出場するならば、スタメンではなく途中出場かと思いますが。
出場するならば、是非とも奮起してほしいです。そして、10得点の大台に乗せるゴールでもって、チームを勝利に導いてほしい。
それを期待させるだけの活躍をしてきた、今シーズンの実績。ならばこそ、ホーム最終戦である今節、ファン・サポーターの期待に応える活躍でもって、カターレ富山に平松あり!と知らしめてほしい。そう願います。
コロナ禍によって開幕が延期となった今シーズン。
本来の予定であれば、シーズン最終戦がアウェイでの今治戦のはずでした。
奇しくも、ホームとアウェイの違いはありつつも、やはり最終盤の対戦となった今節。
「どちらにせよ、勝っていた」
そう言い切れるだけの勝利でもって、締めくくらねばなりません。
勝ち点差2、勝利すれば順位が入れ替わる直接対決。勝たねばならない理由しかありません。
それこそコロナ禍の影響で、例年であればちょうど今頃に開催しているであろうファン感謝祭が、今シーズンはありません。
つまりは、今シーズンの選手たちが直接見られる機会というものは、ホーム最終戦である今節が最後であるということ。
悲願成就は叶わなかったけれど、それでも。
これまで応援し続けてきた思いというものは、これまでと変わらず。いや、これまで以上ですらあったかもしれません。
だからこそ、勝ってほしい。
勝利の歓喜を、ホーム・県総にもたらしてほしい。
消化試合なんかじゃない!
必ずや、勝つ!!
必勝の気概を力に変え、勝利を、勝ち点3を、奪い獲れ!!!
勝たれ!!!富山!!!!!