行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第34節 アスルクラロ沼津戦

2020-12-19 18:42:00 | カターレ富山
新型コロナ感染拡大の影響でおよそ3か月遅れの開幕となる、それによって例年になく過密日程となるなど、異例づくめであった今シーズン。
試合開催そのものが中止になるかも、あるいは途中で打ち切られるかも、というような懸念もあったなかで、様々な不都合、不便もありながらも。
それでも、こうして予定通りの全34試合を戦い抜くことができることは、感慨深いものがあります。決して、あたりまえはあたりまえではない、と。
そんななかで迎える、2020シーズン最後の試合。
アウェイでアスルクラロ沼津と対戦します。

昇格枠の2位をめぐる争いが最終節にまでもつれ込み、長野と相模原と岐阜の3チームが最後のイスをめぐって争うなかで。
その争いから脱落し、さらにはホーム最終戦で惨敗を喫したカターレが臨む、シーズン最終戦。
勝って有終の美を飾らねば!という意気込みは・・・言うは易く行うは難し。
昇格の可能性はほとんどなくとも、苦手の熊本を撃破し、カターレ史上最多タイの5連勝を!と意気込んでいたはずの前々節。
あえなく零封負けで敗れ、昇格の可能性を自ら閉ざし、連勝もストップ。
それでも!ホーム最終戦を勝利で!ファン・サポーターに歓喜を!と意気込んでいたはずの前節。
3失点の惨敗で、4連勝の勢いが完全に消える2連敗でホーム戦落胆フィニッシュ。
“今年もまた”昇格に失敗したこと。なにより、完全に相手を下回るパフォーマンスしか発揮できずに敗れたということも相まって。
試合後、監督が「申し訳ありませんでした」と。
長丁場のシーズンを戦ってきたチームに対する慰労の場でもあったはずの最終戦セレモニーは、さながらお通夜か葬式のようでした。
我々が欲しかったのは、謝罪なんかじゃない。チームの勝利だったはず。
あまりにも、後味の悪いホーム最終戦でした。

“終わり悪けりゃすべて駄目”
今年、プロ野球NPBでセリーグ2連覇を成し遂げたジャイアンツ。
昨シーズンの日本シリーズで屈辱の4連敗を喫したホークスにリベンジを果たすべく挑みましたが・・・結果は、まさかの2年連続4タテ。実質8連敗という無惨な結果に終わりました。
エース菅野の開幕連勝史上最多記録、4番岡本のホームラン王など、ポジティブな要素もたくさんあったシーズンであったにもかかわらず。
ネガティブ要素がそれらを打ち消してしまった。少なくとも、印象の上では。
同じように。
カターレに関しても、ポジティブな要素が全くなかったわけでは、決してなかったはず。
それでもやはり。
昨シーズン後半の躍進があっただけに、今年こそは!という期待値が高かったこと。
そして、無敗秋田に土をつける、アディショナルタイム連弾で逆転勝ちなど、実際にしっかりとハマれば期待に応えられる力を有していたこと。
しかし・・・同じパターンで同じように敗れてしまう、ここで勝たねば!という試合こそ落としてしまうなど、とにかく印象が悪い試合が多かった、と。
それこそ、昇格の可能性を自ら閉ざしてしまったり、ホーム最終戦で無惨な敗戦を喫したり。
そして迎える、最終戦。
最後までネガティブ要素に屈して3連敗フィニッシュとなり、“終わり悪けりゃすべて駄目”となってしまうのか?
それとも、最後こそ意地を見せて、少しでも希望を添えて、勝利で締めくくるのか?
後者でなくてはならないことは、言うまでもありません。

開催延期に伴う日程変更により、奇しくも昨シーズンの最終戦と同じく、アウェイでの沼津戦がシーズン最終戦となりました。
昨年は昇格の可能性がなくなった状態ながらも意地を見せて、3連勝フィニッシュ。それまで一度も勝てたことのなかった沼津に勝利して締めくくりました。
沼津にしても、長く指揮を執ってきた吉田 謙監督のラストゲームを勝利で飾りたかった試合。それでも、「そんなもん知らん」とばかりに3得点で快勝してみせたのでした。
そして、今シーズン。
開幕早々の第3節、シーズン初の有観客試合となったホーム沼津戦。そこで、89分という試合終了間際の失点でこらえきれずに敗れ、リベンジを許してしまうと。
続く第4節では、吉田監督の移籍先である秋田に、やはり77分という時間帯にやられて、2戦連続0-1負け。同じような負け方で連敗を喫してしまったのでした。
そんな借りを返さねばならない、今節。
皮肉なことに、今回はカターレのほうが、退任が決まっている安達監督のラストゲームというシチュエーションで迎えることに。
前年の逆パターンを許してしまい、やり返されて失意の3連敗フィニッシュとなってしまうのか?それとも、意地を見せて勝利で締めくくるのか?
後者でなくてはならないことは、言うまでもありません。

期待したいのは、武。
どうしても勝たねばならない試合であるからこそ。その勝利を、エースに託したいです。
2013年の苔口以来成し遂げられていなかった10得点の壁を、突破してみせた今シーズン。ならばこそ、クラブのシーズン最多得点記録11に並ぶ、さらに追い越す活躍でもって、有終の美を飾ってほしいです。
先日、入籍の情報がリリースされました。そんな自身の慶事に自ら華を添えるようなゴールでもって、笑顔でシーズンを締めくくってほしい。そう願ってやみません。

泣いても笑ってもシーズン最終戦。今シーズンのメンバーで戦う、最後の試合。
安達監督の下での最後の試合でもあるなかで。
結果をだせなかった無念は、あります。後悔もあることでしょう。
けれども。
一戦必勝、力の限り。
勝たねばならない試合を、勝つ。そのシンプルな真理を、貫け!!
後悔は、勝ってからすればいい!まずは、目の前の相手を打ち倒し、勝利を!!
ラストバトルを、必ずや勝ちきれ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!