先の愛媛FCとのシーズン開幕戦を勝利で飾り、2022シーズンを幸先よくスタートさせることとなったカターレ。
もちろん、狙うは連勝での開幕ダッシュ。
ありがとうサービス.夢スタジアムへと乗り込み、FC今治と対戦します。
今シーズンの日程が発表された日、初めて見て思わず呟いたのが、「なんじゃそりゃ?」の言葉。
雪国のクラブであるカターレ富山にとって、シーズン開幕戦がアウェイ戦からのスタートとなることは、言わばいつものこと。
J参入以降、2015年を唯一の例外としているほかは、全てアウェイからのスタートとされてきました。(※注 日程発表後にコロナ禍で開催が延期され、大幅変更となった2020年は、実際にはホーム戦で開幕)
シーズン開幕戦が愛媛であったことについては、「いきなり降格組か」ということはあったにせよ、まぁそういうこともあるかと。
ただ、この第2節が。
なぜ、よりにもよって2週連続で愛媛県チームのアウェイ戦に赴かねばならないのか?と。
同じように雪への懸念がある八戸や長野、鳥取らが除外されるにしても、それでも愛媛県連戦とせねばならぬ理由が思いつかず。
可能性があったのが、たまたまそうなっただけ、と言われたならばそれまでですが。
ともあれ。
もちろん、狙うは愛媛勢連破。それ以外ないでしょうよ。
昨シーズン対戦した14クラブのうち、ほぼ勝ち越しかイーブンという戦績であったなか、唯一負け越してしまったのが今治でした。しかも、アウェイ戦では4失点を喫しての惨敗。
4失点だけで言えば、アウェイで0-4負けを喫してしまった長野戦もそうですが。それよりもさらに内容が悪い、シーズンワーストゲームと言えたかも。
先制されてしまいながらも、すぐさま追いつき、1-1で試合を折り返したまでは良かったけれど。
後半開始早々に立て続けに、あれよあれよと3連続失点。
明らかに、自分たちの至らなさが隙を生み、それに付け込まれるかたちでの失点。
せっかくそこまで3連勝、4連勝を成し遂げて優勝への弾みをつけねばならなかった試合だったというのに。
弾みをつけるつもりが、真逆に。
次のYS横浜にホームで敗れ、同クラブに史上初の敗戦。続く岐阜戦にも敗れて3連敗と、急ブレーキがかかってしまうことに。
たらればを言っても詮無いことではありますが。
もし、あのとき。
後半にしっかりと逆転して4連勝を成し遂げていたら。最悪でも、1-1のままドロー決着としていたとしたら。
最終順位4位で昇格ならず、という結果にはつながらなかったのでは?などと。
今節のアウェイ今治戦は、リベンジマッチ。
もちろん、過去は変えられない。けれど、その痛みを乗り越えることは出来る。
そう、あの時果たせなかった勝利を、連勝を成し遂げることで、リベンジを果たしたならば。
勝たねばならない理由しか、ないでしょうよ!
リベンジマッチと銘打つからには、昨季からの選手たちに勝って悔しさを晴らしてほしい、と願うのは道理ですが。
ここは敢えて、川西の活躍を推したいです。
今シーズンの補強の目玉として大きな期待をかけられている彼ですが、開幕戦からその力を発揮。その実力を、スケールの大きいプレーぶりを見せていました。
惜しくも得点にこそつながらなかったものの、バー直撃のヘッドであるとか、至近距離から食らいつくような連続シュートとか。
自身に得点こそなくとも、個人技からの絶妙なクロスで決勝ゴールをアシスト。早速結果を残してみせたのでした。
だったらもう、カターレでの初ゴールも期待せずにはいられないでしょう。
今節もまた勝利につながる活躍を見せて連勝を成し遂げ、胸を張ってホーム開幕戦に臨んでほしい。ファン・サポーターの期待をいい意味で裏切る、想像を超えての活躍を願ってやまないところです。
それに。
昨シーズンは岐阜に所属していた川西ですが、彼もまた、打倒今治に燃えているはずなので。
なぜなら、アウェイ今治戦で0-3負けという悔しい敗戦を喫しています。
リベンジを成し遂げたい思いは同じ。力をひとつに、勝利を掴み取らねば!!
前節、ホームで迎えた開幕戦で、福島に0-1で敗れ黒星スタートとなった今治。
PKを決められてしまった1点を覆すことが出来ず、無得点での敗戦。
そこからの巻き返しを図り、連続ホーム戦となる今節こそは、今季初ゴール、そして初勝利に向けて、気合を入れて待ち構えていることでしょう。
昨シーズンのベストゲームだったであろう、4得点を挙げた富山戦。今節もその再現を!と息巻いているのではなかろうかと。
簡単な相手ではなく、万一敗れるようなことがあれば、「またか」と、ただの1敗以上のダメージ必至、という厄介な相手。
けれども。
ピンチはチャンス。
リベンジを成し遂げて、愛媛アウェイ連勝を達成したならば。
「今年は、本当に優勝を期待して良いチームだ!」
そんな思いを、ファン・サポーターの期待に応える戦果に繋げたならば。
ただの1勝以上の価値を生み出すこと必定。
だったら。
狙うしかないでしょうよ、価値ある勝利を!!
必ずや、連勝を!!
優勝にふさわしいチームである証を、リベンジ勝利でもって打ち立てろ!!!
勝たれ!!!富山!!!!!