行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

続くスコアレスドロー。無失点に抑えるも、またも決めきれず FC大阪戦

2024-07-09 06:50:59 | カターレ富山
0-0のドロー。
シーズン前半戦を7位で折り返し、迎えた後半戦最初の試合。勝てば順位が入れ替わることは、この試合のみならず、続く後半戦に勢いをつける意味でも重要な一戦だったのですが。
前節に引き続きのスコアレスドローに終わり、浮上ならず。
気温34.6℃という過酷な条件下で、アウェイで最低限勝ち点1を得た結果は悪くない、とも言われますが・・・それでも。
勝つべき試合で勝てなかった、という印象のほうが強いです。
前節の相模原にしても、今節のFC大阪にしても。対戦が一巡した段階で上位につけているようなクラブは、やはり実力のあるチームであることは確か。容易に勝てる相手などでは決してないことは明白ですが。
だとしても。
それを、乗り越えて勝利を掴まねばならなかったはず。
それが出来ず、2試合連続無得点は・・・目の前の試合に一喜一憂していても仕方ない、まだシーズン半分あるじゃないか、とも言われますが、それでも。
勝つべき試合に勝てないでいては、最後の最後でツケを払わされることになるのは、昨シーズンを例に挙げるまでもなく、自明の理というものです。
それを今シーズンまた繰り返してはならないなかで、勝てない試合、無得点で勝利への道筋もつけられない試合が2試合連続したというのは・・・やはり、憂慮せざるを得ないところかと。

6月の過密スケジュールを経て、ようやく週イチペースの試合日程に戻るなかで。
言いかえれば、対戦相手とほぼ同条件での試合となれば、そのチカラ関係がハッキリと出るということでもあります。
前回対戦は、ホームで勝利を挙げたFC大阪戦ですが。その時には、元カターレの舘野をはじめ、主力を欠く状態であった対戦であったことを思えば。このアウェイでの再戦こそが、真価が問われる試合とも言えました。
日程の不利はあったにせよ、内容的には負け試合とも言えた前節の相模原戦。
順位の近い相手であるからこそ、しっかり撃破して上に行かねばならなかった6ポイントマッチでしたが、スコアレスドローに終わり。
その反省を活かさねばならなかった今節でしたが・・・正直言って、活かされていたとは言えない内容に。

相手の攻撃から感じる圧力というものは、前節の相模原戦のほうが上であったようにも思えましたし、守備面での対処については及第点といったところ。相模原戦での雨あられというほどのロングスローに悩まされた経験は、やはりロングスローを使ってきた相手への対処として、今節に反映されていたところもあったかと。
懸案事項であったCBは、鍋田と神山のコンビ。両サイドのレギュラー格・安光と西矢と合わせてしっかりと連携、規律あるプレーが出来ていたと思います。
ただ・・・。
規律あるプレーと言えば響きは良いですが。
裏を返せば、ワンパターンなプレーに終始、という言い方も出来ます。
守備から攻撃への流れの中で、もう少しバリエーションを出せたら相手にも隙も出たかもしれないところ、同じパターンでは・・・。
それでなくとも守備に自信を持つFC大阪。そんな相手に通り一辺倒な攻撃パターンだけでは、そりゃ対処もされようというもの。
前節の相模原戦でもそうでしたが・・・なかなか思うように良いかたちの攻撃に出られないというときに、もう一工夫があればというところで、それが出せなかったというか。
良くも悪くも真面目な選手が多いカターレにあっては、こういう手詰まり感を打破するかたちに、なかなか持っていけない。
先の大宮戦では恩返しゴールをくらってしまったシルバですが、在籍時と変わらず、「良い意味で空気を読まない」というプレーによるものでした。
今のカターレに求められるのは、まさにそういったところで。
上位チームで、さらに守備に自信を持つというチームであればなおのこと。
状況を打開するプレー。問答無用でゴールを挙げる、そんな良い意味での強引さ。
そんなシーンが全くなかったわけではなく、前線の吉平を筆頭に、マテウス、布施谷らが奮闘してはいました。
けれども・・・どうにも、パターン化の枠を超えてのプレーにまでは及ばずというか。
パターンのなかで、そこまでなかなかたどり着けないままに相手に阻まれる、ミスにつながってしまう、ということの繰り返し。
後手にまわってしまうなかでは、どうにも主導権とともに攻勢に出る!ということにはつながりませんでした。

飲水タイム不可避というほどの暑く過酷な条件下での試合、それでなくとも難しいアウェイ戦にあっては。思い通りにならずに苦戦したとして、斟酌の余地はあるかと。
ともすれば・・・こういったパターンで迎えた試合では、昨シーズンであればこらえきれずに敗戦につながってしまった、というパターンも多くありました。
そこをしっかりこらえてのドロー決着。
敗戦で勝ち点0の上に相手に突き放されるという最悪の事態を思えば、アウェイで勝ち点1を持ち帰るという結果そのものは、悪くないという見方も。
ただ、それでも。
厳しい言い方をすれば、負けという論外の結果にならなかったというだけ。勝たねばならない試合を落とし、しかも無得点に終わったという事実は、重いです。
混戦の今季J3にあっては、楽に勝てる相手などひとつもない。それはそうですが。
けれども・・・さすがに、ここまで20試合で9引き分け、半数近くがドロー決着というのは、多すぎでしょう。
同勝ち点ながら得失点差で昇格を逃してしまった昨シーズン。その反省を受けて、1勝に、1得点にこだわった姿勢を徹底した今シーズンであったはず。
しかし、その姿勢が充分に見せられているかと言えば。
勝ちきれない試合が、正直言って多すぎる。
負けない試合を繰り返したとて、上位進出には及ばないのではないのかという懸念。
それを払拭する勝利を見せねばならなかったところで・・・巻き返しのシーズン後半戦とせねばならなかったタイミングで、2試合連続のスコアレスドローに。
正直言って、勝たねばならない試合を落としたという印象のほうが強く。
難しいコンディションで難しい相手との試合であったことは、百も承知。けれど、それが勝ちきれない理由にはならないし、してはなりません。
チャンスそのものが無かったわけではなく。それを活かせなかった。
そして、少なくないセットプレーがあったなか、それが得点につながるにおいがしなかった。
それらは、相手云々ではなく、自分たちの甘さによるもの。その改善なくば、この先もこのまま同じような試合の繰り返しとなってしまうことでしょう。
それでいいのか?
良いわけがない。
それでは、ダメだーーーそう、ハッキリ言わねば。

今節、1位と2位の直接対決となった試合で、大宮が沼津に敗戦。今季2敗目を喫することに。
事程左様に、独走態勢となっている首位の大宮ですら、全てが万事うまくいくばかりではなく。
どのクラブにしたところで、それぞれ勝つために必死になっている。例外なく。
ならば。
連続スコアレスドローとなってしまったカターレが、やらねばならないこととはなにか?
決まっています。
勝つこと。それ以上でもそれ以下でもない。
勝ち点1でも負けなかったからOKなどと言っている場合では、決してありません。
まだシーズン半分ある?
もう半分しかないのです。
取り返しのつかない事態になってから嘆くのは、もうたくさん。
また今年もダメだったね、なんてのは、もうこりごり。
ならば。
今奮起せずして、いつ奮起するというのか。

終わり悪けりゃ全てダメーーー酷なようですが、それが真実。

足踏みしていても進まない。
1勝の重み、1点の重みを、ゆめゆめ忘れることなく。
勝ちにいかねばなりません。
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