行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第3節 東京ヴェルディ戦

2009-03-22 13:08:55 | カターレ富山
今節で通算観客動員が1億人を突破したというJリーグ。
そのうち、ヴェルディというチームを知っている人は、ほぼ100%に近いのではないでしょうか。
普段サッカーに興味がない人でも、ヴェルディといえば?と訊けば、かなりの確率で「ああ、サッカーの」と返されることでしょう。
チーム設立40周年を迎えるという、日本サッカー界における名門中の名門。
ある意味、Jリーグの生き字引といって過言でないチームでしょう。

それに対して、カターレ富山。
普段サッカーに興味がない人はもちろん、それなりの人にさえ、カターレといえば?と訊けば、かなりの確率で「なにそれ?」と返されることでしょう。
前身となるチームの合併で出来たとはいえ、チームとして始動したのが2008年、僅か2年目。Jリーグで最も歴史が浅いです。
そう、比較するのも無意味なくらいの歴史の差があります。

そんな両チームが、おなじJ2という舞台で激突。
参入初年度とあって、すべての相手チームに対して挑戦者であるカターレではありますが、そのなかにあっても、感慨深い対戦であることは間違いないところでしょう。

今節、やはり最注目選手はDF足助で決まりでしょう。
試合出場機会がなかったとはいえ、1年在籍したヴェルディとの対戦。期するものはあるはずです。
それでなくても、前節の失点の汚名返上に燃えていると思われます。ゴールラインを割っていた疑惑があったにせよ、自らの判断から連携ミス、失点へとつながったことで、半端なことではやっていけないことを痛感したはず。
ヴェルディよりも愛媛のほうがくみしやすい、と考えていた部分もあったかと。しかし、敗戦によって、「相手が格上でも、うまくやればなんとかなるだろう」という気持ちは吹き飛んでいるのではないでしょうか。「なんとかなる」ではなく、「なんとかする」しかない、と。
ポジティブに考えるならば、その気持ちを引き締めなければならないタイミングでのヴェルディ戦は、むしろありがたいのかもしれません。理由は簡単。どうしたって、気を抜けるわけがない相手だから。
ここで踏ん張り、是非とも「富山DFに足助あり」ということを証明し、若手主体でDF陣を構成しているヴェルディに、「ああ、1年で放出するんじゃなかった」と後悔させてほしいところです。

そして、勝つためには攻撃陣の奮起が欠かせません。
2試合で1得点は、正直寂しい数字。反撃の芽もなく一方的にやられた結果ではなく、チャンスもあったなかでならなおのこと。
相手が格上とはいえ、まったく勝負にならないわけではないでしょうから。
いや、むしろ力の差があるなら、それを見せつけられるくらいのほうがましなのかも。前節のような、自分たちがうまくやっていればどうにかなったのに、という敗戦は、御免こうむりたいところ。
ここらで、壁を乗り越えてほしいです。


今季ここまでの成績は両チームとも1分け1敗のまったくの五分ですが、おそらくは「さすがに富山なんかには負けないだろ」という評価ではないでしょうか。
ならばこそ。それを覆してみせてほしいです。
格上、長い歴史の名門が相手。しかし、カターレの短い歴史のなかに、「ヴェルディ相手にJ初勝利」と刻むべく、臆することなく戦ってほしいところです。

勝たれ!!富山!!
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ホーム開幕戦を飾れず・・・   愛媛戦

2009-03-16 00:44:10 | カターレ富山
1-2で敗戦。

いや、もちろん敗戦もくやしいけれど、せっかくいい天気になったのに、観客が去年の開幕戦の1万人はおろか、約半分の5214人にとどまったことがショック。
そりゃ、去年あった「J昇格」という明確な目標もないし、チケット料金も高くなったりと、ある意味マイナス要因もあることは確か。
目立った補強をしなかったからと、「どうせ勝てないから」とか思われているとしたら・・・もったいないことです。
結果を出すことの大切さ・・・やはり、ホームゲームで勝つこと。それに尽きるでしょう。



さすがに、開始1分での失点は堪えた・・・orz
GKが橋田だったけれど、連携がうまくいっていなかった模様。2点目の飛び出しを躊躇してやられたことも含め、言っても仕方ないと知りつつも、「これが雄二だったら」と・・・。
昨年のメインスタジアム県総での唯一の敗戦時、そのGKが橋田だったというイメージの払拭ができるチャンスでもあったはずのところ、逆に悪印象が強まってしまった格好。
しかしながら、残り49試合もあるなか、雄二ひとりに任せきりとはいかない可能性もままあるわけで。そのときにはなんとかしてもらうしかない。失った信用は、プレーで返してもらうしかないのだから。
とにもかくにも、「自滅のような失点」だけは、勘弁してもらいたいです。

・・・と、個人攻撃みたいになってもいけません。勝てなかったのは、取られたあと取り返すことができなかったからでもあるのだから。
前節の福岡戦にくらべて、今回の方があきらかに連携がまずかったかと。
ボールの行方をいちいち気にしながらのプレーだったというか・・・とにかく、動きだしがにぶい。もっと予測して動けよ!と。
シュートをキーパーにはじかれたところに誰も詰めていないとか。前線でポスト役のハセにボールが渡ったのに、それをフォローできなくて、結局取られて攻撃の芽をつぶしたりだとか。
連動がうまくいきさえすれば、マコのゴールのように、ちゃんと得点できるはず。それが、まだまだ足りなかったと。

負け惜しみであることは百も承知で書きますが、愛媛は「勝てる気がしない」という相手ではありませんでした。
相手の運動量が落ちたこともあったにせよ、後半はこちらのペースで試合を進められたのですから。
うまくやれば勝てないことはなかったはずなのに、自滅気味の失点とつながらない攻撃とで、みずから厳しい試合にしてしまった感が否めません。

昨年も、開幕からしばらくは厳しい展開が続きました。
しかし、それを乗り越えられたからこそ、今季、こうしてJ2で戦えているわけです。
JFLを戦ったメンバーをレベルアップさせていく方針をとっている以上、それを言い訳にできないことは十二分に自覚しているはず。いつまでも「Jは甘くない」といっている場合ではないでしょう。
「やっぱりJFLレベルじゃ駄目だ」とか「Jリーグなめんな!」とか言われているのを、だからこそ、見返したくて仕方ないです。
実力的に及ばないチームはまだまだあります。負けるときは負けるでしょう。
しかし、まだまだ未熟だとはいえ、負けていいわけではありません。
さすがに、まさか50連敗はしないと思っています。ならば、昨年の前期11節で発現したような「覚醒」が、いつ来るのか。
待っていたって来やしません。どうにかしてつかみとっていかないと。


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ホーム開幕戦  愛媛戦

2009-03-15 10:52:58 | カターレ富山

会場到着。
前日の悪天候が嘘のような好天。
やるぞ!!
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ホーム開幕に向けて

2009-03-13 23:24:26 | カターレ富山

レプリカユニフォームへのナンバー入れ、ホーム開幕まで間に合ってひと安心。

右袖のJのエンブレム・・・去年の激闘を見てきているだけに、感慨もひとしお。やはり、重いです。

去年はユニフォームは買わず、その分はアウェー観戦費用に充て、「昇格したら買う」と決めていました。そのマニフェストが実現された格好です。

それについて決めたのはシーズンも中盤ごろ。

ちょうど昨年の今頃・・・JFL開幕前は、今のような生活になるとは、全く予想もしていませんでした・・・。
ぶっちゃけてしまうと、自分自身、そんなにサッカーが好き!というわけではありません。

・・・と、なにやらサポーターの端くれとして不適切そうな発言・・・。(^^:
とはいえ、おおむね事実であり、乱暴な言い方をすると、カターレを応援しだしたきっかけは、「たまたまタイミングがよかったから」にすぎませんでした。

日韓ワールドカップで日本中が熱狂していた頃、一応は応援しながらも、本腰を入れていない自分がいました。
「にわか」であることを気にしていたがため、と言えたかもしれません。
熱狂的に応援するのはいいよ、でも、「周りが盛り上がっているから」というだけの消極的理由なのはどうか?と。で、期間が終わったら、さーっと熱が冷めていくような、そんなことでいいのかと。
なんというか、応援するならするで、無責任にはなりたくないという思いがあったように記憶しています。
ならば、無責任ではない応援とは何か?それはつまり、応援すべき対象を決め、それをひたすら応援していくということにほかならないかと。
テレビでやっているのを観るだけ、という程度では、積極的な応援とまでは言えない―――やはり、会場に出向くくらいの気概が必要ではないかと。
Jリーグでも、浦和なんかはスタンドが真っ赤になっているじゃないか。積極的というなら、あるいはそれくらいやるべきなんじゃ?
少なくとも、周りがどうこうでなく、自分から率先して関心を持ち、応援できるくらいでないと・・・・・・。
やはり、必要なのは応援するにあたって核となる「ホームチームの存在」。しかしながら、当時、富山にプロスポーツはありませんでした。

それが、近年になって状況は一変。
バスケットボール・bjリーグに富山グラウジーズ、野球ではBCリーグの富山サンダーバーズと、県内にプロスポーツチームが立て続けに誕生。
そして昨年、Jリーグを目指す県民クラブチーム・カターレ富山が始動し、ホームスタジアムである富山県総合運動公園陸上競技場で開幕戦を迎えるというではありませんか。
ここで、「チャンス!」と思ったのが、直接のきっかけでした。

正直、サッカーについてはルールがわかる程度で、全然詳しくもないし自分でやりたいとも思わないし。ここで応援し始めても、「にわか」であることには変わりない。
しかし。それなら「チームを初年度から追っていく」ということを考えたなら、少なくともこのチームに対しては、「にわか」じゃないじゃん!
そうして、開幕戦に赴くことを決めたのが開幕の数日前。チケットホルダーやメガホンなどのグッズを買ったのは開幕前日。ファンクラブに入ったのは開幕戦のファンクラブブースでした。


そんなこんなで、たまたまタイミングがよかったから始めた応援。正直、カターレがアローズ北陸とYKK APが合併してできたチームということさえ知らない、まったくのド素人でした。
そんな素人で、「ああ、サッカー好きでもないくせに、なんか自分でもガラじゃないことやってるな」なんて自嘲しながら観戦していた開幕当初から、早いものでもう1年。
素人がアウェー戦で九州までいくくらいにまでなった経緯については、また別のお話で。



今年のホーム開幕戦まで、あとわずか。
確実に言えるのは、この1年のサポーター経験を経て、「ホームチームとしてのカターレ富山を積極的に応援したい!」という自分がいる、ということです。
試合が、待ち遠しいです。
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開幕戦 アビスパ福岡戦 観戦記 その2

2009-03-11 21:59:29 | カターレ富山
試合内容について、個人的な見解をつらつらと。
あくまで、サポーター歴がカターレと同じ2年目というシロウトの観た感想ということで了承ください。
試合前の選手紹介その他は、昨年出来たばかりだという真新しい大型ビジョンで行われるはずだったのですが、まさかの故障。
急遽、従来の掲示板での紹介になったのですが・・・百歩譲って、アナウンスと表示が食い違ったり、ヒョンスをヒュンスとか言っていたところまでは大目にみるとしても、“GK 橋田聡司”のほかに“MF 橋田聡司”がいたのは、いかがなものかとorz
思わぬ形でアウェーの洗礼(?)を受けました。


今シーズンの開幕戦。スタメンでいえば、上園を除くほぼ全員が初めてのJの舞台。やはり、大なり小なり、やりにくさというか緊張もあったと思います。
「if」を言い出したらキリがないのですが、それでもあえて言えば、前半18分の、ヒデがPKを外してしまったあの場面。
正直、見ていただけのはずの自分ですら、冷静ではありませんでした。「PK・・・そうだ、PKだ。決めないと・・・てか、入ったら先制で、得点入るんだ・・・よな?って、もう(決まることを前提とした)タオルマフラー振る準備?え?」とか、頭がごちゃごちゃになっていたのが思い出されます。
もし、もう少し違う時間帯でPKだったなら。もし、抗議などですんなりとキックに移行していなかったなら。もし、接触で傷むなどして、もう少し間があったなら・・・・・・おそらく、同じ結果にはならなかったと思います。
想像の域を出ませんが、ヒデも、完全に意識をPKを決めることに集中する前に撃ってしまったのではないでしょうか。
キッカー側に絶対的に有利なPKではありますが、外すとしたらこういうケース―――自分的には、そう解釈しています。確かに、決定的なチャンスで、それを逸しました。しかし、「そのせいで勝てなかった」とは思いません。
今後、同じようなシチュエーションでは反省を活かして確実に決めてもらう。それだけです。


試合全体を通してですが、率直な感想は「やはりJ2はレベルが違う」ということでしょうか。
前週に練習試合でヴァンフォーレ甲府を見ましたが、それはやはり練習試合。本気を出したJリーガーの個々の能力・・・速さや巧さ、ファウルのもらい方にいたるまで、理屈抜きに「格上だ」と思わざるをえませんでした。
しかし、それはあくまで、「個々の能力が上」ということ。
サッカーは11人のフィールドプレイヤーが連動して戦うスポーツ。個で及ばないなら組織力。その組織力が、昨年の激闘をくぐりぬけた実績、そして自信となって、力の差を縮めた。そんな試合でした。
攻撃のキーマンである朝日は、さすがに警戒されていたのでしょう、思ったより活躍できなかったような印象です。それでも、それを補って縦横無尽に走り回ったのが、攻撃的MFの相方、ヒョンス。さらに、中盤を固めてフォローに奮闘した長山の働きは見事でした。イエローをもらってしまったのが残念でしたが、それを差し引いても活躍は評価されるべきかと。
大型補強をおこなわず、ほぼJFLを戦った去年のまま・・・そこをデメリットととらえ、ぶっちぎりの最下位予想をされてきたカターレ。しかし、逆にメリットと考えれば、それはすでにチームがまとまっているということ。それだけでなく、新加入の足助がうまく溶け込んでいたことを考えると、全体としてチームがまとまりきれていなかった福岡より、たとえ個の能力は劣ろうともチームとしての完成度は上回っていた気がします。

外したPK以外にもチャンスはありながら、それを活かしきれなくて無得点と、攻撃面には課題も。
守備では対抗するだけのある程度の自信を得ただけに、攻撃陣の奮起によって初勝利もみえてくるのではないでしょうか。今回も相手を上回るシュートを放てていたし、あとはいかに精度を高めるか、でしょうか。
奮起に期待です。

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