前節にあたる第20節が行われたのが8月7日、そこから1カ月余りを経て再開されることとなるJ3リーグ。
その間、もとより他クラブと条件が同一でないU23クラブは除くとして、そのほかの13クラブの状況はそれぞれ。天皇杯に出場できなかったクラブ、出場して敗退したクラブ、勝ち残っているクラブ。大分、長野、盛岡がJ1クラブ撃破を成し遂げ、3回戦に進出したり。
首位の栃木が県大会準決勝で敗退、公式戦がまるまる1か月間なかったものの、そのブランクを新加入選手のフィットに充て、土曜開催となった今節はセレッソ大阪U23に快勝。首位を堅持し、追うクラブにプレッシャーをかけることに。
同じく土曜開催であった秋田が勝利し、暫定4位。ますますもって負けられない状況に。
さまざまなチーム事情をかかえながらの再開、ホームで藤枝MYFCを迎え撃ちます。
藤枝は静岡県代表決定戦でJFLのHonda FCに敗れ、天皇杯出場ならず。3週間ぶりの公式戦となります。
各クラブがいろいろな状況のなか迎える今節にあって、ある意味、いちばん好条件と言えるのがカターレであるという見方もできます。
延期されていた第5節、県選手権決勝、天皇杯1、2回戦。いつものリーグ戦と変わらない週イチペースで公式戦を戦ってきたクラブは他にありません。
その中で、4得点を挙げて快勝した試合あり、追われる立場で苦しんだ試合あり、力の差を見せつけられてしまった試合あり。
トータルで見たときには必ずしも納得のいく試合ではなかったものの。それでも、それは実際に試合を経験したからこそ、というものであって。
決して無為に過ごしてきたわけではない。それを、この再開されるリーグ戦で証明しなくては。
藤枝との前回対戦は前半戦最後の試合となった第15節。4連勝をかけた試合であったものの2-1で敗れ、同カード初勝利を献上。相手の好調さと自分たちの至らなさががっちりとかみ合ってしまった敗戦でした。
そこから調子を上げた藤枝は、その試合を含む最近6試合で14得点。4勝2敗と結果を残しています。3週ぶりというブランクのある今節ですが、その好調さをキープすべく挑みかかってくるはず。
一方の、カターレ。
鳥取戦では4得点を挙げたものの、それは相手の守備がゆるかったという部分もあり。格下のアマチュアを相手にチャンスを作りながらも1点を挙げるのがやっと、格上の鹿島には当然のように無得点に抑えられ。
公式戦を続けてこなしてきたことで緊張感が切れずに済んだ、というメリットはあるにせよ。かんばしい結果を残せてこなかった、という意味合いにおいては、正直言って不安は少なくないです。
しかし、ものは考えよう。
直前の試合が、完敗した鹿島戦。これをしっかりと糧にすることが出来ていたならば、きっとこの再開されるリーグ戦にもつながるはず。
格上の、1stステージ王者である鹿島に敗れたことを、どう捉えるか。
これが大学やアマチュアクラブであれば、良い経験が出来た、いい思い出だ、で済ませてもいいでしょう。
しかし、末端とはいえプロクラブとしての矜持があるならば。
至らなかった自分たちに悔しさを感じるならば。
鹿島は、今でなくてもいずれ乗り越えなければならない相手。そのために、今できることをやるだけ。
その、今できることとはすなわち、昇格争いを勝ち抜いてJ2復帰を成し遂げること。それだけです。
リーグ戦残り10試合を懸命に戦い抜くこと。
そのために、今節の試合で勝利すること。
一足飛びに成し遂げられないなら、地に足をつけて進まねばならない―――その意義を再確認できたことは、鹿島戦の敗戦は単なる負け試合のひとつで終わらせてはならない、戒めでもあります。
期待したいのは、苔口、中西、萱沼らのFW陣。
得点を挙げることの難しさを、いろんな意味で知ったリーグ戦中断期間。あらためて、自分たちの仕事がチームにもたらす影響というものを思い知ったことかと。
それでなくとも、相手は攻撃に手ごたえをつかんでいる藤枝。首尾よく先制点を奪ったならば、自信を胸に勝利に向けて一心不乱に邁進することでしょう。
無失点に抑えることも言うまでもなく大事ですが。
勝利には、得点が必要不可欠であるというあたりまえの事実を、しかと結果でもって証明しなければ。
1点や2点では不足。3点でも4点でも挙げるという気概をもって、相手を意気消沈させるくらいの強さを見せるべき。
ちょうど鹿島にしてやられてしまったように、良い時間帯に着実に加点して盤石の試合展開というながれを、今度はカターレが成し遂げるべき。
そのために、まず得点。
格下相手に勝ってあたりまえという雰囲気のなか、なかなか得点できなかった県代表決定戦と1回戦。
それとは違う意味で・・・今度は、昇格を目指すのであれば勝ってあたりまえ、というプレッシャーのなかで戦わねばなりません。
だからこその、得点。
それでなくとも、相手側にペースを握られて敗れた前回対戦の失敗を、繰り返すわけにはいかないのだから。
得点を挙げねば勝てないという“常識”を、いまいちど、結果をもって再確認せねばならないと思います。
残り10試合。自力優勝が不可能な状態で、勝ち続けながら上位が“やらかす”のを待つ展開。
勝ち続けるのが最低条件で、自分たちがやらかしてしまうと、もはやアウト。
条件は、厳しいです。
それでも。
長らく暫定順位で勝っていることを前提に話をすすめてきましたが、今節からは暫定でなくそのままの順位。
勝ち続ける限りは4位以下にはならず、栃木、大分との直接対決で差を縮める機会も、もちろんある。
だからこそ。
まずは、今節の藤枝戦で前回対戦のリベンジを果たし。
上位を、優勝に向けてまだまだこれからだ、という気概を、結果でもって示さねば。
「勝つつもり」ではなく、「勝つ」。それを、「勝った」に。
勝たれ!!!富山!!!!!
その間、もとより他クラブと条件が同一でないU23クラブは除くとして、そのほかの13クラブの状況はそれぞれ。天皇杯に出場できなかったクラブ、出場して敗退したクラブ、勝ち残っているクラブ。大分、長野、盛岡がJ1クラブ撃破を成し遂げ、3回戦に進出したり。
首位の栃木が県大会準決勝で敗退、公式戦がまるまる1か月間なかったものの、そのブランクを新加入選手のフィットに充て、土曜開催となった今節はセレッソ大阪U23に快勝。首位を堅持し、追うクラブにプレッシャーをかけることに。
同じく土曜開催であった秋田が勝利し、暫定4位。ますますもって負けられない状況に。
さまざまなチーム事情をかかえながらの再開、ホームで藤枝MYFCを迎え撃ちます。
藤枝は静岡県代表決定戦でJFLのHonda FCに敗れ、天皇杯出場ならず。3週間ぶりの公式戦となります。
各クラブがいろいろな状況のなか迎える今節にあって、ある意味、いちばん好条件と言えるのがカターレであるという見方もできます。
延期されていた第5節、県選手権決勝、天皇杯1、2回戦。いつものリーグ戦と変わらない週イチペースで公式戦を戦ってきたクラブは他にありません。
その中で、4得点を挙げて快勝した試合あり、追われる立場で苦しんだ試合あり、力の差を見せつけられてしまった試合あり。
トータルで見たときには必ずしも納得のいく試合ではなかったものの。それでも、それは実際に試合を経験したからこそ、というものであって。
決して無為に過ごしてきたわけではない。それを、この再開されるリーグ戦で証明しなくては。
藤枝との前回対戦は前半戦最後の試合となった第15節。4連勝をかけた試合であったものの2-1で敗れ、同カード初勝利を献上。相手の好調さと自分たちの至らなさががっちりとかみ合ってしまった敗戦でした。
そこから調子を上げた藤枝は、その試合を含む最近6試合で14得点。4勝2敗と結果を残しています。3週ぶりというブランクのある今節ですが、その好調さをキープすべく挑みかかってくるはず。
一方の、カターレ。
鳥取戦では4得点を挙げたものの、それは相手の守備がゆるかったという部分もあり。格下のアマチュアを相手にチャンスを作りながらも1点を挙げるのがやっと、格上の鹿島には当然のように無得点に抑えられ。
公式戦を続けてこなしてきたことで緊張感が切れずに済んだ、というメリットはあるにせよ。かんばしい結果を残せてこなかった、という意味合いにおいては、正直言って不安は少なくないです。
しかし、ものは考えよう。
直前の試合が、完敗した鹿島戦。これをしっかりと糧にすることが出来ていたならば、きっとこの再開されるリーグ戦にもつながるはず。
格上の、1stステージ王者である鹿島に敗れたことを、どう捉えるか。
これが大学やアマチュアクラブであれば、良い経験が出来た、いい思い出だ、で済ませてもいいでしょう。
しかし、末端とはいえプロクラブとしての矜持があるならば。
至らなかった自分たちに悔しさを感じるならば。
鹿島は、今でなくてもいずれ乗り越えなければならない相手。そのために、今できることをやるだけ。
その、今できることとはすなわち、昇格争いを勝ち抜いてJ2復帰を成し遂げること。それだけです。
リーグ戦残り10試合を懸命に戦い抜くこと。
そのために、今節の試合で勝利すること。
一足飛びに成し遂げられないなら、地に足をつけて進まねばならない―――その意義を再確認できたことは、鹿島戦の敗戦は単なる負け試合のひとつで終わらせてはならない、戒めでもあります。
期待したいのは、苔口、中西、萱沼らのFW陣。
得点を挙げることの難しさを、いろんな意味で知ったリーグ戦中断期間。あらためて、自分たちの仕事がチームにもたらす影響というものを思い知ったことかと。
それでなくとも、相手は攻撃に手ごたえをつかんでいる藤枝。首尾よく先制点を奪ったならば、自信を胸に勝利に向けて一心不乱に邁進することでしょう。
無失点に抑えることも言うまでもなく大事ですが。
勝利には、得点が必要不可欠であるというあたりまえの事実を、しかと結果でもって証明しなければ。
1点や2点では不足。3点でも4点でも挙げるという気概をもって、相手を意気消沈させるくらいの強さを見せるべき。
ちょうど鹿島にしてやられてしまったように、良い時間帯に着実に加点して盤石の試合展開というながれを、今度はカターレが成し遂げるべき。
そのために、まず得点。
格下相手に勝ってあたりまえという雰囲気のなか、なかなか得点できなかった県代表決定戦と1回戦。
それとは違う意味で・・・今度は、昇格を目指すのであれば勝ってあたりまえ、というプレッシャーのなかで戦わねばなりません。
だからこその、得点。
それでなくとも、相手側にペースを握られて敗れた前回対戦の失敗を、繰り返すわけにはいかないのだから。
得点を挙げねば勝てないという“常識”を、いまいちど、結果をもって再確認せねばならないと思います。
残り10試合。自力優勝が不可能な状態で、勝ち続けながら上位が“やらかす”のを待つ展開。
勝ち続けるのが最低条件で、自分たちがやらかしてしまうと、もはやアウト。
条件は、厳しいです。
それでも。
長らく暫定順位で勝っていることを前提に話をすすめてきましたが、今節からは暫定でなくそのままの順位。
勝ち続ける限りは4位以下にはならず、栃木、大分との直接対決で差を縮める機会も、もちろんある。
だからこそ。
まずは、今節の藤枝戦で前回対戦のリベンジを果たし。
上位を、優勝に向けてまだまだこれからだ、という気概を、結果でもって示さねば。
「勝つつもり」ではなく、「勝つ」。それを、「勝った」に。
勝たれ!!!富山!!!!!