北九州戦の勝利からわずかに中2日。余韻に浸る間もなく迎える天皇杯2回戦、東京は味の素フィールド西が丘にて、東京ヴェルディと対戦します。
前の試合から中2日、この2回戦を経て、次の試合までもまた中2日。リーグ戦のほうはいずれもホームで、6月唯一のアウェイ戦がこの試合。強行スケジュールのなかにあって、移動距離としてはマシな部類なだけ良しとすべきでしょうか。
とはいえ。
たしかに、スケジュール的にはきついものがありますが、それでも。当然と言えば当然のことながら、先の1回戦でおこしやす京都を撃破して2回戦に進出したからこそ、試合に臨めるのであって。
京都府代表を破った富山県代表として。そして、6チームが2回戦に進出したJ3クラブのうちのひとつとして。プライドを持って挑まねばなりません。
格上相手には敗戦やむなしとか、カップ戦ではなくリーグ戦のほうを重要視すべきとか、いろいろな意見もあります。
けれども。思い出してみれば、1回戦、その前の県選手権決勝はリーグ戦に関係ないから勝っても負けても良かったか?と言えば、そんなことはなかったでしょう。
それでなくとも、新監督となってまだたったの1カ月。むしろ、逆にリーグ戦に影響せずに真剣勝負の場で力を試せる場、と考えたなら、それを活かさない手はありません。
慎重に起用選手の見極めをしなければならない一方で、やはり、勝ちにこだわった戦いが出来なければ、意義も半減というところでしょう。
公式戦5連勝をかけた試合。もちろん、狙っていかねば。
かつては同リーグの対戦相手であったものの、カターレの降格によって格上の相手となった東京ヴェルディ。対戦は4年ぶり、つまりは前回のW杯イヤー以来というのだから、時の流れの無常を感じます。
前回対戦は2014年の9月。シーズンを通してたったの2回しかアウェイで勝てなかった年ですが、その初勝利のときでした。
当時、ヴェルディの監督が交代したばかりというタイミングでの勝利でした。そのことを思えば、いかなぶっちぎり最下位に敗れたとて、酌量の余地もあったかもしれません。
月日は流れて、今回の対戦。
なんの因果か、今度はカターレの側が監督交代から日が浅い、というタイミングでの対戦となります。
しかし、勝敗まで逆転してあげる必要などない。カターレの側がチャレンジャーであるところは同じ。ならば、今回もかつことで“連勝”を果たさねば。
今シーズン、開幕から10戦連続負けなしと素晴らしい滑り出しを見せたヴェルディですが、途中から失速。最近は6戦連続勝ちなしと厳しい状況に置かれているようで。
スタートダッシュに失敗、連敗を重ねた末に最下位にまで落ち込み、ついには監督交代に至ったカターレ。それでも最近は持ち直して公式戦4連勝中。
なんとも、対照的な状況で迎えることとなる、この2回戦。
地力だけで言えば“格上”たるヴェルディのほうがまさっているであろうことは想像に難くありませんが、それでも。
そういった最近の状況に加えて、どちらのチームにとっても前の試合から中2日という条件は同じ。週末にはまた、それぞれリーグ戦が控えています。
そうすると、どちらも主力はリーグ戦に温存、控え中心のメンバーで構成された布陣となるのではないかと予想されます。
“格下”たるカターレが付け入るスキがあるとするなら、そのあたりでしょうか。
もちろん、言うは易し、行うは難し。現に、1回戦のおこしやす京都戦では大きくメンバーを入れ替えて臨んだものの、アマチュアを相手にプロが後れを取るような事態に。
しかし、それでも勝ち切った。そして、その苦戦から学ぶことが出来た。その経験をこの2回戦に活かせるというのは、なにげに強みではないかと考えます。
1回戦に出場したメンバーは、勝ったとはいえ納得などしていないでしょう。その至らなさに対するくやしさ、やるせなさをふまえて、今度こそ!とリベンジを期して臨むことができる。
対して、ヴェルディの側はJ2クラブということで、天皇杯はこの2回戦が初戦。その初戦で、格下のJ3クラブからの挑戦を受けることとなります。
実力差はもちろんあるであろうなかにあって。1回戦を経ての2回戦であるカターレに対し、2回戦ぶっつけ本番のヴェルディ。
控えメンバーが力を発揮する場として、そのモチベーションの差というものが前面に押し出された展開となったとき。
勝機を見出すにあたり、勝率がわずかでも上がるならば。そこにしかと注力し、勝利へと邁進せねばなりません。
ヴェルディより期限付き移籍している太田が出場できないのは確定として。1回戦のメンバーを踏襲したかたちになるとは思いますが、中2日で次のYS横浜戦も控えていることを踏まえても、なかなか出場メンバーは予想しづらいところはありますが。
北九州戦で途中出場ながらゴールを決めて勝利に貢献した陽次が、フル出場メンバーよりは疲労も少ないし、出場するのではないかと予想しています。
FC東京U18出身の彼にとって、西が丘は馴染み深いグラウンド。思い入れもいろいろあるのではないかと。
鳥取戦での2アシスト、そして北九州戦での今季初ゴール。そういった手ごたえを確かなものとしていくためにも、きっと勝利に向けて果敢にプレーしてくれることと信じます。
ここのところ1試合おきにカップ戦とリーグ戦が続いていますが、出来たこと、出来なかったことを含めて、チームの確かな前進を感じます。
この2回戦を経て、さらに加速していけるように。出場選手には、全力をもって戦ってほしいと願います。
2カ月と少し前、同じ西が丘にて。
前田 遼一、米本 拓司、大久保 択生といったU23チームで出るのは反則だろ!というような選手たちを擁した“格上”FC東京U23に0-3と惨敗を喫したのでした。
今シーズン2度目となる、同会場での公式戦。あるいは、その嫌なイメージも無きにしも非ずかもしれません。
けれど。
逆に言えば、だからこそのチャンスでもあり。
J2のヴェルディは、確かに格上。しかし、J2昇格をクラブの必達目標に掲げている以上、格下だから後れを取っても仕方ない、などとは言っていられないわけで。
クラブ設立から10年。これまで、格下に敗れてしまったことはあっても、格上を撃破したことは1度も無いカターレ。
だったら、ここいらで、そのこれまでの常識を破壊してやろうじゃないかと。
同じ西が丘でも、格上にガッツリ敗れてしまった前回とは違う。監督交代を経て新たに生まれ変わったカターレが、同じ会場で格上撃破をやってのけようじゃないかと。
そんな試合を、ただ参加することに意義がある、にとどめたりなどしては、もったいないどころの話ではない。
もちろん、たやすいことではないけれど。それでも、勝つ。勝って、新生カターレは伊達ではないというところを、勝利という結果で見せつけねば。
困難であるからこそ、乗り越えろ!
勝って、さらに高みへ!!!
勝たれ!!!富山!!!!!
前の試合から中2日、この2回戦を経て、次の試合までもまた中2日。リーグ戦のほうはいずれもホームで、6月唯一のアウェイ戦がこの試合。強行スケジュールのなかにあって、移動距離としてはマシな部類なだけ良しとすべきでしょうか。
とはいえ。
たしかに、スケジュール的にはきついものがありますが、それでも。当然と言えば当然のことながら、先の1回戦でおこしやす京都を撃破して2回戦に進出したからこそ、試合に臨めるのであって。
京都府代表を破った富山県代表として。そして、6チームが2回戦に進出したJ3クラブのうちのひとつとして。プライドを持って挑まねばなりません。
格上相手には敗戦やむなしとか、カップ戦ではなくリーグ戦のほうを重要視すべきとか、いろいろな意見もあります。
けれども。思い出してみれば、1回戦、その前の県選手権決勝はリーグ戦に関係ないから勝っても負けても良かったか?と言えば、そんなことはなかったでしょう。
それでなくとも、新監督となってまだたったの1カ月。むしろ、逆にリーグ戦に影響せずに真剣勝負の場で力を試せる場、と考えたなら、それを活かさない手はありません。
慎重に起用選手の見極めをしなければならない一方で、やはり、勝ちにこだわった戦いが出来なければ、意義も半減というところでしょう。
公式戦5連勝をかけた試合。もちろん、狙っていかねば。
かつては同リーグの対戦相手であったものの、カターレの降格によって格上の相手となった東京ヴェルディ。対戦は4年ぶり、つまりは前回のW杯イヤー以来というのだから、時の流れの無常を感じます。
前回対戦は2014年の9月。シーズンを通してたったの2回しかアウェイで勝てなかった年ですが、その初勝利のときでした。
当時、ヴェルディの監督が交代したばかりというタイミングでの勝利でした。そのことを思えば、いかなぶっちぎり最下位に敗れたとて、酌量の余地もあったかもしれません。
月日は流れて、今回の対戦。
なんの因果か、今度はカターレの側が監督交代から日が浅い、というタイミングでの対戦となります。
しかし、勝敗まで逆転してあげる必要などない。カターレの側がチャレンジャーであるところは同じ。ならば、今回もかつことで“連勝”を果たさねば。
今シーズン、開幕から10戦連続負けなしと素晴らしい滑り出しを見せたヴェルディですが、途中から失速。最近は6戦連続勝ちなしと厳しい状況に置かれているようで。
スタートダッシュに失敗、連敗を重ねた末に最下位にまで落ち込み、ついには監督交代に至ったカターレ。それでも最近は持ち直して公式戦4連勝中。
なんとも、対照的な状況で迎えることとなる、この2回戦。
地力だけで言えば“格上”たるヴェルディのほうがまさっているであろうことは想像に難くありませんが、それでも。
そういった最近の状況に加えて、どちらのチームにとっても前の試合から中2日という条件は同じ。週末にはまた、それぞれリーグ戦が控えています。
そうすると、どちらも主力はリーグ戦に温存、控え中心のメンバーで構成された布陣となるのではないかと予想されます。
“格下”たるカターレが付け入るスキがあるとするなら、そのあたりでしょうか。
もちろん、言うは易し、行うは難し。現に、1回戦のおこしやす京都戦では大きくメンバーを入れ替えて臨んだものの、アマチュアを相手にプロが後れを取るような事態に。
しかし、それでも勝ち切った。そして、その苦戦から学ぶことが出来た。その経験をこの2回戦に活かせるというのは、なにげに強みではないかと考えます。
1回戦に出場したメンバーは、勝ったとはいえ納得などしていないでしょう。その至らなさに対するくやしさ、やるせなさをふまえて、今度こそ!とリベンジを期して臨むことができる。
対して、ヴェルディの側はJ2クラブということで、天皇杯はこの2回戦が初戦。その初戦で、格下のJ3クラブからの挑戦を受けることとなります。
実力差はもちろんあるであろうなかにあって。1回戦を経ての2回戦であるカターレに対し、2回戦ぶっつけ本番のヴェルディ。
控えメンバーが力を発揮する場として、そのモチベーションの差というものが前面に押し出された展開となったとき。
勝機を見出すにあたり、勝率がわずかでも上がるならば。そこにしかと注力し、勝利へと邁進せねばなりません。
ヴェルディより期限付き移籍している太田が出場できないのは確定として。1回戦のメンバーを踏襲したかたちになるとは思いますが、中2日で次のYS横浜戦も控えていることを踏まえても、なかなか出場メンバーは予想しづらいところはありますが。
北九州戦で途中出場ながらゴールを決めて勝利に貢献した陽次が、フル出場メンバーよりは疲労も少ないし、出場するのではないかと予想しています。
FC東京U18出身の彼にとって、西が丘は馴染み深いグラウンド。思い入れもいろいろあるのではないかと。
鳥取戦での2アシスト、そして北九州戦での今季初ゴール。そういった手ごたえを確かなものとしていくためにも、きっと勝利に向けて果敢にプレーしてくれることと信じます。
ここのところ1試合おきにカップ戦とリーグ戦が続いていますが、出来たこと、出来なかったことを含めて、チームの確かな前進を感じます。
この2回戦を経て、さらに加速していけるように。出場選手には、全力をもって戦ってほしいと願います。
2カ月と少し前、同じ西が丘にて。
前田 遼一、米本 拓司、大久保 択生といったU23チームで出るのは反則だろ!というような選手たちを擁した“格上”FC東京U23に0-3と惨敗を喫したのでした。
今シーズン2度目となる、同会場での公式戦。あるいは、その嫌なイメージも無きにしも非ずかもしれません。
けれど。
逆に言えば、だからこそのチャンスでもあり。
J2のヴェルディは、確かに格上。しかし、J2昇格をクラブの必達目標に掲げている以上、格下だから後れを取っても仕方ない、などとは言っていられないわけで。
クラブ設立から10年。これまで、格下に敗れてしまったことはあっても、格上を撃破したことは1度も無いカターレ。
だったら、ここいらで、そのこれまでの常識を破壊してやろうじゃないかと。
同じ西が丘でも、格上にガッツリ敗れてしまった前回とは違う。監督交代を経て新たに生まれ変わったカターレが、同じ会場で格上撃破をやってのけようじゃないかと。
そんな試合を、ただ参加することに意義がある、にとどめたりなどしては、もったいないどころの話ではない。
もちろん、たやすいことではないけれど。それでも、勝つ。勝って、新生カターレは伊達ではないというところを、勝利という結果で見せつけねば。
困難であるからこそ、乗り越えろ!
勝って、さらに高みへ!!!
勝たれ!!!富山!!!!!