教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

新型インフル:30分で確定診断 都研究所が装置を開発

2009年10月02日 22時19分02秒 | 健康・病気

『30分で新型インフルエンザの確定診断ができる装置を、東京都臨床医学総合研究所が開発した。従来法では4~5時間かかっている。検査の迅速化で、適切な投薬や発症前治療が可能になるという。 検査はPCRと呼ばれる手法で、人の鼻やのどの粘膜から採取した微量のDNAを、温度の上げ下げで増幅させ、遺伝子のタイプを調べる。研究チームは、温度の上下の時間を省くため、55~95度の3種類の温度が設定された熱板上で検体を回転させるシステムを開発、短時間での増幅を実現した。 その結果、検体の採取から確定診断までを約30分で終了でき、毒性の強弱にかかわる遺伝子や治療薬への耐性の有無も判断可能になった。価格も既存の装置のほぼ半額で、大きさも半分になる。一般病院への設置も容易となり、外来患者や家族の診断への活用が期待されるという。 研究所の芝崎太プロジェクトリーダーは「来年のできる限り早い時期の発売にこぎつけたい」と話す 。』毎日新聞2009年10月2日 18時54分

従来のPCR法による遺伝子は、兵庫県立健康生活科学研究所の健康科学研究センターでは、約6時間で精度の高い結果が得られるため広く普及して来ましたが、それよりも早く30分で新型インフルエンザの確定診断が出来る装置を東京都臨床医学総合研究所が開発して、本当に良かったですね。新しい画期的な検査装置です。ウィルスの毒性の強弱にかかわる遺伝子や抗ウィルス剤への耐性の有無も判断可能になったそうで新型インフルエンザに感染していることが早く分かり、早期診断、早期治療に役立つのではないでしょうか。来年とは言わずに日も早く実用化して下さい。兵庫県立健康生活科学研究所の健康科学研究センターのホームページから、今現在行われている新型インフルエンザのPCR法という遺伝子検査法の資料を掲載させて頂きました。検査作業の様子の写真も新聞にも掲載されましたが、検体の前処理で舞う検査作業で健康科学研究センターの検査技師の皆さんがウイルスに感染する危険性の有る中マスク、手袋、ガウンを着用して安全キャビネット内で真剣に作業されている大変な状況も良く分かると思います。 ※新型インフルエンザの検査法の資料

『インフルエンザの検査には、主に2つの方法があります。1つ目は培養細胞や鶏卵でウイルスを増やして、抗インフルエンザ血清を用いて同定する方法(ウイルス分離法)です。2つ目は、ウイルス遺伝子をPCR法という方法で増やす遺伝子検査法です。この検査法は、ウイルス分離法と比べて約6時間という短時間で精度の高い結果が得られるため、広く普及してきています。
 当所では2009年5月からリアルタイムPCR法を用いた遺伝子検査法により新型インフルエンザの検査を行っていますので、その検査の流れについて簡単に紹介します。

1、 検体の受付・前処理
 医療機関で採取された検体(患者の鼻腔や咽頭を拭ってウイルス保存培地に浸した綿棒)の患者名や検体数等を確認して検体番号を記入します。検体の一部をウイルス遺伝子(RNA)抽出用の溶液と混合し、残りの検体は再検査用として-80℃で保存します。
 ここまでの作業は、ウイルスに感染する危険が伴いますので、マスク、手袋、ガウンを着用して安全キャビネット内で慎重に行います。

2、 ウイルスRNAの抽出

ウイルスRNA抽出用の市販の試薬キットを用いて検体に含まれるウイルスRNAを抽出します。

3、 リアルタイムPCR法

 「インフルエンザA型」遺伝子と「新型インフルエンザのH1亜型」遺伝子を2種類検出するため、それぞれの遺伝子に特異的な2種類のプライマーセットおよびプローブを使用します。プライマーセット、プローブ、その他のリアルタイムPCR用試薬と検体のRNA抽出液を加え、リアルタイムPCR装置で遺伝子の増幅を測定します。

4、 結果の判定

 検査の結果は、両方の遺伝子が検出された場合、新型インフルエンザ陽性と判定します。インフルエンザA型遺伝子のみが検出された場合は、季節性のインフルエンザの可能性があると判断して、必要に応じてA香港型、Aソ連型のPCR検査を行います。

兵庫県は、県民生活の安全・安心に関わる諸問題への一元的対応を図るため、旧県立健康環境科学研究センターの衛生部門と県立生活科学総合センターを統合し、平成21年4月に『県立健康生活科学研究所』を設置しました。
 『県立健康生活科学研究所』には、内部組織として健康科学研究センターと生活科学総合センターがあり、各機能の専門性を発揮すると共に、把握した問題や情報の分析・提供など総合に連携し、総合的な対応を図ります。
 当健康科学研究センターは、3部2課からなり、新型インフルエンザ、食品や医薬品による健康被害等の危機管理に対応するため、健康福祉事務所等と連携しながら、危機管理に直接関わる調査研究・試験分析業務を実施しています。 』兵庫県立健康生活科学研究所のホームページより引用。

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<全国学力テスト>結果、鳥取県に地裁が開示命令 全国初

2009年10月02日 17時27分19秒 | 受験・学校

『 国が実施する全国学力テスト(07年度)の市町村別と学校別の平均正答率を非開示とした鳥取県の決定は当時の県情報公開条例に違反するとして、市民オンブズ鳥取(代表・高橋敬幸<ひろゆき>弁護士)が決定取り消しを求めた訴訟の判決が2日、鳥取地裁であった。朝日貴浩裁判長は請求を認め、県に開示を命じた。学力テスト結果の開示を命じた判決は全国で初めて。同条例は提訴直後の08年12月に改正され、09年度分からは市町村別、学校別データも開示されている。 同県は、県教委が02~06年度に独自の学力調査を行った際、「個人成績が特定されかねない10人以下の学級のデータを除いて開示」という趣旨の規定を同条例に盛り込んだ。条例は学力調査全般を開示対象としたが、「国などの事業の遂行に支障をおよぼすおそれ」がある場合は非開示と規定していた。 県は、市町村教委が開示に強く反対しているとした上で、「開示によって教育現場に過度な競争が生じ、参加しない自治体が出ると、学力テスト遂行に支障が出る」と主張。 これに対し、オンブズは「開かれた県政に資するという条例の目的などに照らし、非開示規定の解釈は厳格でなければならない」と指摘。「県の学力調査で市町村別結果が公表されたが、苦情や学校の序列化は生じておらず、学力テスト結果を非開示とする条例解釈は誤り」としていた。 文部科学省は学力テスト実施要領で市町村や学校別の結果を公表しないよう求めているが、強制力はなく、鳥取以外に秋田県や大阪府も市町村別データなどを開示している。 』 10月2日13時23分配信 毎日新聞

全国学力テストの開示問題を度売るか真剣に考える時期に来ているのではないでしょうか。今後全国学力テストの開示を巡って裁判が起こる可能性も有ります。文部科学省も全国学力テストの開示問題を如何するのかはっきりと指針を時が来ているのでは有りませんか。全国学力テストの開示問題、学校の序列化と学校間や地域の過度な競争を産むから開示しないと言う従来の考え方だけでは問題の解決にもならないし、保護者も納得しないと思います。全国学力テストの開示問題を各都道府県教育委員会と各市町村教育委員会、各小学校、中学校校長会、一番忘れては為らないのが教育現場で子供達の教育に直接携わっているに学校の先生方の意見や考えを聞き、保護者とも十分話し合う場を設け、学力テストを受けた子供達の目線に立って如何するのか皆さん方の意見や声を取り入れて良い方法を見出すべき時期に来ているのでは有りませんか。大人の賛成、反対論だけで、子供達の思いや考えが無視されては為らないと思います。誰の為に国家の巨費を投じて、全国学力テストを実施しているのか分からないと思います。真の民主主義教育とは、皆さんで納得の行くまで十分議論し、皆さんのあらゆる意見を尊重し、納得出来る結論へと導くべきでは有りませんか。各都道府県の考えや方針が一律でなくても違っていても良いでは有りませんか。各府県各県の独自性や自主性が有っても良いと思いますが。全国学力テストを受けた子供達のことも考えて、みんなの意見や考えを聞き、反映して全国学力テストの開示は如何するかを結論付けて欲しいと思います。全国学力テストの開示問題は各地方自治体の長の意見や考えだけではなく、みんなの声を意見を取り入れ、納得の行く方向付けが今迫られていると言えます。

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日本人研究者が獲得=ふんで生ごみ減量-イグ・ノーベル賞

2009年10月02日 15時18分51秒 | 受験・学校

『奇想天外で人をうならせる研究を表彰するイグ・ノーベル賞の授賞式が1日、米マサチューセッツ州のハーバード大で行われ、パンダのふんから取り出した菌を使って生ごみの大幅な減量に成功した田口文章北里大名誉教授が「生物学賞」を受賞した。日本人が賞を獲得するのは3年連続。 米メディアによると、田口氏はパンダのふんの中に分解能力の高い菌がいることを発見。家庭生ゴミの90%以上を水と二酸化炭素に分解する技術を確立した。田口氏は中国人研究者2人と共に受賞。 イグ・ノーベル賞は10部門で構成。思わず笑ってしまう要素も持ちながら、科学や医学に対する興味をそそる秀逸な研究に対し、1991年から賞を贈っている。 』時事通信

『イグノーベル賞 (Ig Nobel Prize) とは、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞である。ノーベル賞パロディ的な賞で、1991年に創設された。イグノーベルの名は、「ノーベル賞」に反語的な意味合いの接頭辞を加えたもじりであると共に、「卑劣な、あさましい」を意味する"ignoble"と掛けている。』 フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)より引用。
田口文章北里大学名誉教授が「生物学賞」を受賞されましたが、パンダのふんの中にいる菌で家庭生ゴミの90%以上を水と二酸化炭素に分解する技術を確立されたことは、日常生活に役立つ素晴らしい研究と思います。生ゴミは臭くて、腐ると細菌が増えガスも発生しますし、夏場は衛生上の問題が生じると思います。生ゴミ回収車で回収後の生ゴミをゴミ焼却場で焼却しないで済む時代が来るかも分かりません。バンダふんは、中華人民共和国中国では容易に手に入るので実用化出来るのではないでしょうか。中国は、人口も日本より多いので、生ゴミの量も日本よりも桁外れに多いのでは無いでしょうか。
生ゴミが、安全な水と二酸化炭素に分解されれば、生ゴミの再利用と家庭生ゴミによる環境汚染を防げ、自然環境も守れますし、地球環境保護にも役立つ研究と思います。中国の2人の研究者との共同研究で、生ゴミの共同研究を通じて日中の交流の輪も広がったと思います。
 

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