行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

惨敗。後味の悪いホーム最終戦で期待を裏切る FC今治戦

2020-12-15 01:29:58 | カターレ富山
1-3で敗戦。
試合後に監督が「1年の総まとめになる良い試合が出来れば良かったが、逆に今シーズンを象徴するような良くない負け方をしてしまった。開幕戦から戦ってきて、今日のような試合展開で負けることが多く、非常に残念な結果だった」とコメントしましたが。
まさに、その通りの内容。
前節の敗戦により、昇格の可能性が消滅。
それでも!という気概を見せて、ホームのファン・サポーターの期待に応える勝利でもってホーム最終戦を締めくくらねばならなかった・・・にもかかわらず。
結果は、期待に応えるどころか大きく裏切ってしまう惨敗。
12月半ばの寒空の下に駆け付けたファン・サポーターを落胆させる結果しか残せず。過去に例のないシーズンのホーム最終戦は、後味の悪い幕切れとなってしまったのでした。

昇格の可能性が消滅したこと、そして3連戦の3戦目ということもあったのでしょう。
斎藤と椎名以外の9人を入れ替えるという大幅なスタメン変更を敢行。
それそのものは、今シーズンこれまでのターンオーバー編成のことを思えば、不可解でもなかったのですが。
要は、それでどう勝つか。
ほとんど数字上だけの可能性ながらも、昇格の可能性が消えていない今治。先だってリュイス監督の来季続投も発表され、J3初年度となる今シーズンをいかに締めくくるか、というなかで。
それでなくとも、前回対戦で0-3で敗れたリベンジを期して乗り込んできているのであって。
簡単な試合にはならない、そんな予感は開始前からすでにありましたが。
しかして、試合はそんな予感通りの展開に。
開始まえに細かく降り続いていた雨はやみ、それでも足元を気にしながらの試合となったなかで。
躍動していたのは今治のほう。2連勝中、3連勝を目指した戦いのなかで、その力を存分に振るっていた印象です。
そんななかで、前半から2点を奪取されてしまい、窮地に追い込まれてしまったカターレ。
ハッキリ言ってしまえば、ターンオーバーの失敗。
得点にかける意気込み、熱量というものが、あからさまに今治のそれに比べて劣っていました。
ガムシャラに、遮二無二相手陣内に攻め入ってゴールを奪う、そんな姿勢が、明らかに劣っていました。
それでいいのか?いいわけないだろ?ホーム最終戦だぞ?

本来であれば、もっと勝負の勘所での投入だったはずでしょうが。
後半開始時に、武と大谷を同時投入。
少なくとも3点獲らねば勝てないというなかで、勝負をかけざるを得ない。そんな起用。
すると、それに応えた大谷。
後半開始から6分という早い段階で、今治との前回対戦以来となるゴールを決め、1点差に詰め寄ることに成功しました。
さぁ、まだまだこれから!
・・・しかし。
その大谷が、足を痛めてしまい途中出場ながら途中交代という憂き目に遭うことに。
代わって入った松澤と、同時投入で松原。
先に、契約満了がリリースされていた松原。その彼にとってのホームラストゲームでもありました。
ビハインドを追いかける中で、代名詞であるところのロングスローでもって、なんとかチームを勝利に導く活躍を!
そう願っていた・・・のですが。
逆に、決定的な3失点目を喫してしまい。
一度は大ピンチをしのいだかに見えたものの、その流れの中から押し込まれての失点。いよいよもってダメージの大きいものとなってしまいました。
あきらめることなく挑め!最悪でもドローに!
そんな願いも虚しく。
スコアを動かすことは叶わず、タイムアップ。
勝利への意志を力に変えて、熱のこもったプレーぶりを発揮していた今治。その今治が、ある意味当然のように勝利して3連勝を達成した一方で。
ホーム最終戦を勝利で飾るという気概はどこへ?
今シーズンこれで13敗目。その大半が同じような負け方であったにもかかわらず、今回もまた、その反省が活かせないままに、同じように負けました。

試合終了後、ホーム最終戦セレモニーが行われたものの。
1108人と、最終戦にもかかわらず寂しい数字ですが、それでも集まったファン・サポーター。社長あいさつ、監督あいさつがあったものの・・・その言葉は、それでも駆け付けた人たちの心を打つことはなく、虚しく響くだけでした。
虚しさ、といえば。
安達監督の契約満了、来季続投をしないことが発表されました。
ありていに言えば、クビです。
つい先日、11月度のJ3最優秀監督の表彰があり、4勝1分け1敗という好成績であったことが讃えられましたが。
それも、虚しく響くのみ。
本来であれば行われるはずであったであろう、シーズン終了後のファン感謝祭も、今シーズンは執り行われず。
ホームでこれが最後というには、あまりにも寂しい、あまりにもやるせない結果となってしまったのでした。

正直、まだ心の整理はつきません。
黒部部長と安達監督が去ることとなり、現時点では来季の展望が全く読めないなかで。
暗澹たる気持ちが心を覆うなかで。

それでも。
まだ、シーズンは終わっていません。
残り1試合。
否応なく、シーズン最終戦はやって来ます。
3連敗で終わってしまうのか。
それとも、最後に一花咲かせるのか。
戦いは、続きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする