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「オーダーキャンセルの切手」って初めて聞く言葉ですね。
それは、本物の切手をPRの資料や、安い価格で購入できるよう、意図的にわざわざ使用済み切手(注文消=実際に使用されていませんから裏の糊もついています)として配布や販売される切手のことを言います。欧米ではよく発行されますが、日本ではわずか3件(昆虫シリーズと戦後50年メモリアル切手の一部および郵便切手の歩みシリーズの一部)が確認されています。
それぞれの切手の発行意図などは省略しますが、一般の使用済み切手と違って、収集のために入手することは未使用切手や使用済み切手と違いかなり難しくなります。
今日は、当時の郵政省(郵便局から)が、切手収集PRのために平成元年に昆虫切手全10種を「おもしろ切手帳」として発売した中に収められていた2種をご紹介します。
おもしろ切手帳の表紙。 その一部を開いたところ。
小画像は左の2種が一般的な使用済み切手。右の2種がオーダーキャンセル切手です。右の2種は発売時に切手の右下にあるように半円形の中に「JAPAN」と印刷され使用済み切手として販売されました。(切手のデザインは左が、ウスバツバメガ、右がベッコウチョウトンボです。)
ちなみに、この切手帳は昆虫切手10種の額面合計が600円でしたが、10種の切手が収まった状態で切手帳は200円で販売されました。
※ 次の機会に、3件のオーダーキャンセル切手のすべてをご紹介する予定です。
※ 小画像は、本日のタイトル文字をクリックすると拡大してご覧いただけます。
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