行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第12節 テゲバジャーロ宮崎戦

2024-05-02 18:22:39 | カターレ富山
J2清水を撃破した勢いを連勝に繋げるべく乗り込んだ前節・松本山雅FC戦であったものの。3失点を喫し完敗、期待が大きかったぶんだけ、落胆もまた大きなものとなってしまったのでした。
ホームに戻り迎える今節。17位・テゲバジャーロ宮崎を迎え撃ちます。
序盤の出遅れが響いて下位に沈む宮崎ながら、ここ最近は復調傾向。対戦成績でカターレの5連勝中ながらも、そこに苦手意識を持ってくれるほど都合良くもいかないでしょう。上り調子の相手に躓いて連敗という可能性も、決して少ないとは言えない。
それでも。
前節の敗戦・その無念を晴らしたいならば。
勝つしか、道はありません。立ち止まっていては、足踏みしていれば、状況は悪化する一方なのだから。
現状打破を図り、不本意な今を変えたいならば。
今、勝たずしてなんとするか。
必勝の気概を、ホームのファン・サポーターに届ける歓喜へとつないでいかねば。

シーズン開幕から躓いたと言えば、カターレもそうであった以上、他所をとやかくは言えないところもありますが。
開幕から7戦連続勝ちなし、一時は最下位にまで落ち込んでいた宮崎にとっては、それはより深刻なものであったことかと。
J昇格元年であった2021シーズンこそ、いきなりの躍進ぶりをみせて上位戦線に加わり、最終順位で3位となった宮崎ですが。
地方の小規模クラブの宿命とでも言うべきか。翌年から相次いで主力が引き抜かれ、苦戦を強いられると。昨シーズンは19位に沈むことに。
メンバーを大きく刷新し、大幅な若返りを図った今シーズン。
セレッソ大阪U23で指揮を執るなど、育成年代のチーム作りに定評のある大熊 裕司氏を監督に迎ると。大幅刷新の弊害の部分か、序盤戦で苦戦を強いられながらも。最近では、その指導方針が徐々に浸透、結果にも表れ始めているようで。
第8節に奈良を破って今シーズン初勝利を挙げると、そこから2勝1敗1分け。
連勝をかけた前節・相模原戦では、前半に先制を許しながらも後半に追いついてドロー。おそらく、もしも未勝利が続いていたとしたら、追いつくことはできなかったのではないかと。勝利が、チームに与えた自信。それが1ながらも勝ち点を積み上げることにつながるだけのチカラに、成功体験になっていたのではなかろうかと。
復調傾向、上り調子であった4月を経て、さらなる躍進の5月とすべく。鼻息も荒く、アウェイ富山に乗り込んでくるのではないでしょうか。。

現在17位という下位の宮崎が相手なら、さすがに勝てるだろーーーもし、そういう侮り、軽視というものがあったとしたならば。その驕り、慢心というものは、連敗という最悪の結果につながってしまうことでしょう。
シーズン序盤に躓いてしまったクラブが、そのあともずっと自信なさげにうつむいていなければならないとしたら。他ならぬ、カターレだってそのカテゴリに入ってしまっているじゃないかと。そんな偏見、断じて御免被るところ。
むしろ、不調を取り戻すくらいのV字回復を見せねばならない。その思いは、カターレも宮崎も、なんら変わらないはず。
そのなかで、勝たねばならない。
なぜなら、カターレは優勝を目指すクラブなのだから。
今の順位でそう嘯いたところで、他クラブからは失笑も漏れるかもしれませんが。
現状を否定し、変えていかねばならないと言うならば。
勝つこと、勝ち続けることで、名実ともにカターレ富山の力を証明してくほかないのです。
侮ってはならない。さりとて、恐れてもならない。
勝つべき試合を、勝つ。
勝たねばならないホームゲームであれば、なおのこと。
前節の手痛い敗戦を一時忘れるくらいの快勝でもって、マイナスイメージを払拭しなければ!

今節の宮崎戦からわずかに中2日で、すぐに次節・今治戦はやって来ます。
これまでも連戦対応のメンバー選考には苦慮してきたことでしょうが、いつにも増して厳しいマネジメントとなりそうな、この連戦ですが。
起用メンバーに関しては、予想しづらくはありますけれども。
今節、期待したいのは吉平。
前節の敗戦を受けて、自分を含め「吉平がいたらなぁ」と思っていたサポーターは多かったのではないかと。
前節の敗因として、怪我からの復帰戦にかける浅川 隼人の勢いにやられてしまった、というのは、彼に2失点を喫したという結果からも明らか。
気持ちでもって、情熱でもって、それをチームのチカラに変えるということ。そういう部分にやられてしまった、と。
カターレには、そういう選手はいないのか?
います。
吉平 翼。カターレのキャプテンが。
前々節・鳥取戦の先制ゴールが、まさにそんな気持ちのこもったゴールでした。
相手ゴール前、難しい体勢・難しいタイミングだったものの、それを厭わずに思い切ってシュート。見事に決めて、勝利の立役者となったのでした。
屈辱の3失点を喫し、完敗となってしまった前節を受けて。
そのリバウンドメンタリティを、勝利につなげるためには。戦略やらテクニックやらも、大事ではあるけれど。
なにより大事なのは、気持ち。
その気持ちをしっかりと出して、チームの勝利のためにひたむきに頑張ることが出来る選手。カターレのなかでも、吉平はその傾向において随一と言えるかと。
思い起こせば、宮崎との前回対戦にあたる昨シーズン第37節。
カターレにとってのクラブ新記録となった6ゴールで圧倒した試合でしたが、そのなかで。
吉平とマテウスがPKの場面でどちらが蹴るかで言い争い、なんてシーンがありました。結果、マテウスが蹴ることとなり、見事に決めてハットトリック達成となりましたが。
「チームを勝たせるために、俺がやる!」
仲が悪くていがみあっていたというわけではなく。どちらも勝利のために真剣に向き合っていたからこその言い争いでした。
その熱にあてられたか。チームの戦術上はシュートの場面で無かったところ、強引にシュートまでもっていって松岡がダメ押しゴールなんてシーンもありました。
勝つことに、得点を奪うということに、真摯に向き合い。その情熱を大量得点に、勝利に繋げてみせた、アツい試合であったかと。
今節、連敗回避は言うまでもないとして、どうしても勝たねばならない一戦。
吉平には、チームの先頭に立って勝利への道筋をつけてほしい。切に、そう願います。
前回ホームゲームで、マンオブザマッチに選ばれた吉平でしたが。そんなポジティブな選出なら、何度だって選ばれていい。
再び勝利の立役者として、ファン・サポーターに歓喜を届けてほしいです。

ここが、踏ん張りどころ。
ここまで3敗を喫したカターレですが、過去2回は連敗を回避した。むしろ、勝利を挙げてみせた。
ならば。
今回もまた、勝利あるのみ。
現在12位に沈むカターレではありますが。負けたチームは落ち込んでショックを引きずらねばならない?そんなわけあるかと。
求めるは、勝ち点3にほかならず。
アウェイでここまで1勝も出来ていないという屈辱の一方で、ホームは無敗。ルヴァンカップを含めて5連勝中ですらある。
ならば。
ここで勝って、そのホーム戦連勝を伸ばすのはもちろん。
リバウンドメンタリティを、自身に変えて。今度こそアウェイ勝利を掴む次戦へのステップアップを果たしていくためにも。
必ずや、勝つ。その気概が、なによりも重要です。

ここまで11試合9点にとどまっている得点力を、打破するゴールラッシュを!
宮崎との前回対戦を彷彿とさせる圧勝劇でもって、ケチャドバ理論を実証せよ!
信じて応援するホームのファン・サポーターの期待に、満点回答で応えよ!!
必勝を期し、勝利を掴め!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
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