行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第40節  京都サンガF.C.戦

2014-11-08 20:12:41 | カターレ富山
2012年より実施されている、J2の降格制度。
その初年度に最下位だった町田でしたが、最終節まで確定していませんでした。加えて、シーズン終了後にも公式戦として天皇杯の試合を控えていました。
昨年の最下位であった鳥取は最終節までに確定したものの、入れ替え戦に臨むモチベーションを高めながらのシーズン終了でした。
そして、今年。
最下位・J3降格が確定したカターレ富山が、残り3試合、J2史上初となる「消化試合」に臨むこととなります。
ただ単に勝敗数・得失点の数字がちょろっと変わるだけで、本質的な部分はなにも変わらない。どのような結果になったとしても、それが戦績に影響する部分は、もうありません。
「それでも、来年を見据えて」という意見も無くはないでしょうが・・・それも、あやしいところ。
今週、安間監督の今シーズン限りでの退任が発表されました。後任が誰になるのかはともかくとして、もうこれまでと同じにならないことは確定した、というところかと。
それでなくとも、現行メンバーの大量離脱は不可避ではないかと。
その意味で、来年につながる戦いを、と求めるのもどうかと。
正直言って、モチベーションの高め方が難しいと言わざるを得ないところがあります。

けれど。

やるべきことは、変わらないはずです。たとえ、それが今後につながらなくても。
思えばつらいことばかりだった今シーズン。
けれど、それを「なかったことに」など出来ないのだから。
その上でなにが出来るかと言えば・・・やはり、勝つことでしょう。
遅ればせながらも・・・というより、もはや手遅れではありますが、それでも。
今季初の連勝を目指して、持てる力を十二分に発揮して臨まねばならない試合であると言えましょう。


今節対戦するのは、プレーオフ圏内へ勝ち点5差としている9位・京都。
残り1枠となった昇格を果たすため、過去2度のプレーオフ敗退の苦い思い出を払拭するためにも、確実に勝ち点3を積み重ねるべく待ち構えていることかと。
前節の岡山戦は敗色濃厚であった試合終了間際に大黒が立て続けに2ゴールを挙げ、劇的な逆転勝ち。その勢いをかって、ホームでファン・サポーターの期待に応えてプレーオフ進出への決意表明としての勝利をねらっていることでしょう。
それに挑む、カターレ。
もはや最下位で終戦してしまったチームが「鴨が葱を背負ってきた」ということに・・・なんて、させてたまるか!
むしろ、確定してしまったからこそ、勝って意地を見せねばならないところ。
前節の勝利によって栃木のプレーオフ進出の夢を絶ったかたちのカターレ。自分たちの降格決定でそれどころではありませんでしたが。
それじゃ、今節も勝って、京都の夢も砕いちゃいますか?ってなところで。
シーズン終盤での西京極における京都戦と言えば。
2012年の第38節。レンタル移籍していた守田が恩返しとなる無失点でしのぎ、西川の決勝ゴールで見事に勝利を挙げた試合が思い出されます。
京都側にしてみれば、もしあのとき富山に勝っていたならば、2位で自動昇格できていたかもしれなかったところ。そこに待ったをかけたのでした。
今節も、その再現をねらっていこうじゃないかと。

前回対戦はシーズン開幕から間もない第4節。せっかくの苔口の先制ゴールも報われず、大黒にPKで移籍後初ゴールを許し、バヤリッツァに逆転ゴールを許して敗れてしまい、ホーム開幕戦から2試合連続の逆転負けを喫したのでした。
もしあのとききちんと勝利を挙げられていたなら、今シーズンの降格もなかったかもしれない・・・なんて考えても、もはや詮無いことではありますが。
そのときにゴールを挙げた大黒はそれ以来、前述の前節逆転ゴールを含め、得点ランク単独トップの25得点。
対して、カターレ富山の総得点が26。大黒ひとりに負けそうじゃないかと。
今節の結果如何では、それこそひとりに負けてしまうのであって。
そんなこと、させてたまるかよ、と。
むしろ、2試合連続零封勝ちをねらっていくくらいに、徹底しなければ。

期待したいのは、前。
前節、決勝ゴールを挙げて勝利の立役者となったにもかかわらず、報われませんでした。
降格が決定してしまいましたが・・・いや、だからこそ。2試合連続ゴールを挙げて、「ただでは終わらん!」という意志を結果で示す急先鋒となってほしいと思います。
昨年の白崎がそうであったように。シーズン終盤に躍動する背番号39の勇姿を、ファン・サポーターの目に焼き付けさせねば。
それと。
今年の成績が芳しくないとはいえ、「白崎をあきらめない」
期限付き移籍の契約上、今節は宮吉が出場できません。おそらく、白崎のスタメン起用が濃厚かと。
今シーズンを通してカターレの主力として出場してきたものの、なかなか結果を残せず。降格に関しても、人一倍責任を感じているやもしれません。
ならば。
だったら、今、なにができるのかと考えたならば。
遅すぎた、などとは言うまい。だから・・・今からでもいい。期待に、応えてほしい。
カターレに白崎がいて良かった、と、笑顔で認めさせてほしい。そう願います。

これまで、西京極での試合は負けたことのないカターレ。ならば、今節もまたそのジンクスを継続するのみ。
最下位が、降格が確定してしまったことは、事実。
けれど。
だからといって、負けて良いわけではないし、勝ってはいけないわけでもない。
だったら、やるべきことはひとつ。勝つしかないじゃないか。
確かに、勝っても得られるもののない消化試合かもしません。
それでも。
カターレ富山というクラブの輝きまでが残らず失われてしまったかといえば、さにあらず。
だったら、もういちど輝け!勝って、輝きを見せろ!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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笑顔なき勝利。4ヶ月ぶりとなるホーム戦白星もむなし、降格決定  栃木SC戦

2014-11-03 19:12:57 | カターレ富山
1-0で勝利。
残り4試合で4連勝をするしか残留への道はなく、逆境をはね除けて絶対に勝たねばならなかった試合。
逆境をはね除けて、という意味においては、試合展開からしてそうでした。相手のペースにも粘り強く耐え、なかなかチャンスが作れない中にあっても辛抱強く狙い続けました。
なかでも、PKの大ピンチを久々のスタメン出場となった飯田がビッグセーブ。スタジアムが大いに沸きました。
そして、ホーム戦初得点となる前のゴールが決勝点となり、実におよそ4ヶ月ぶりとなるホーム戦白星。
絶対に勝たねばならない試合を制したカターレ。勝利を信じて応援してきたファン・サポーターとともに勝利を分かち合い、歓喜に包まれる―――

・・・はずでした。

残留へのもうひとつの条件であった「讃岐の4戦全敗」が成立しなかった時点でアウト―――1時間早く始まった讃岐戦の結果がハーフタイムには出ていて、勝敗如何に関わらず、降格が決定してしまっていたのでした。
試合に集中するために、その結果を知ることなく全力でプレー、ついには勝利をもぎ取った選手たちでしたが・・・待っていたのは、非情な現実。
後悔先に立たず、とは言います。身から出た錆で、これまでの結果の積み重ねが招いてしまった事態であるということは、頭ではわかっているでしょう。
それでも。
やはり、やりきれない。
同じ降格決定試合となるなら、負けた方がまだましだった・・・なんてことは言いたくはないですが。
なにも、今季5勝目を挙げてやるべき事を成し遂げた、その勝利までを否定しなくたっていいじゃないかと。4ヶ月ぶりとなるホーム戦勝利までを否定しなくたっていいじゃないかと。
試合後に挨拶に回ってきた選手・監督・スタッフたちの表情は、「いつもどおり」の沈痛なものでした。
勝利を挙げたにもかかわらず。
ホーム戦勝利というささやかな願いさえも否定される―――弱かったのが悪いというだけなら、なにもこんなかたちでなくたっていいのに。前節の時点ですでに決定の可能性はあったし、今節にしたところで負けての降格だってあり得た。
なぜ、降格という最悪の結果を勝利否定という最悪なかたちで思い知らされねばならないのか。


本当に、運命の神様というやつは意地悪というか悪辣というか。
ここ最近、富山のスポーツに関してだけ見てもいろいろとありました。
BCリーグの富山サンダーバーズ。
6年ぶりの制覇を目指して臨んだ石川との地区優勝決定シリーズでは、負けが先行、ついには王手をかけられてしまう危機に。
そこで踏ん張ってタイに持ち込み、逆王手!そして運命の最終戦!
・・・だったのに。
0-0の状態で5回降雨コールドゲーム。試合としては引き分けながらも、規定によりレギュラーシーズン成績上位の石川に優勝をさらわれてしまったのでした。
「あーあ、残念www9回までやってたら勝っていたかもしれないのにねwww」
そんな意地の悪い笑い声が聞こえてきそうです。
全国高校サッカー選手権前回大会全国制覇・富山第一高校。
県大会準決勝で水橋高校と対戦、2-0のリードを追いつかれ、延長戦の末に逆転負けで敗退。連覇の夢が絶たれました。
「全国制覇した決勝戦と真逆の展開で負けるとかwwwインターハイに続いて今回も、日本一になった高校が県大会の決勝にすら進出できずに敗退って、ねぇどんな気持ち?どんな気持ち?www」
そんな意地の悪い笑い声が聞こえてきそうです。
そして、今回のカターレ。
「せっかく4ヶ月ぶりにホームで勝ったんだろ?喜べばいいじゃんwwwほれ、浮かれてみせろよwww」
「メディアの皆さんに注目してもらえて良かったねーwwwその方々にも、わざわざアウェイに行かなくて済んだって喜ばれてるだろうよwww」
「まぁ、せっかく取材してもらえても、全国的には松本の昇格決定の見出しがドカーンと大きく扱われて、降格の富山なんてのは微々たるものだろうけれどねwwwラッキーじゃん、恥をさらさずに済んでwww」
といったところでしょうか。
・・・そういった悪辣さを感じてしまうのは、心が弱っているということなのでしょうかね。
神様が平等でないなんてことは今になって知ったことでも何でもないですが、それでも。
弱者の思いを嘲るばかりか、踏みにじるまでするのが神様なのかなぁ、なんて。


正直なところ、まだ、降格の現実をすべて受け入れられたわけではありません。
来季J3と、頭ではわかっていても、実感が伴っていません。
なんというか・・・まだ、「おわりのはじまり」でしかないのでしょう。

それでも。
まだ、今シーズンは終わっていません。
残り3試合。
たとえ残留が果たせずとも。勝利を目指していく覚悟に変わりはない。
勝って4連勝フィニッシュを。
すでに決定事項となってしまった事実に対して悲嘆に暮れるのは、それからでも遅くはありません。
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第39節  栃木SC戦

2014-11-01 10:02:33 | カターレ富山
今季ラスト4試合で4連勝―――ほかに讃岐が4連敗しなければならないという条件もありますが、カターレ富山が生き残りをかけてやらねばならないのは、それだけです。
ひとつでも勝てなければ、すべてが終わり。
ここまでたったの4勝のクラブが、同じだけ勝たねばならない。しかも連勝で。いままで3連勝までしかしたことのないクラブが。
もし4連勝出来たとしても、その間に讃岐がひとつでも勝ち点を積み上げたら即終了。讃岐とて、まだ自動残留の可能性が残されている以上、必死に勝ちにいくことは必定。また、たとえ20位になれなかったとしても、単に自動降格を避けたいというだけならば、死にものぐるいで守りきってスコアレスドローにでも持ち込めばそれで事足ります。4連敗さえしなければいいのであって、4連勝のそれとくらべては格段にハードルが低い。よしんば4連敗してしまったとしても。富山が勝手に自滅する可能性が高い以上、気にする必要など無い、といったところでしょうか。

そして迎える、今節のホームゲーム。栃木SCを迎え、勝つしかない戦いに臨みます。
できるかどうか、じゃない。やるしかないんだ。
勝つしかないなら、それを成し遂げるのみ。まずは、4連勝につながる初戦を勝たねばなりません。勝利以外の結果では、即終了なのだから。
14時開始の今節。最悪のシナリオとして、13時開始の讃岐戦の結果がハーフタイムに出ることによって、試合終了を待たずして降格が決定、たとえ勝っても残留へは何の意味もなくなる、という可能性もあります。
けれど。
なによりも避けねばならないのが、プレッシャーに押しつぶされて力を十全に発揮できなくなってしまうこと。勝つことが義務づけられている対戦にあって、100%、あるいはそれ以上の力を出し切らねばならないのに、それが出来ないなどは論外です。
もちろん、簡単なことではない―――いや、難しいどころじゃない、困難極まるミッションではありましょう。
ですが、それでもやらねばならないのです。
勝たねば、道は続きません。
今季ホームゲームは、今節と最終戦の2試合のみ。最終戦セレモニーなどを考慮に入れると、いつもどおりのかたちで勝って試合後にホームのファン・サポーターと喜びを分かち合う機会は、今シーズンこれが最後。
いつもどおり、か。
6月28日以来、実に4ヶ月以上もホームで勝利を挙げられていません。
宮吉ら途中加入選手たちは、いまだ、カターレ富山流のホームゲーム祝勝ムードというものを知りません。
ならばこそ。
ここで勝たずしてなんとするか。せっかく縁あってカターレ富山というクラブに集った仲間。応援するファン・サポーターは、勝利を観に来ているのです。負けること、勝てないことがいつも通りなど・・・断じて、これで良いわけがないのです。だったら、勝利を祝せずしてどうするか!
一戦必勝―――言葉の重みを感じます。しかし、それでも、やり遂げねばならないのだから。

栃木との前回対戦は第21節。前半戦最後の試合でした。
久しぶりに勝利を挙げたホーム長崎戦のあとを受け、連勝を狙った試合でしたが、1-2で敗戦。
廣瀬 浩二に41分、近藤 祐介に53分と、それぞれ栃木の顔と言える選手によって失点。しかも前半終了間際、後半開始直後という、今季の課題であった嫌な時間帯で失点してしまう悪癖をまた露呈してしまうかたちで。ウチケンの移籍後初ゴールで一矢報いたものの、結果は覆せませんでした。連勝から浮上のきっかけとすることができず、またしてもリーグ戦連続勝ち無しへと陥ってしまうこととなってしまったのでした。
上記ふたりに加え、今節の対戦でもここまで8得点のFW大久保 哲哉にも警戒しなければならないでしょう。前節の福岡戦はオウンゴールで先制される嫌な展開ながら、彼の得点によって同点としています。前所属の横浜FC時代からもやられてきた相手だけに、しっかりと押さえ込まねば。

カターレで期待したいのは宮吉。
前節の松本戦は強風を意識しながらの対戦となりましたが、後方からのロングボールをしっかり受ける処理の上手さなど、随所にセンスを発揮。後半まで献身的に走り回る姿など、本当に敬服させられました。
今や、攻撃陣の中核として無くてはならない選手。ここまで挙げた2ゴールはいずれもホームゲームでのものでしたが、だったら3ゴール目もホームで挙げてくれ!と。
そして、3度目の正直。今度こそ挙げたゴールが勝利に結びつき、その立役者としてヒーローになってほしい。そう、切に願います。
途中加入選手たちの中にあっても、一際ファン・サポーターの期待の大きい選手。そんな彼の活躍によって、ホームの期待を具現化し、4連勝の口火を切ってほしいです。

途中加入と言えば。
栃木には、今季途中で移籍していった西川が在籍しています。期限付き移籍の契約上、今節の試合には出場できませんが、それでも。彼からもたらされた情報によって、他クラブのそれにも増して富山対策にも力が入っていることでしょう。
それでなくとも、2009年に同期としてJ2に昇格して以降、ホーム栃木戦は全敗中。相性が悪いなんてもんじゃありません。ほかにもホーム戦未勝利のクラブはありますが、5戦全敗なんてのは栃木だけ。
ですが。
どうせ、絶対に勝たねばならない試合なのだから、これまでがどうかは関係ないのであって。
どうしても気になるというのならば、その全敗はすべて元監督である松田 浩氏の率いた栃木との対戦でのもの。現在の阪倉監督にホームで負けたわけではない、と。それくらいに考えておけばいい。
不可能を可能にしなければ、これまで成し遂げられたことのない4連勝ができないのならば。だったら、これまで全敗のホーム栃木戦を勝つことなんて、当然やるべきことであって。
むしろ、ピンチはチャンス。
そうやって1つ難題を乗り越えられたならば、必ずや4連勝へ向けて良い流れというものができるはず。
だったら、やるしかない。
やらねばならない理由しかみつからない。

残り4戦、厳しいどころではない状況だけれども。
だからこそ、勝つ!!
今節で終了になどさせない!させてたまるか!
勝って、未来をつなげる!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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