年神様を呼ぶ道しるべとなる門松。今年も掛川市内の21ヶ所ほどを見て回り、先に画像でご紹介したところですが、その形などを検証(まとめ)してみました。
◎ その一つは土台竹を割り、それを周囲を竹で巻いた形でした。〈全5ケ所)
青竹を割り周囲を縄だでまとめて巻いてありました。
その他の16ヶ所は菰巻でした。↑
◎ つぎに竹の切り口です。4種類が見られました。
竹を斜めにカットしそのままの形と上部を平らに揃えた形の2種類がありました。形は”そぎ”と呼ぶそうです。↷
竹を斜めにストレートカットした形。
こちらはその上部を平らにカットした形です。
次は、竹の切り口にフシを入れた形です。笑い顔に見えるそうです。↷
中央に節を入れ切り口はストレートに。
こちらも中央に節を入れていますが、その節の上部を平らにカットしています。
(今回は見られませんでしたが。全国では、節の上部を平らにカットする”寸洞”と言う切り方もあるようです。)
◎ つぎは、竹を包む縄の蒔き方です。
縄は奇数で、下から七本巻き、五本巻き。三本巻きで三ヶ所を七五三の形でで結ぶのが一般的のようです。
結び目を梅結びと言って形をそろえるところもあるようです。
今回まわった内の19か所が七五三の形でした。
こちらの門松は一ヶ所のみ結んでいました。そのほかもう一ケ所は上から七五三の形になっていました(何かこだわりがあるのかも)。
今年もこの門松のおかげ(?)でしょうか。穏やかな年のスタートとなりました。