行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第21節  藤枝MYFC戦

2016-09-11 06:10:04 | カターレ富山
前節にあたる第20節が行われたのが8月7日、そこから1カ月余りを経て再開されることとなるJ3リーグ。
その間、もとより他クラブと条件が同一でないU23クラブは除くとして、そのほかの13クラブの状況はそれぞれ。天皇杯に出場できなかったクラブ、出場して敗退したクラブ、勝ち残っているクラブ。大分、長野、盛岡がJ1クラブ撃破を成し遂げ、3回戦に進出したり。
首位の栃木が県大会準決勝で敗退、公式戦がまるまる1か月間なかったものの、そのブランクを新加入選手のフィットに充て、土曜開催となった今節はセレッソ大阪U23に快勝。首位を堅持し、追うクラブにプレッシャーをかけることに。
同じく土曜開催であった秋田が勝利し、暫定4位。ますますもって負けられない状況に。
さまざまなチーム事情をかかえながらの再開、ホームで藤枝MYFCを迎え撃ちます。

藤枝は静岡県代表決定戦でJFLのHonda FCに敗れ、天皇杯出場ならず。3週間ぶりの公式戦となります。
各クラブがいろいろな状況のなか迎える今節にあって、ある意味、いちばん好条件と言えるのがカターレであるという見方もできます。
延期されていた第5節、県選手権決勝、天皇杯1、2回戦。いつものリーグ戦と変わらない週イチペースで公式戦を戦ってきたクラブは他にありません。
その中で、4得点を挙げて快勝した試合あり、追われる立場で苦しんだ試合あり、力の差を見せつけられてしまった試合あり。
トータルで見たときには必ずしも納得のいく試合ではなかったものの。それでも、それは実際に試合を経験したからこそ、というものであって。
決して無為に過ごしてきたわけではない。それを、この再開されるリーグ戦で証明しなくては。

藤枝との前回対戦は前半戦最後の試合となった第15節。4連勝をかけた試合であったものの2-1で敗れ、同カード初勝利を献上。相手の好調さと自分たちの至らなさががっちりとかみ合ってしまった敗戦でした。
そこから調子を上げた藤枝は、その試合を含む最近6試合で14得点。4勝2敗と結果を残しています。3週ぶりというブランクのある今節ですが、その好調さをキープすべく挑みかかってくるはず。
一方の、カターレ。
鳥取戦では4得点を挙げたものの、それは相手の守備がゆるかったという部分もあり。格下のアマチュアを相手にチャンスを作りながらも1点を挙げるのがやっと、格上の鹿島には当然のように無得点に抑えられ。
公式戦を続けてこなしてきたことで緊張感が切れずに済んだ、というメリットはあるにせよ。かんばしい結果を残せてこなかった、という意味合いにおいては、正直言って不安は少なくないです。
しかし、ものは考えよう。
直前の試合が、完敗した鹿島戦。これをしっかりと糧にすることが出来ていたならば、きっとこの再開されるリーグ戦にもつながるはず。
格上の、1stステージ王者である鹿島に敗れたことを、どう捉えるか。
これが大学やアマチュアクラブであれば、良い経験が出来た、いい思い出だ、で済ませてもいいでしょう。
しかし、末端とはいえプロクラブとしての矜持があるならば。
至らなかった自分たちに悔しさを感じるならば。
鹿島は、今でなくてもいずれ乗り越えなければならない相手。そのために、今できることをやるだけ。
その、今できることとはすなわち、昇格争いを勝ち抜いてJ2復帰を成し遂げること。それだけです。
リーグ戦残り10試合を懸命に戦い抜くこと。
そのために、今節の試合で勝利すること。
一足飛びに成し遂げられないなら、地に足をつけて進まねばならない―――その意義を再確認できたことは、鹿島戦の敗戦は単なる負け試合のひとつで終わらせてはならない、戒めでもあります。

期待したいのは、苔口、中西、萱沼らのFW陣。
得点を挙げることの難しさを、いろんな意味で知ったリーグ戦中断期間。あらためて、自分たちの仕事がチームにもたらす影響というものを思い知ったことかと。
それでなくとも、相手は攻撃に手ごたえをつかんでいる藤枝。首尾よく先制点を奪ったならば、自信を胸に勝利に向けて一心不乱に邁進することでしょう。
無失点に抑えることも言うまでもなく大事ですが。
勝利には、得点が必要不可欠であるというあたりまえの事実を、しかと結果でもって証明しなければ。
1点や2点では不足。3点でも4点でも挙げるという気概をもって、相手を意気消沈させるくらいの強さを見せるべき。
ちょうど鹿島にしてやられてしまったように、良い時間帯に着実に加点して盤石の試合展開というながれを、今度はカターレが成し遂げるべき。
そのために、まず得点。
格下相手に勝ってあたりまえという雰囲気のなか、なかなか得点できなかった県代表決定戦と1回戦。
それとは違う意味で・・・今度は、昇格を目指すのであれば勝ってあたりまえ、というプレッシャーのなかで戦わねばなりません。
だからこその、得点。
それでなくとも、相手側にペースを握られて敗れた前回対戦の失敗を、繰り返すわけにはいかないのだから。
得点を挙げねば勝てないという“常識”を、いまいちど、結果をもって再確認せねばならないと思います。

残り10試合。自力優勝が不可能な状態で、勝ち続けながら上位が“やらかす”のを待つ展開。
勝ち続けるのが最低条件で、自分たちがやらかしてしまうと、もはやアウト。
条件は、厳しいです。
それでも。
長らく暫定順位で勝っていることを前提に話をすすめてきましたが、今節からは暫定でなくそのままの順位。
勝ち続ける限りは4位以下にはならず、栃木、大分との直接対決で差を縮める機会も、もちろんある。
だからこそ。
まずは、今節の藤枝戦で前回対戦のリベンジを果たし。
上位を、優勝に向けてまだまだこれからだ、という気概を、結果でもって示さねば。

「勝つつもり」ではなく、「勝つ」。それを、「勝った」に。

勝たれ!!!富山!!!!!
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実力差を見せつけられた完敗。ジャイアントキリング叶わず天皇杯敗退  鹿島アントラーズ戦

2016-09-04 22:44:20 | カターレ富山
0-3で敗戦。
波乱は、ありませんでした。
片やJ1の1stステージ王者、片やJ3で優勝を狙うも苦戦中というクラブ。戦わずして勝敗は明らか、という試合であったかもしれませんが、実際に結果でもって“現実”というものをまざまざと突きつけられた格好です。
これが自分たちがカターレ富山のファン・サポーターであるからいろいろと思うところがあるだけで・・・他者から見れば、あたりまえすぎてなにも特筆すべきところのない試合、となるのではないでしょうか。あるいは、当事者たる鹿島の選手たちすら、特に振り返るところのない試合として、3日ともたずに忘却の彼方やもしれません。
それほどまでに、してやられてしまった試合であり、強豪に立ち向かう挑戦者として爪痕を残すことが・・・残念ながら、叶わなかった試合。
4度目となるJ1クラブへの挑戦でしたが、またもジャイアントキリングは叶わず。
不出場という屈辱からの捲土重来を期して臨んだ今年の天皇杯でしたが、その挑戦が終わりました。

5年ぶりとなったカシマスタジアム。J3で戦っているぶんには全く縁のないJ1クラブの本拠地。やはり、特別な舞台であることを改めて認識させられました。
前週の1回戦から大幅にメンバーを入れ替えて臨んだこの試合。敬介、西川といったこれまであまりスタメン出場してこなかった選手を抜擢。カターレ2試合目となる大島、衛藤と西室がスタメン復帰。
リーグ戦を戦ってきた中での“鉄板”メンバーではなかったものの、だからと言って、「どうせ負けるんだから」などと勝つことを諦めた“捨て試合”にするつもりなどなかったようで。それが、選手たちそれぞれの動きにも見て取れました。
中でも、誰よりも強い決意をもって試合に臨んでいたのが西室だったのではないでしょうか。
鹿島ユース出身で、高3のときにはキャプテンも務めていた彼にとって、憧れであったトップチームとの公式戦。この日も出場していた元日本代表・小笠原 満男選手には、ユース時代にも様々な影響をうけていたようで。
大卒ルーキーでありプロとしては若輩であるものの、それでもカターレ富山というチームを担う選手のひとりであることに変わりはないわけで。その誇りを胸に、サイドを精力的に走り回って敢然と立ち向かっていく姿が印象的でした。
大卒ルーキーといえば、脇本が、いつもは窪田や衛藤が担うアンカーに抜擢。判断力、プレー精度を求められるポジションで奮闘しました。
そして前めのポジションにつくこととなった衛藤ですが、裏へ抜けだすパスなど、持ち味を発揮するプレーぶりはこちらのほうが活きるのでは?と感じました。
選手・ポジションを一新したスタイルではありましたが、意思疎通に問題はなかったようで。チーム力底上げという目的意識を出した起用に応えようと、選手各人が集中していた、という印象です。

ただ。
前半の半ばくらいまでこそボールをうまくコントロール、焦って自滅ということもなくやりたい方向性を見定めたプレーぶりが出来ていたカターレでしたが・・・。
鹿島にとって、序盤は様子見だったということでしょうか。
徐々にペースをつかんだかと思うと、35分と39分に連続得点。あっという間に2点差をつけられることに。
流れるようなパスワークからの、切れ味鋭い攻め。いつも見ているところのJ3のプレーとは、まさしくレベルが段違いでした。
自分たちがいい加減なプレーをしていて、その因果応報というかたちの失点ではなく。むしろ、調子は良いほうですらあったなかでの失点。
動き出し、切り替え、パス精度、当たり負けしないバランスなどなど・・・それらのレベルが、明らかに違う。
たまにマイボールから攻めの形を構築しようにも、こちらが2タッチくらいかけている隙を見逃す鹿島ではなく。逆にスピーディーに1タッチでつながれてピンチ。いや、それ以前にパスを供給するにも視野・状況判断力がまるで違う。まるで通ることがあらかじめ確定していたかのような、淀みないパス回し。短かすぎもせず、長すぎもしない。出し手と受け手のバランスの絶妙さ。そのあたりの確実性が低いカターレの側が1歩、2歩遅れる、それを見逃さない鹿島。差は、歴然としていました。

後半も早々と追加点、3点差。
実力的には、本気を出して攻めたなら4点目、5点目と積み重ねられたのかもしれません。しかし、そのあたりは無理をせず規律を守ったパス回し。カターレに付け入る隙を与えない鹿島。
試合終盤には何度かチャンスもつくりだしてはみたものの、結局、意地を示すゴールを挙げることは叶わず。
結果、前評判どおり、鹿島の危なげない勝利で試合終了。ジャイアントキリングの達成は、またしてもなりませんでした。

実力差があって仕方なかった、などと言うのは簡単ですが・・・正直、「それでもなんとかならなかったのか」という気持ちです。
3失点も痛かったけれど、そこは問題ではないように思います。攻撃を捨てて防御に専念、ガチガチの守備を敷いたにも関わらずの3失点というなら、それは問題であったかもしれませんが。
リスク覚悟で、あくまで攻める姿勢を見せながらのプレーであったはず。得点を狙いに行っていたはず。
にもかかわらずの、無得点。勝てないまでも一矢報いるゴールが必要であったところ、それが果たせなかった。
鹿島だったから、強豪だったから、では済ませていけない問題だと思います。
県選手権決勝、天皇杯1回戦、そして今回の2回戦。
一連のリーグ戦以外の公式戦のなか、格下のクラブを相手に圧倒することが出来ず、格上クラブには歯が立たず意地を見せられなかった。
結果だけ見れば、不満もあります。
けれども、重要なのは、経験を活かすこと。最優先であるところのリーグ戦に、しっかり還元すること。
今回の敗戦にしても、しっかりと負けを悔しいと思えるかどうか。敗れた無念を引きずることは好ましくないにせよ、割り切る、切り替えるという名目のもとさっぱりと忘れてしまうのであれば、成長というものがありません。
完敗してしまった結果は覆らないけれども。
それでも、今回の対戦は普段では得難い経験であったことは変わりなし。公式戦であればこそ。緊張感をもって挑めた経験を、しかと今後につなげねばなりません。

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天皇杯2回戦  鹿島アントラーズ戦

2016-09-02 20:05:35 | カターレ富山
昨季の県選手権決勝敗退から天皇杯不出場という苦い経験。そして今年も、勝ってあたりまえというプレッシャーのなか、なかなか思うように結果を残せず、辛勝での勝ち上がり。
それでも。
それでも勝利し、天皇杯に出場するからには目指さねばならないところの格上・J1クラブとの対戦へとコマを進めることに成功したカターレ。
ならば、やるべきことはひとつ。
リーグ戦も含め、ここまで負けて失うもののプレッシャーに耐えてきたというのならば。今回は、負けても失うものはありません。逆に、相手にそのプレッシャーを与えるべく挑む試合。
遠慮は必要なし。引き分けが無く決着のつく試合であるならば、当然、目指すは勝利のみです。

2011年以来、5年ぶり2度目の対戦となる鹿島アントラーズとの公式戦。言わずと知れたJリーグ屈指の超名門クラブであり、今シーズンもその栄光の歴史に1stステージ優勝という実績を加えています。相手にとって不足は無いどころの話ではありません。格上クラブが相手というなら、鹿島が格上でなくてどこがそうなのかと。
リーグ戦制覇はもちろん、2010年以来となる天皇杯優勝も、当然ながら狙っていることでしょう。この2回戦の勝利を皮切りに、そのまま優勝したとしても「へぇ、そうなんだ」くらいに、まったく驚かれないことかと。
相手にとってみれば、J2からすら落ちこぼれてJ3へ降格、昨年などはアマチュアに負けて出場できず、今年も大学生相手にやっとの思いで出てきたくらいの、プロと呼ぶのもはばかられるくらいの雑魚クラブかもしれません。
J1クラブにとってはいつものサイクルの土曜開催となる試合ですが、リーグ戦とは別という条件を抜きにしても、観客動員数はショボいものとなるのではないかと。アマチュアや大学生が相手なら、まだ「胸を貸してやる」という気持ちでほほえましく見守ろうという気持ちも湧くやもしれませんが・・・仮にもプロでありながら、底辺のJ3で無名も無名の雑魚クラブを相手に、勝つに決まっているのにわざわざ観に行く必要もないだろう、という見方をするサポーターがいたとして、なんら不思議はありません。
それも、ある意味仕方ないのかもしれません。カターレのサポーターとして面白くないのは確かですが、言い返せるだけの実績が何もないクラブであることもまた事実なのだから。
そう、カターレに足りないのはその実績。
悪いほうには、メーターを振り切るレベルで実績を残しているのですが。
J2ワースト記録と言えば2010年北九州の年間1勝があまりにも有名ですが、同年、最多敗戦、最多失点のワースト2部門でその北九州をも下回っていたカターレ。どこがその記録を笑っても、カターレは笑えません。
2012年から降格制度ができましたが、そこからワースト記録・ぶっちぎり最下位で降格。さらには前述のようにアマチュアに負けて天皇杯出場を逃す、プロ失格の失態だとか。
その一方で、プラス方向の名だたる実績は、無し。
2009年に香川のいたセレッソ大阪に勝ったとか、2011年に“ほぼJ1”であったFC東京をホームで撃破とか、大番狂わせと言えばそのあたりでしょうか。それももう5年も前の話になりますが。
例えば、松本山雅。地域リーグ時代の天皇杯でJ1の浦和を破って驚かせてみせたりとか。2011年のJFL時代には横浜Fマリノスとの対戦、中立地の富山県総ではあったものの、故・松田直樹氏の追悼試合が実現したりとか。
地方クラブにはあるまじきファン・サポーター数を誇る松本ですが、そういった、“華”のあるエピソードがあるからこそ、という部分も多分にあるのではないかと想像します。
それがファン・サポーターに深いクラブ愛を生み、更なるチーム強化につながり、J1へ駆け上がるという確たる実績を残した、とも言えるのではないかと。
カターレには、ありません。そういった語り継がれるような華のあるエピソードが。
ならばこそ。
今回のこの鹿島戦は、千載一遇のチャンスと言えます。
望んだからといっておいそれと得られるわけではないシチュエーション、逃すわけにはいきません。
失うものは無い一方で、得られるのは単なる1勝どころではない、まさに歴史的勝利。だったら、なりふり構わず狙っていくよりほかないでしょう。

もちろん、机上の空論、妄想の類で終わらせてはならないものの・・・やはり、現実は厳しいものがあります。
とりあえず。
なにはなくとも、リーグ戦のみならず天皇杯にまで引きずってしまっている自縄自縛サッカーをやめないことには、勝利の可能性はゼロと断言できます。
決めるべきシチュエーションで決められないとか、シュートに行くべき場面で誰かにパスして責任逃れとか、推進力の感じられないパス回しとか。
そうやって自分たちで自分たちのリズムを崩してミスを誘発しているようでは・・・そんなミスを、名だたる強豪・鹿島が見逃してくれるはずがありません。
自分たちのサッカーを貫く、という信念が無くて勝利はありませんが、それはミスを恐れたり責任を逃れたりしているうちは実現不可能。
そういった部分を超越して、相手にガムシャラに食らいついていく気概を見せること。それがすなわち自分たちのサッカーを貫くということにもつながっていくはず。

ジャイアントキリングの達成要件のひとつに、「GKが当たっていること」があります。
県選手権決勝で富山新庄クラブのGKの奮闘ぶりに手を焼かされたように。今度は、カターレ富山の正GKであるところの永井が、その力でもって鹿島を封じなければ。
先の新潟医療福祉大学戦でも危ないシーンをこらえて零封してみせた。もちろん攻撃の厳しさは比較にならないでしょうが、しっかり頑張ることが結果につながるという意味合いにおいては同じことでしょう。もしPK戦に突入したとして。それは、去年の県選手権決勝で敗れてしまったときのリベンジを果たすチャンスという見方もできます。正GKとしてのプライドを、あらんかぎりぶつけてほしいです。
勝利のために得点が必要なのは言うまでもなく。数少ない鹿島との前回対戦の経験者・苔口にかかる期待は大きいです。
J1経験者そのものが希少なカターレではありますが、フィールドプレーヤー中最多出場の苔口。いまやすっかりカターレの顔ではありますが、格上クラブのレベルの差、怖さというものは、刻み込まれていることかと。ピッチに立ちプレーするなかにあって、それらが思い起こされるのに時間はかからないのではないでしょうか。
だからこそ。それに打ち克ち、向かっていく姿勢というものを、仲間たちに伝えねばなりません。
先制されながらも追いつき、延長まで全力を尽くしてプレーしながら、それでも及ばなかった前回対戦。
5年ぶりの再戦。ジャイアントキリングの達成で、大方の予想を覆してやるために。
難敵であることは火を見るよりも明らか。だからこそ、立ち向かわねばならない―――その覚悟を、プレーで、そして得点で示してほしい。そう願います。

直前に金崎 夢生選手の監督不敬問題からくる代表落選があったり、石井監督の休養があったりと、ここ最近バタバタしていた鹿島。監督の復帰戦となるこの天皇杯2回戦、それらのムードを払拭すべく、勝利に向けて気合を入れてくることかと。
しかし。それらは、あくまで相手方の問題であって、チャレンジャーたるカターレの挑む姿勢には関係のないこと。
なんなら、ジャイアントキリングで追い打ちをかけてやろうか?くらいの気構えで。
もちろん、勝つのは容易ではなく。可能性で言えば負ける可能性のほうが圧倒的でしょう。チームワースト記録の5失点を更新してしまう可能性も決して低くない。
しかし、それでも。
この試合で何を成すのか。
どんな結果になろうとも、得られるプラスの経験を再開されるリーグ戦へとフィードバックしていくためにも。
「鹿島相手にもやれた自分たちならば、リーグ戦で恐れることなどない」という自信が得られる、そんな試合にしなければ。

合言葉は、『ジャイ“アントラーズ”キリング』!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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